(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月7日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  223 1/4-24  226 1/2  222 1/4  222 1/2  +1 3/4  136283  -3637 
99 SEP  229-28 3/4  231 1/2  228  228  +2 1/4  45102  +909 
99 DEC  237 3/4-38  240 1/2  236 1/4  236 1/2  +2  118315  -1048 
00 MAR  246 1/4-47  249 1/4  245 3/4  245 3/4  +2  17624  +131 
00 MAY  250 1/2-50 3/4  253  249 3/4  249 3/4  +1 3/4  2264  +12 
00 JUL  254 1/4  257  254  254  +1 3/4  4455  +18 
            327775  -3624 

 

大豆       --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  470-72  474  468  468 1/4  +3 3/4  71972  -569 
99 AUG  473-72 1/2  476  470  470 1/2  +3 3/4  23511  +1051 
99 SEP  475-76 1/2  478 3/4  473  473  +5  10937  +199 
99 NOV  483-82  485  480  480 1/2  +5 1/4  52157  -145 
00 JAN  492 1/2-93  494 1/2  490 1/4  491  +6 1/2  4239  +17 
00 MAR  500  502  498  499  +6 1/2  1139  -1 
            168033  +710 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13560  +80  JUL  1723  +7  JUL  257 3/4  +1  120.75-121.30 
AUG  13630  +110  AUG  1740  +7  SEP  269 1/2  +1 1/4   
SEP  13700  +100  SEP  1756  +7  DEC  284 1/2  +1 3/4   
OCT  13800  +130  OCT  1768  +8  MAR  296 1/4  +1 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

天候をきっかけに大幅上げるも、後半値を削る。

「今週から来週にかけての東部コーンベルトが、華氏90度を超す季節はずれの高気温になる。」との予報が、すでに昨晩のナイトセッションから相場に影響を与えており、デイセッションも寄りつきからその流れを続けた。「高い気温の上、雨がなければクロップに負担がかかる可能性がある。」という心配が、かねてから自らの売り越しポジションに及び腰になっていたファンドの買い戻し意欲を刺激した。序盤の一時間に、大量買いが集中。 

この上げを見た農家は黙っておらず、すぐさま売りを投入。そのうち、今週後半には東部ベルトで適当な雨があり、土壌水分を理想的に保つとの予報が多くなり、ファンドの買いも減退、相場はその勢いを失った。中盤には閑散となり、相場は行き場を探す展開に変わる。 

引け間際になると、ファンドのオーダーが影を潜め、序盤に買い上がった小口投機家の手仕舞いや継続する農家売りのため、相場は大きく値を削ったが、コーン・大豆とも高値引けを維持した。 

本日のファンドの動きはコーンがネット11,000コントラクトの買い、大豆は3,000コントラクトの買いと見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 週末の降雨で西部ベルトの一部に大豆の作付け遅れが見られるが今後数日間は晴天に恵まれ作付けはほぼ終了する見込み。東部ベルトも今週はホット&ドライな天候により土壌水分が低下するが来週には次の降雨システムが予想されており、ストレスは起こらないであろう。

デルタ地区 週末の降雨で一部に作付け遅れがみられるもの他の地域には恵みの雨となった。今週末から来週にかけ次の降雨が予想されており土壌水分に問題は見られない。 

 

NWS6-10日天気予報(6月13〜6月17日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(70)  N/A(0.78/2) 
東部コーンベルト  A/N(72)  B(0.67/2) 
デルタ  N/B(79)  N(0.58/1) 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(6月1日の週:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  36,932  30-40 
大豆  6,925  6-12 
小麦  21,870  22-28 

 

2)進捗率・作柄 

 

作付け進捗率  6/6現在  先週  昨年  平均 
大豆  84%  71%  85%  71% 
マイロ  58%  44%  75%  66% 

 

発芽率  6/6現在  先週  昨年  平均 
コーン  92%  80%  94%  NA 
大豆  62%  37%  69%  NA 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  1%  3%  20%  57%  19%  107.7  107.0  106.3 
大豆  1%  3%  26%  57%  13%  104.5  NA  104.5 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  5/25現在  5/18現在 
とうもろこし  60,535 コントラクト ショート  58,344 コントラクト ショート 
大豆  28,955 コントラクト ショート  28,196 コントラクト ショート 
大豆粕  15,771 コントラクト ショート  10,562 コントラクト ショート 
大豆油  23,456 コントラクト ショート  23,864 コントラクト ショート 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

修正下げでの買いを勧める。 

週末の天気予報に動揺したファンドは、昨晩のナイトセッションでかなり買い注文を入れる。ナイトセッションで買うことができなかったオーダーが大量に残り、買いきれなかった不安がもっと多い注文量を呼びデイセッションにぶつけられる。しかし、本日になって様々な予報を見てみると、「意外に雨も降るらしい。」となり、急だった姿勢を変更した時には、すでに1万コントラクト以上を買っていた。というのが、昨日からのファンドのドタバタ劇である。 

おかげでファンドのコーン売り越しポジション(オプション除く)は5,000コントラクトを切り、ほとんどニュートラルに近いところまで減った。ファンドが今までのような動揺買いを起こすには少々不足する数字だ。おまけに、クロップコンディションが先週比アップし、昨年の指数をも上回った。今週雨も予報されている以上、ここ数日の上げに対する修正安を予想する。しかしながら、6月中に大きな下げは期待していない。すでに天候相場に入り込んでおり、通常6月中にそれぞれの天気予報家の受粉期に対する意見が一本化されることは望めない。つまり、どこかには天候懸念材料は残るわけであり、今月中に約定安値近くまで進むことは考えにくい。あくまで、修正安段階の買いを勧める。ターゲットは7月限で218〜219。 ( F ) 

 

(大豆) 

中長期的には下落を予想。 

先週に続き気温の上昇懸念から大きく買われるも本日の安値圏にて引けており、そんなに上げに対する警戒はしていない。大豆のみならず大豆粕、小麦と安値引けしておりマーケットには失望感がある。明日先週金曜日の引けレベルより下げるようだと再度先週の安値トライする可能性もあるのではないか。今日の午後からの下げは今後10日間の天気予報が穀物の生育には理想的であると認識した証だと了解している。 

ただ引け後に発表されたコミットメントオブトレーダーズにおいて予想以上のファンドのショートが確認されている点が要注意。この6月中旬は夏場の天候を先取りしてラリーをもたらす事が過去に何度か見られており、天気予報のちょっとした変化がファンドのショートカバーのきっかけになりかねない。 

引け後に発表された作付け進捗は予想通り84%と順調であり、コンディションも昨年と同様の104.50というINDEXになっており順調な生育を表している。またとうもろこしのコンディションにおいて生育の遅れ気味であった西部コーンベルトの数字が改善しておりこれも間接的に大豆には弱い材料と見ている。本日の高値では農家売りも多く見られており相場のトレンドは変っていないと見ているが、ファンドのショートが多いだけに今後の天気予報次第では短期的な上げの場面も出てこよう。上げた場面は我慢のしどころと考えている。(N)