(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月14日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  215-14 3/4  218 3/4  214 1/2  218 1/4  +1  116565  -4059 
99 SEP  219 1/2-20  223 1/2  219 1/2  223  +1/2  56946  +2729 
99 DEC  228-28 1/4  232  227 3/4  231 3/4  +3/4  119195  -378 
00 MAR  236 1/2-36 3/4  241 1/4  236 1/2  241  +1 1/4  18371  +31 
00 MAY    245 1/4  241 1/4  245 1/4  +1 1/4  2370  +39 
00 JUL  244 3/4-45  249 1/4  244 3/4  249 1/4  +1 1/4  4962  +29 
            322335  -1602 

 

大豆       --- 安値寄付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  466 1/2-65  472  464  471 1/2  +1 1/4  63774  -1290 
99 AUG  467-66  472 1/4  464 1/2  471 3/4  +3/4  24003  +191 
99 SEP  468-67 1/2  473 3/4  467  473 1/2  +3/4  11647  +91 
99 NOV  474 1/2-75  480 1/2  473 1/4  480  +1/2  54481  +385 
00 JAN  485  490 1/2  483  490 1/4  +1/2  4411  +2 
00 MAR  491 3/4  498  491  498  +1/2  1347  +2 
            164189  -591 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13700  +90  JUL  1719  -10  JUL  262 3/4  +5 3/4  120.25-120.60 
AUG  13680  +90  AUG  1733  -11  SEP  274 1/2  +5 1/2   
SEP  13720  -10  SEP  1750  -9  DEC  289  +4 1/2   
OCT  13760  +30  OCT  1763  -10  MAR  300 3/4  +5   
                   

 

本日の相場の動き

 

売り続かず、安値を維持できなかった。

先週末の中西部における広範囲且つタイムリーな雨がナイトセッションを売らせ、その雰囲気がそのまま本日のデイセッションに持ち越された。寄付きはコーン3セント安、大豆5セント安と前予想通り。しかし、寄付き直後より安値を示すことはとうとう無かった。 

それでも序盤は、ファンドの売りが続きその安値を維持する。デルタの一部でドライな地域はあるものの、先週末の雨が主要州のほぼ全域から「水分不足注意」のサインを取り払ったことが理由だ。ファンドの売りは寄付きから30分弱は結構旺盛で、その勢いは止まらないかに思われた。しかし、下値を更新することがなかなかできないでいる内に、雰囲気が変化し始める。 

雰囲気を変えた原因はいくつかある。西部ベルトで来週は雨が少なく、気温も高くなるとフリーズノーティス社が予報し、ホット・ドライ懸念が台頭し始めたこと。ロシアが、6月23日に米国産コーン26万トンと米国産大豆約10万トンのPL480利用のテンダーを行う、との情報が流れたこと。農家売りがほとんど見られず、下値ではプライシングタイプの買い意欲が強かったこと、等である。より直接的な影響を与えたのは、小麦相場の急伸だ。本日カナダ小麦地域で気温低下が予報されており、霜被害の可能性が示唆されたことや、冬小麦地帯の雨による収穫遅れが、序盤コーン・大豆の安値に押されていた小麦相場をいっきに押し上げ、逆にコーン・大豆がそれに引きずられる格好となった。しかし、さすがに高値圏まで上げたあとは伸びきれず、小幅高で終わった。 

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り、大豆1,500コントラクトの買いと見られている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 週末の降雨は東部ベルトを中心に60%の範囲でみられた。一部ドライ気味であったオハイオも今回の降雨により土壌水分が改善された。大豆、コーンの生育状況は極めて順調。今週は平年以下の気温が予想されているが現在の生育状況が平年より早いペースであるため多少の生育遅れは問題にならない。

デルタ地区 週末にほぼベルト全域で降雨がみられた。週末に雨を逃したミシシッピーも今後2日間の間には降雨がある見込み。土壌水分は潤沢にて大豆の生育に問題は見られない。 

 

NWS6-10日天気予報(6月20〜6月24日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  N/A(72)  A(0.70/2) 
東部コーンベルト  N(74)  N(0.65/2) 
デルタ  N(81)  N/B(0.60/2) 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(6月8日の週:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  42,606  31-36 
大豆  8,635  7-11 
小麦  20,462  15-19 

 

2)進捗率・作柄 

 

作付け進捗率  6/13現在  先週  昨年  平均 
大豆  91%  84%  90%  80% 
マイロ  77%  58%  83%  77% 

 

発芽率  6/13現在  先週  昨年  平均 
コーン  97%  92%  97%  NA 
大豆  81%  62%  80%  NA 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  1%  4%  20%  56%  19%  107.0  107.7  104.0 
大豆  1%  4%  26%  56%  13%  104.0  104.5  102.5 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

しばらくはこの辺が底。 

この時期の下値期待には限界がある。本日の相場がそれを示している。実際には、現在クロップを取り巻く生育環境は文句のつけようがないが、その状態が続けば、金曜日発表の6-10日予報のように一瞬少雨予想が出ただけで、相場が敏感に反応しやすくなる。そのため、約定安値を更新するまでの動きにはしばらくはならないと予想する。 

しかしながら、先週末の雨で事実としてクロップにかなりの余裕ができたことは確かである。つまり、ある程度ストレスがかかると思われる状態でも、耐えうる水分が土壌に保持されている。相場としては、短期的には上昇に向かう局面が何度か予想されるが、高イールド期待(可能性)は先週末にさらに高まったとみてよいであろう。本日、GWSの作柄指数は0.7ポイント下げられたが、これが実は日曜日時点の作柄でなく先週金曜日時点のものであることはもはや常識となっている。そして、レーティングが低かった東部ベルトやデルタの一部は週末の雨でかなり良化していることは明らかである。目先のプライシング以外は待ちが勧められる。( f ) 

 

 

(大豆) 

先週と意見は変らず。今週は上げの可能性がある。中期的には下落。 

週末の降雨が好感されて安値をつけるも結局やや高値での引けとなった。今日のマーケットの動きは改めて下値が底堅い事を証明した。国内搾油メーカーは期近の玉を確保する為に絶えず買いを入れており現物価格も相変わらず堅調だ。 

引け後に発表されたクロップコンディションも予想と違い若干悪化しており、明日は高値での寄付きが予想されている。天候には問題がない為大きな上げにはつながらないとは思うが、もし天気予報が急変するようであればマーケットは敏感に反応する可能性があり危険だ。ファンドはショートポジションをまだ整理しておらずマーケットは上値に反応しやすくなっている。短期移動平均価格(9日間)が中期移動平均価格(18日間)を下から上に抜いている事も買いのサインとなっている。 

ただ中期的には下げを予想している。今のコンディションはパーフェクトであり問題はみられない。今は現物のタイト感と値頃から下値が支えられているが一巡すれば状況は変ってくる。また7月以降はローンの満期明けの玉も出てくる。6月1日現在まだ205百万ブッシェルものローンが残っており、このうち180百万ブッシェルが7月から11月の間にマーケットに出てくると考えられている。多少の天候問題が起こってもマーケットの頭は抑えられると思う。(N)