(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月4日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  221 3/4-21 1/4  223  219 3/4  220 3/4  -2 1/2  139920  -7210 
99 SEP  227  228 1/4  224 3/4  225 3/4  -2 1/4  44193  +958 
99 DEC  235 3/4-36  236 3/4  234  234 1/2  -2  119363  +341 
00 MAR  244 3/4  245 3/4  243  243 3/4  -1 3/4  17493  +166 
00 MAY  249 1/4  250  247 3/4  248  -2  2252  +240 
00 JUL  253 1/2  253 3/4  251 1/4  252 1/4  -2  4437  -15 
            331399  -5462 

 

大豆       --- ほぼ変らずの寄付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  464 1/2-465  468 3/4  463 1/2  464 1/2  -1  74541  -25 
99 AUG  467 1/2-467  471  466 1/4  466 3/4  -3/4  22460  -610 
99 SEP  469 1/4-469  472 3/4  467 3/4  468  -1 1/4  10738  +205 
99 NOV  475 3/4-475  479  474  475 1/4  -1/2  52302  +79 
00 JAN  485  488  484 1/2  484 1/2  -1 1/2  4222  -46 
00 MAR  494  496  492 1/2  492 1/2  -1 1/2  1140  -34 
            167323  -330 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13480  +10  JUL  1716  -17  JUL  256 3/4  -4 1/4  121.60-122.45 
AUG  13520  +30  AUG  1733  -17  SEP  268 1/4  -3 3/4   
SEP  13600  +50  SEP  1749  -16  DEC  282 3/4  -4 3/4   
OCT  13670  +20  OCT  1760  -20  MAR  295  -3 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

小麦の下落に追随。農家売りも軟調を後押し。

週間輸出成約はコーンが予想を大きく上回り、大豆が予想の下限。しかし、市場の注目は天候と小麦の動きにより集まった。ホット・ドライと言われていた来週の天候がウェットに変わったことが今朝の輸出成約の影響を無視させ、取引開始からコーン・大豆ともに軟調展開を演出した。昨日の相場に刺激された農家の売りが継続、終日相場の頭を押さえる要因となった。ファンドは本日はその方向性を固めず、売り買い両サイドに注文が見られた。そのうち、朝方高値を維持していた小麦が昨日までの行き過ぎ感から値を崩し始め、それがコーン・大豆に波及、安値引けとさせた。来週の天候パターンによって強くも弱くもなりそうな相場展開が、トレーダーの消極的にさせ、取引量が限られた。 

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの買い、大豆1,000コントラクトの売りと見られる。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 昨日は西部ベルトに20%の範囲で降雨があった。今後5日間も同様の降雨が続いて見られる予想。大豆の作付けに若干の遅れが見られるが大きな問題にはならない。東部ベルトも来週散発的な降雨が見られる。土壌水分に問題はみられない。

デルタ地区 今後5日間は散発的な雨が所々に降る程度。若干の作付け遅れはあるかもしれないが問題は見られないであろう。今後も平均的な降雨が必要。 

 

NWS6-10日天気予報(6月10〜6月14日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(70)  A(0.78/2) 
東部コーンベルト  A(72)  N/B(0.67/2) 
デルタ  N(79)  N/A(0.58/1) 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,368.4  139.2  42,727.2  32,580.3  7,972.4  487.7 
大豆  250.8  0.5  20,824.4  23,516.5  2,022.8  186.5 
小麦  -108.3  385.5  26,515.8  28,102.5  1,159.4  2,012.0 
大豆粕  55.8  10.8  5,204.1  8,043.8  944.7  86.2 
大豆油  5.7  0.0  784.2  1,146.6  77.2  0.4 

コーンは予想以上、大豆は予想レンジ内。 

2) 週間輸出高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  929.5  1,265.4  34,754.8  27,038.9  46,360 
大豆  211.3  339.0  18,801.6  22,330.0  20,960 
小麦  450.1  446.3  25,356.4  27,308.0  28,580 
大豆粕  115.4  98.9  4,259.4  6,774.2  6,170 
大豆油  8.7  12.0  707.0  1,041.7  1,110 

 

3)NOPA週間搾油高(単位:千ブッシェル、大豆粕輸出量はトン) 

 

  今週  先週  昨年同期 
搾油量  27,645  27,845  27,260 
搾油量(OCT01'98〜)  1,068,612  1,040,967  1,106,571 
大豆粕輸出  82,486  94,949  80,886 

ニュートラル。 

 

4)コミットメントオブトレーダーズ報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  5月25日現在  5月18日現在 
とうもろこし  27,120 SHORT  26,323 SHORT 
大豆  18,046 SHORT  18,398 SHORT 
大豆粕  6,426 SHORT  3,747 SHORT 
大豆油  27,527 SHORT  29,158 SHORT 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

来週中の修正安を予想。 

小麦の上げ過ぎが早くも相場に浸透し始めている。目先のみを捉えて上げすぎたシカゴ小麦は収穫の進展と共に、再び約定安値を更新する動きを目指すと思われる。天候以外に材料難となっているコーン相場はそれに追随する動きが予想できる。天候は依然最大要因であるが、本格的に天候でラリーを見せるには少し早すぎる。もう一つの要因であるファンドのショートカバーに天候などのきっかけで再度火がつく可能性は十分あるが、本日の動きのようにパニックが収まった時の修正安や小麦のリードに期待ができる。中西部の天候がウェット・ホットで推移すれば、そのショートカバーも集中的なものではなくなり、より小麦の影響を受けやすくなり、修正は早く進む。 

しかし、高値修正が行われ買い場を来週見るとしても、昨日のラリーによってその値頃は上げられている。短期の買いのターゲットとして約定安値レベルを狙うのは行き過ぎと見ている。 ( f ) 

 

(大豆) 

中期的には下落を予想。 

来週東部ベルトに移動してくる高気圧の影響を過剰に先取りした今週の相場であったが、強い流れを維持できずに週末を迎えた事は相場が冷静さを取り戻した証拠と受け止めている。 

引け後に発表されたコミットメントオブトレーダーズにてまだ大きなファンドのショートが確認されたが今週のショートカバーにより現在のネットショートは15,000コントラクト程度まで減少していると考えられる。もはやファンドも慌ててショートカバーに走る必要のない程度のポジションとなっている。 

今週上げの主役であった小麦も安値引けしており来週は安値からのスタートとなるのではないか。もちろん月曜日の天候が一番の材料になるが、今の土壌水分を考えるに余程の気温上昇でもみられない限り問題はない。 

来週、再来週は安値を再度トライする展開を予想している。(N)