(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月16日

本日の相場

とうもろこし   --- 小幅高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  214 1/2-15 1/4  218  214 1/2  217 1/2  +3 1/4  111222  -1851 
99 SEP  219-18 1/2  221  218 1/2  220 1/2  +1 3/4  60687  +2152 
99 DEC  227 1/4-27 1/2  229  226 1/2  228 3/4  +1 1/2  121224  +1293 
00 MAR  236 3/4  238 1/2  236  238 1/4  +1 1/2  18841  +244 
00 MAY  241  242 3/4  241  242 1/2  +1 1/2  2373  -6 
00 JUL  245  246 1/2  244 3/4  246 1/2  +1 1/4  4975  +3 
            323218  +1812 

 

大豆       --- 小幅高値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  463 1/2-64  466 1/2  462  464 1/2  +1 1/4  60706  -2156 
99 AUG  464-64 1/2  466 1/2  462 1/4  463 3/4  +1/4  24907  +939 
99 SEP  465 1/2-65 3/4  466 3/4  463 1/2  464 3/4  +0  12006  +272 
99 NOV  471-71 3/4  472 1/2  468  469 3/4  -1 1/2  54822  -938 
00 JAN  481 3/4-82  482  478  479 1/4  -2 1/4  4415  +16 
00 MAR  490 1/2  490 1/2  486  488  -1 1/2  11354  +5 
            162807  -1801 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13770  +150  JUL  1664  -21  JUL  257 1/4  -1 3/4  120.10-120.50 
AUG  13710  +130  AUG  1681  -18  SEP  269 1/2  -1 1/4   
SEP  13640  +60  SEP  1697  -18  DEC  284 1/2  -1 3/4   
OCT  13620  +10  OCT  1707  -18  MAR  295 1/4  -2   
                   

 

本日の相場の動き

 

期近が買われる。

値動きは地味だったが、取引量は多い方であった。コーン・大豆ともに本日の相場の特徴は旧穀買い・新穀売りのブルスプレッド取引が活発であったことだ。大豆の価格の伸びがコーンに比べて小さいのは、大豆油の軟調に引きずられたことが主因。 

コーンは、昨晩の韓国・台湾・メキシコ等向け成約(パナマックス6〜8杯分と言われる)から、輸出需要好調の継続が確認され、下げにくい展開となった。天候や生育そのものは、大きな変化なく概ね順調が伝えられたが、ファンドの利食い買いを中心とした動きを背景に、昨日の下げを調整する動きとなった。農家売りが少ない中で、比較的期近の輸出成約が進んでいるため、現物価格が上昇、期近の定期相場も買われることになった。また、ファンドが抱えている7月限月オプション売り越しの大量整理も行われ、その一部が期先限月への乗り換えとなり、ブルスプレッドの動きとなった。ほぼ本日最高値圏引け。 

大豆も、コーンと同様、ファンドが7月限月の売り越し整理をし、新穀が売られた。農家売りの不足と、良好に推移する中西部の天候がこの動きを加速したが、大豆相場全体が底上げされるには至らなかった。世界的な食用油のダブツキから、昨晩のパーム油相場が下落。かれこれ2ヶ月以上も続いている、マレーシア相場とシカゴ相場の油価下落連鎖は今日も止まらず、大豆油が本日も約定安値を更新、大豆相場の足かせとなった。 

ファンドの動きは、コーン6,500コントラクトの買い、大豆1,200コントラクトの買いであったと見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 昨日は西部ベルトの25%の範囲にて降雨があった。次の降雨は週末にベルト全体の65%の範囲にて予想されている。オハイオにドライ気味のところがあるが今週の気温が平年以下になっていること、週末に降雨が予想されることからストレスは緩和される見込み。その他の地域は順調にて問題は見られない。

デルタ地区 ミシシッピー州には最近激しい雨は降っておらずストレスを回避するためには月末までに次の降雨が必要となる。今週はドライだが来週は若干の降雨が予想されている。その他の地域は概ね順調。 

 

本日の発表等
NWS6-10日天気予報(6月22〜6月26日)

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  N(72)  A(0.70/2) 
東部コーンベルト  N/A(74)  A(0.65/2) 
デルタ  B(81)  N/A(0.60/2) 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

明日は安値寄り付きとなるが、まだ終えていない目先のプライシングは進めるべき。 

引け後発表のNWSの6-10日予報が明日の寄り付きに影響しそうだ。天候としては典型的な弱サインとなるウオーム・ウェットを再び示した。天候に敏感な時期ゆえに、明日前半の動きは、その予報を材料にどこで下げ止まるのかが焦点となる。逆にもし、これがあまり材料視されないようであれば、当分市場は天候良好の話に飽きたと考えられ、6月中の底は見えたと言える。明日序盤の動きが注目だ。 

明日の週間輸出成約では久しぶりに100万トンを割るとの見方がもっぱらである。しかしながら、昨晩の大量成約見られるとおり、需要側の経済回復・南米産の競争力不足に起因する好調な輸出需要に翳りは見られない。来週発表される今週分の成約報告は再び100万トン以上になろう。割安感が出ているコーンに需要が集まっている反面、供給側の玉の流れはさっぱりだ。農家売り価格は日々上昇傾向にあるが、冬小麦収穫にバージが取られ、バージ運賃高騰から輸出に玉が回らない状況だ。また、大豆油が底無しの下落基調にあるにもかかわらず、大豆搾油量が減少しないのは国内飼料需要が堅調から大豆粕需要が高いためである。もちろん、コーンにも同様に米国内からも需要が集まっている。天候相場期に入り、良好な天候推移にコーン相場が流されてきたが、明日序盤の相場で大きな下落にならないようだと、好天候情報はとりあえず横に置き、極端な現物不均衡が相場に影響を落とすことになるのではないか。天候は良好、しかし目先の安値期待は危険。  

この一山を超えないと、本当の買い場は来ない。 ( f ) 

 

 

(大豆) 

中長期的には下落を予想。 

期近は本日も農家売りが見られず国内の現物価格は2セント程上げている。作付けはほぼ終了しており例年であれば作付け終了後に農家売りが増えてくるが今年のこのレベルでは農家のホールド姿勢は強い。期近限月は現物の堅調さからサポートされそうだ。 

またヨーロッパ型の天気予報によると来週以降バミューダ高気圧の張り出しにより東部ベルトがこの影響を受ける可能性を示唆している。もっともクロップキャスト等多くの予報家はアメリカ型天気予報を指示しており、それによると東部ベルトは気温は高めだが降雨量も平均以上を予想しており問題はない。ただ天気予報は日替わりであり作付け時からここまでの順調すぎる天候が今後も続くと考えることは危険だ。マーケットは方向感を持っていないがどちらかといえば短期的には上値にいきやすいと感じている。 

中長期的には下落を予想している。最近いわれ出した弱材料に二毛作の大豆作付けがある。冬小麦の収穫を終えた後に二毛作の大豆を作付けする農家がいるが、今年は冬小麦の生育が早く例年より収穫が早い為多くの農家にて二毛作大豆の作付けが可能になるといわれている。7月以降ローン満期の大豆が市場に出てくることもあり、中期的には上値は抑えられると考えている。(N)