(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月9日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  221 3/4-21 1/2  223  220  220 3/4  -2 1/4  129210  -4039 
99 SEP  227 1/4-26 3/4  228 1/4  225 1/2  226 1/4  -2 1/4  49364  +2295 
99 DEC  234 1/2-35  237  233 1/2  234 3/4  -1 3/4  119924  +331 
00 MAR  243 1/2  245 3/4  242 3/4  243 3/4  -2  18254  +248 
00 MAY  247 1/2  257 1/2  247  247 3/4  -2 1/4  2284  +4 
00 JUL    253 1/2  251  251 3/4  -2 3/4  4808  +71 
            327740  -1047 

 

大豆       --- 安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  467 1/2-68  477  466  471 1/2  +2 1/2  70919  -104 
99 AUG  472-71 3/4  479  468  473 1/4  +1 1/2  23343  +150 
99 SEP  472 1/2-73  481  471  475 3/4  +2 1/4  11239  +140 
99 NOV  480-80 1/2  487 1/4  476 3/4  482 1/4  +1  52068  -469 
00 JAN  489 3/4-90  496 1/2  486 1/2  492 1/4  +1  4212  -32 
00 MAR  498-97  504  494 1/4  499 3/4  +1/4  1095  -54 
            167298  -79 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13780  +90  JUL  1712  -6  JUL  255  -1/4  118.65-119.30 
AUG  13780  +40  AUG  1725  -8  SEP  267  -1/4   
SEP  13850  +30  SEP  1743  -6  DEC  282  -1/4   
OCT  13920  -10  OCT  1756  -9  MAR  293 1/2  -3/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

コーン・大豆がまだら模様。

序盤はコーン・大豆とも仲良く下げから始まった。背景は、今週末から来週にかけての中西部の雨予報が継続したこと。ファンドも昨日の流れのまま、緩やかな売りから本日の取引を始めた。コーンの7月限の建玉が昨日4,000コントラクトも減少していたことも、売り手に安心感を与えた。 

中盤から様相が変わる。大豆が急伸する。大平原北部やカナダで雨が続いていることが、数百万エーカーの春小麦作付け面積を両国で減少させるとの見方が小麦相場を上げ始めたことがきっかけとされているが、大豆の国内需給が主因だ。ここのところ細っていた大豆の農家売りのため供給量が絶対的に不足し始めていたところに、国内搾油業者が買いに入り、カントリーのビッドが5セントも一気に上昇するところが出始めた。現物不足が具現化され、ファンドが大豆買いに走る。序盤は安値推移だった相場が、一気に8セント高までパニック的に買われた。しかし、それも長くは続かず、割高感からすぐに売り注文も入り、引けにかけて値を落とした。コーンは、大豆に少し追随したが、大豆の騰勢が余りに急で時間も短かったため、影響は軽微であった。また、コーンの場合は、大豆に比べて農家の未売在庫が多いことも影響が少なかった理由と考えられる。反対に、コーンは、大豆・小麦が引けにかけて値を崩した方に影響されて安値引けした。 

本日のファンドは、コーン700コントラクトの売り、大豆3,200コントラクトの買いとなった。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 明日の朝から日曜日の夜にかけてベルト全体に降雨が予想されており大豆、コーンには恵みの雨となる。降雨範囲は西部ベルトにて100%、東部ベルトにて75%の予想。東部ベルトに平年以上の高温をもたらしていた高気圧は週末までには消え去り、来週は平年から平年以下の気温となる見込み。

デルタ地区 北部地域にて今週末から来週にかけて降雨の為若干の作付け遅れが見られるが大きな問題にはならない。現在のところ土壌水分は潤沢。 

 

本日の発表等
NWS6-10日天気予報(6月15〜6月19日)

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  N/A(70)  N(0.78/2) 
東部コーンベルト  N/B(72)  N/B(0.67/2) 
デルタ  B(79)  N(0.58/1) 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

6月中のターゲットは数セント下値まで。 

短期的なターゲットは、昨日まで述べたとおり、あくまでも天候懸念にサポートされることを考え、現在の数セント下と置くべきであろう。それ以上、下げることになれば、本日の大豆に見られたような、極端な現物不足による定期買いが始まることになる。6月中に、夏場の天気の懸念が払拭されることはまずあり得ず、6月中のプライシングで約定安値を狙うのは危険だ。 

さて、7月以降。本日コーンが大豆の急伸に追随しなかったのは、農家の未売在庫が豊富にあるからだと言われている。先週後半から今週前半に関しては、ある程度活発に売り物があったものの、長引く下げ相場に農家売りは再び平年以下のペースに陥っている。加えてローンに入っているコーン量は昨年よりさらに多く、8月からその満期がピークを迎える。政府はローン政策に変化を加えようとしているとの噂はあるが、この大量ローン玉が質流れするような政策を取ることは考えられず、posted county priceの低め誘導は続くに違いない。 

農家売りの遅れという状況は昨年に似ている。しかし、繰り返すが、今年のペースは昨年よりさらに遅い。夏場のローン満期の量は昨年を上回る。政府は質流れを恐れる。昨年最安値をつけたのは8月下旬であり、9月限月が185-1/4セントであった。今年の輸出需要の好調がどれだけこの状況を緩和できるかだが、20〜30百万ブッシェルの輸出増では根本的な状況変化を起こし得ない。「でも、天候次第じゃないか。」と言われたらそれまでだが、これだけの売り材料は、仮に天候異変の場合でも、上値を削る大きな要因になる。6月中のプライシングは進捗させても、それ以上を積極的に買っていく気にはなれない。 ( F ) 

(大豆) 

短期的には上げの可能性がある。中長期的には下落を予想。 

昨日より安値では国内搾油メーカーからの強烈な買いが入り値を上げる事になった。考える事は皆同じにて彼らも当用買いに徹していたが、例年のパターンから値が上がるのを心配して買いに入ってきた。一説には国内搾油メーカーの原料は一週間分にも満たないといわれている。場所によっては国内の現物価格が5セント以上も跳ね上がったところもあり、国内の需要が一巡するまでは下値はサポートされる事になりそうだ。 

一方パキスタンのパーム・大豆油の輸入税の追加の報に大豆油は契約新安値を更新しておりこれは大豆の上値を抑える事になった。またフランスがミートボンミールを飼料原料に使用しないように求めているが実現性は疑問視されており特にマーケットには影響はないと考えている。万が一実現すれば大豆粕の需要が増えサポート要因になるが、今日話したトレーダー達も本気にはしていなかった。 

向こう10日間の天候は理想的にて不安視するものはほとんどいなくなった。しかしこのような状況でも昨日より値を上げており短期的には上値のリスクを考えねばならない。 

昨日と意見は変らず。超期近の必要量はこのレベルからでも買いを入れておいた方が無難。中長期的には下落を予想しており上げた場面は辛抱が必要。(N)