(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月17日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、小幅安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  219 3/4-19 1/4  220  216 1/4  217 1/4  -1/4  104301  -6921 
99 SEP  223 1/4-22 3/4  223 1/4  219 3/4  220 1/4  -1/4  63646  +2959 
99 DEC  231-32  232  227 3/4  228 3/4  +0  122676  +1452 
00 MAR  240-39 1/2  240 1/2  237 1/4  238 1/4  +0  18846  +5 
00 MAY  244 1/4-44 1/2  244 1/2  241 3/4  242 1/2  +0  2400  +27 
00 JUL  248 1/2  248 1/2  246  246 1/4  -1/4  5015  +40 
            320813  -2405 

 

大豆       --- 高値寄付き、小幅安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  468 1/2-69  470  462 1/4  463  -1 1/2  57546  -3160 
99 AUG  468 1/2-68  470  461 3/4  462 3/4  -1  25950  +1043 
99 SEP  469-69 3/4  470 1/2  462 3/4  463 1/2  -1 1/4  11829  -177 
99 NOV  474 1/2-75 1/2  476 1/2  468 1/4  469 1/4  -1/2  54765  -57 
00 JAN  485 1/2  485 1/2  478 3/4  479 1/2  +1/4  5164  +749 
00 MAR    492  487  487 1/2  -1/2  1233  -121 
            161272  -1535 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13870  +100  JUL  1645  -19  JUL  255  -2 1/4   
AUG  13740  +30  AUG  1663  -18  SEP  266 3/4  -2 3/4   
SEP  13670  +30  SEP  1677  -20  DEC  282  -2 1/2   
OCT  13680  +60  OCT  1690  -17  MAR  294  -1 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

高気圧相場、続かず。

今朝4時に発表された天気予報で、月末に中西部に高気圧が張り出すと予報された。これを受けてナイトセッションが最後の20分位に大量買いが入り、高値引けした。デイセッションにもその買い注文は持ち越され、寄り付き直後にコーンが2セント強、大豆が5セント上昇。昨日からのファンドの旧穀買い・新穀売りのスプレッド取引も継続されていたため、相場は堅調に見えた。 

しかし、高気圧予報に懐疑的な意見がすぐに台頭する。高気圧の可能性は出ているものの、これは多分に変わり易い類の予報との認識が相場に伝わる。高気圧を予想したクロップキャスト社自身も、高気圧の張り出しは長くは続かないとコメントしていることや、昨日の6-10日予報で来週の多雨が予想されていたこともあり、序盤の勢いは急速に冷やされ、昨日レベルまで下げるのに、開始から一時間程度しか要しなかった。その後は、前日引け値レベルでの取引が続き、結局上げも下げもしないまま、終了した。終盤は、主に商業筋による新穀買い・旧穀売りのベアースプレッドが目立った。 

輸出成約は、コーン・大豆ともに予想範囲内、材料視されるには内容に乏しかった。 

ファンドは本日、コーンを1,300コントラクト買い、大豆を3,000コントラクト売り越した。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 週末は、西部ベルトを中心に雨が降り、コーン・大豆生育に寄与するであろう。東部では、来週早々に雨が到来、豊富な水分状態を保つことになる。中央オハイオの一部のドライ地域では、この雨をミスした場合には、ストレスとなってくるであろう。月末にかけては、大平原地域に位置する高気圧が一部中西部まで張り出してくる。ただ、これは2〜3日で再び大平原地域に戻るであろう。この時、暖かい空気が大量に中西部に向かって吹き激しい雨をもたらす。特に東部ベルトが多雨となるであろう。

 

デルタ地区 ミシシッピ州でドライ傾向が続いている。今週の雨が少しはストレスを緩和したものの、まだ大豆には良好な状況とは言えない。今月に入ってからの降水量は、平年の半分以下であり、今後2週間にまとまった雨が無い場合は、この地域の大豆イールドに影響してくるであろう。 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  850.1  29.8  44,960.1  34,124.6  8,085.7  623.1 
大豆  118.5  0.0  21,145.7  23,898.2  1,909.5  186.5 
小麦  543.2  0.0  3,863.9  4,336.9  3,198.6  0.0 
大豆粕  26.9  5.0  5,301.1  8,178.0  896.7  95.9 
大豆油  16.9  0.0  804.3  1,198.4  77.9  0.4 

 

2) 週間輸出高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,137.4  982.3  36,874.4  28,293.8  47,630 
大豆  225.9  208.7  19,236.2  22,584.2  20,960 
小麦  438.7  425.2  665.3  450.2  31,300 
大豆粕  87.6  60.5  4,404.4  6,994.1  6,080 
大豆油  5.5  14.0  726.4  1,063.3  1,040 

 

 

3)NOPA月間搾油高 

 

  今月  先月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  171,469  165,938  170,158 
大豆粕生産量(トン)  2,615,164  2,974,511  2,886,313 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  41.73  47.33  47.71 
大豆粕輸出量(トン)  354,832  455,641  468,868 
大豆油生産量(千ポンド)  1,240,728  1,430,650  1,392,020 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  9.90  11.38  11.50 
大豆油在庫量(千ポンド)  1,168,623  1,,181,696  1,417,707 

 

本日のトーメンの意見

 

一山あった後に買い場が来る。

序盤の上げからつるべ落しの下げとなり、中盤ですでに昨日引けを下回った時には、大幅下げ引けの声もあったが、コーン・大豆とも昨日とほぼ同レベルで終わった。天候は、セッション中にヒートどころか適量の雨観測に変わり、大幅下げ期待もわからぬではなかった。しかし、下値は限られた。 

6月中旬に約定安値を目の前にし、そこで良好な天気予報が出たところで、時期を考えれば下値余地は大きくない。巷では、今にも大幅下げとの期待感が渦巻いているが、今はその時期ではない。どうせ下げを期待するなら、もう少し天候がはっきりし、クロップが固まりるであろう来月になってからである。船運賃の下げ、定期市場下げ、南米産コーン・大豆の競争力低下から、輸出需要を減退させる要因は眼前に少ない。理屈抜きに価格上げだけを待っている農家から、その供給玉を出させるにはそれなりの価格が必要である。無論、中長期的な需給環境を考えると、天候の後押し無しでは大幅上げは考えられないが、天候良好継続した場合の8月辺りの底値まで、このまま右肩下がりのみの展開となることは、物理的に考えられない。農家は、価格上昇が無ければ、もう新穀収穫前の8月辺りまで売りに出さない。本格的な下げは、時期を置いてから。 ( F )