(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月15日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  216 3/4-17 1/4  217 1/4  214  214 1/4  -4  113073  -3492 
99 SEP  221 1/2-21 3/4  222  218 1/4  218 3/4  -4 1/4  58535  +1589 
99 DEC  230 1/2-30 3/4  231  227  227 1/4  -4 1/2  119931  +736 
00 MAR  239 3/4-39 1/2  239 3/4  236 1/2  236 3/4  -4 1/4  18597  +226 
00 MAY    243  241  241  -4 1/4  2379  +9 
00 JUL    246 1/2  245 1/4  245 1/4  -4  4972  +10 
            321406  -929 

 

大豆       --- 小幅安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  471-70  471  463  463 1/4  -8 1/4  62862  -912 
99 AUG  471-70 1/2  471 1/2  463  463 1/2  -8 1/4  23968  -35 
99 SEP  473-72 1/2  473  464 1/2  464 3/4  -8 3/4  11734  +87 
99 NOV  479 1/2-79  479 1/2  470 1/2  471 1/4  -8 3/4  55760  +1279 
00 JAN  489 1/4  489 1/4  481  481 1/2  -8 3/4  4399  -12 
00 MAR    495 1/2  488 1/2  489 1/2  -8 1/2  1349  +2 
            164608  +419 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13620  -80  JUL  1685  -34  JUL  259  -3 3/4  120.30-120.75 
AUG  13580  -100  AUG  1699  -34  SEP  270 3/4  -3 3/4   
SEP  13580  -140  SEP  1715  -35  DEC  286 1/4  -2 3/4   
OCT  13610  -150  OCT  1725  -38  MAR  297 1/2  -3 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

ファンドが本格的な売り攻勢、下げる。

まず序盤は、昨日の上げのきっかけとなったカナダ小麦地帯の降霜が無かったことで、昨日後半の上げの部分を早々に埋める。その後も、中西部で引き続く絶好の天気や、昨日の作柄報告から大豆・コーンが順調であることが売りサイドを促し、特にファンドの売りの手は緩められなかった。 

特に目を引いたのは、大豆油への売り注文で、インドが食用油の輸入関税を上げるとの情報などから、さらなる需要の冷え込みが懸念され、約定安値を早々と更新した。これが大豆・コーンに飛び火し、売り注文を加速した。途中、実需筋の買いが下値をサポートするかに思われる時期もあったが、絶え間ない売り注文に相場を支えきることができず、流れはすぐに下げへと戻った。コーン・大豆とも、本日の最安値圏で取引終了した。 

本日のファンド : コーン7,500コントラクト売り、大豆2,500コントラクト売り、大豆油3,500コントラクト売り 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 今後2日間に西部ベルトの40%の範囲にて降雨が見られる。次の降雨予想は週末、西部ベルト全域と東部ベルトの1/3の範囲。オハイオにまだドライ気味の場所が散見されるがその他の場所に問題は見られない。今週は平均以下の気温予想だが今までの生育状況が平均以上であった為特に問題とはならない。

デルタ地区 週末に雨を逃したミシシッピーに昨日降雨があった。本日も同様の降雨が予想されており土壌水分の改善に役立つ。テネシーがややドライ気味であったが先週からの雨で改善されており大豆の生育状況に問題は見られない。 

 

 

本日の発表等
1) ローンデータ (単位:百万ブッシェル)

−とうもろこし− 

  6月8日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.5  0.1  21.4  unch  1,117.4  1,139.3 
1998CROP  1,290.2  11.3  0.0  unch  398.0  1,688.2 

−大豆− 

  6月8日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.1  unch  6.7  0.1  259.4  266.2 
1998CROP  201.7  -6.3  0.0  unch  133.7  335.4 

 

2) 受渡可能在庫 (百万ブッシェル) 

 

  6月11日  前週  前年同期 
コーン  4,710  5,309  8,387 
大豆  5,539  5,501  1,178 
小麦  33,302  33,279  26,598 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

目先のプライシングは進めるべき。 

ジョージア州・ノースキャロライナ州のドライ傾向 → 先週末にまとまった雨が降っているし、今現在も雨。 

多雨によるネブラスカ州・アイオワ州の生育遅れ → ごく一部であり、全体としてはPOOR以下のレーティングはむしろ減少した。 

他には生育に問題が取り沙汰されているところはほぼ無く、これ以上ない環境と言ってよい。とは言え6月だ。6月の天候相場の真最中に約定安値を目前にしているわけだが、これ以上良い環境がない状況では、逆説的に下値への警戒感が必要だ。6月中の動きとしては、大きな下値余地を見ていない。大量のオプションショートの整理期限は今週金曜日に迫っており、少なくとも売りの一服感は早晩あるはずだ。 

と言っても、作付けが早期に終わり、発芽以降の生育も理想的。今クロップの高イールドの可能性が増加していることは事実である。あくまで、目先のみのプライシングが望まれる。( f ) 

 

(大豆) 

昨日と一転して強いサポートラインであった7月限465も下回っての引けに驚いている。昨日は理想的な天候はすでにマーケットに折り込まれており下値は堅いと言っていたトレーダー達が急に口裏を合わせたように弱気になっている。 

気ままなファンドの動きに迷いが出てきそうだがひとまず今日の動きは忘れてみたい。明日安値引けになれば考えを変えるかもしれないがマーケットは上値に反応しやすいというにおいはまだまだ残っている。 

期近の玉を買いそびれていた人は明日のオープニングでの買いを勧めたい。ファンドがくれた折角の買いチャンスになるのではないか。明日からは6月も後半に入る。まだまだ作柄の見通しがたたず天候懸念もいくつか襲ってくる事を考えればヘッジの意味からもこのレベルからは買いが安全だ。(N)