(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月22日

本日の相場

とうもろこし   --- 小幅高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  219-19 1/2  219 3/4  216  216 1/4  -3  80123  -14689 
99 SEP  222 1/2-22 1/4  222 3/4  219  219 1/4  -2 3/4  70410  +1482 
99 DEC  231-30 1/2  231  227  227 1/  -2 3/4  128898  +813 
00 MAR  239  239 1/2  236  236 1/4  -2 1/2  21966  +785 
00 MAY  244  244  240 1/2  240 1/2  -2 3/4  2512  -14 
00 JUL  248  248  244  244 1/4  -3  5244  +202 
            313315  -11353 

 

大豆       --- 高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  473 1/2-73  473 1/2  467 1/2  467 3/4  -3 3/4  46743  -4793 
99 AUG  473 1/2-72 1/2  473 1/2  467  467 1/4  -4 1/4  26352  -142 
99 SEP  475-75 1/2  475 1/2  467 1/4  467 1/2  -4 3/4  12027  +378 
99 NOV  480-80 1/2  480 1/2  472 1/4  472 1/2  -5 1/2  60795  +1084 
00 JAN  488 1/2  488 1/2  483  483 1/2  -4  5697  +84 
00 MAR  495 1/2  496  491 1/2  492  -4 1/2  1266  +20 
            158131  -3293 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13980  -200  JUL  1693  +16  JUL  250 1/4  -4 1/2  121.55-121.85 
AUG  13770  -290  AUG  1706  +14  SEP  262 1/2  -4 1/2   
SEP  13750  -270  SEP  1727  +20  DEC  276 1/2  -6   
OCT  13770  -240  OCT  1730  +14  MAR  288 1/2  -5   
                   

 

本日の相場の動き

 

環境は昨日と変わらず、引けまで少しずつ値を削る。

今日も高気圧が焦点となったが、中西部の西側地域へ張り出すと予報されていたものが、もう少し東側へ範囲を拡大するのでは、との見方から寄付きは買いが先行した。しかし、その勢力が弱いとの観測が依然強く、フリーズノーティス社以外は、「その勢力が雨を伴う前線の中西部への進入を防ぐ勢力がない。」と予報していたことから、結局は序盤から売られる形となった。 

新たなニュースがないためか、本日は取引量が少なく、特に序盤中盤は売られたもののその取引範囲はごく狭いところに限られた。中国とマレーシアがコーンとパーム油をバーター取引を決定した、との情報などが流れたが、これを強弱どちらの材料にすればよいか市場が消化しきれず、相場を動かすには至らなかった。相場の方向感を示す材料に欠けた相場は、そのうちシカゴに雨が降り始めたことを取り上げ始め、終盤になって売り注文が少し活発に入った。最終局面で、ファンドを中心にまとまった売りが入るのだが、これは冬小麦の収穫プレッシャーが終盤小麦相場を突然押し下げ、それが波及したものである。結局、最安値圏での引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,100コントラクトの売り、大豆400コントラクトの売り、大きな注文を出すファンドは無かった。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 今週の最高気温は80度台から90度台前半まで、今後3日間にベルト全体の75%の範囲にて降雨があり大豆、コーンの生育はいい状態が保たれる。来週は高気圧がベルトに入ってくるため気温が上昇するが穀物に被害を及ぼすような気温にはならない。また降水量も平年並みにて問題は見られない。

デルタ地区 この地域の大豆の80%以上が発芽している。現在のところ大豆の生育に最低限必要な土壌水分は保たれているがミシシッピ州はドライ気味であり今後10日間に雨が必要。今週後半には降雨が予想されており土壌水分の改善に役立つ。 

 

 

本日の発表等
1) ローンデータ (単位:百万ブッシェル)

−とうもろこし− 

  6月15日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.5  unch  21.4  unch  1,117.6  1,139.5 
1998CROP  1,287.1  -3.1  0.1  0.1  417.1  1,704.3 

−大豆− 

  6月15日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.1  unch  6.7  unch  259.4  266.2 
1998CROP  199.1  -2.6  0.0  unch  136.9  336.0 

 

2) 受渡可能在庫 (百万ブッシェル) 

 

  6月18日  前週  前年同期 
コーン  4,859  4,710  6,711 
大豆  5,241  5,539  1,026 
小麦  33,345  33,302  26,767 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

7月に入ってからの下げを予想。 

6月末から7月頭までは、まだ天気予報に敏感な時期が続く。ほとんどの予報家は当分ホット・ウェットの良好な天候を予想しているが、フリーズノーティス社など、勢力の強い高気圧を依然予想しているところもあり、この時期ゆえに予断は許さない。一時的に相場が急騰する可能性は否定できない。 

しかしながら、昨年に見られたように、夏場の天気予報の意見が、予想家によって二つに割れるというようなことは今のところ見られない。今年は、7月下旬に中西部で受粉最盛期を迎えそうだが、昨年のように受粉期のドライの可能性を声高に喧伝する予報家は今のところいない。断言はできないが、その可能性は次第に低くなっていると言って良いであろう。さて、本日は比較的割安感がある相場にもかかわらず、農家売りが散見された。今現在の農家売りのペースが例年に比べてかなり遅いことは、ローンの量から容易に判断できる。本日発表のローン報告を見ると、約13億ブッシェルの未売と見られる在庫が(ローン内だけでも)残っている。昨年を思い出すと、農家売りは7月下旬からパニック的に進められ、定期・現物相場を約一ヶ月間、底値感の無い展開にした。今年の今現在のローン残量は、昨年のローン入り全量(11億)をも大きく上回っているのである。政府が、PCPの設定を質流れをさせない程度に設定することはほぼ間違いない。自然に考えれば、昨年より早い時期から、昨年以上の量の売りプレッシャーがかかってくる。 

昨年はそのおかげで8月の最終週に底が来て、9月限を185-1/4まで下落させた。今年は、それ以上の売りプレッシャーが、それ以下の価格をもたらすことも考えられる。 ( F ) 

(大豆) 

中長期的には下落を予想。短期的には上値のリスクが大きい。 

取引量も少なく新しいマーケットの要因もなく天気予報のみに左右される相場となっている。しばらくは狭いレンジ内の取引となろうが短期的には上値のリスクが大きいのではないか。昨日の生育状況でも優良と良を合わせて69%となっており非常にいい状態となっている。しかし逆に考えればこれ以上の状態の改善はそれ程期待できない。 

穀物(とくにコーン)は90度以上の気温になればたとえ雨があってもなんらかのダメージが起こるといわれている。また現在の良好な土壌水分も5日から7日雨が降らなければ穀物に何らかのストレスが発生するといわれており、確率的にタイムリーな雨があり続ける可能性は低い。ファンドもショートポジションを引き続き保持しており、短い期間でも高気圧の停滞予測が出された場合には大きく値を上げる可能性がある。 

しかしファンダメンタルを考えた場合中期的には下落を予想する。新規に大きな需要があるわけでもなくそこそこの豊作でも期末在庫は4億を大きく超えるものと思われる。世界的に油が潤沢にて大豆油の価格はしばらく停滞しそうだ。また7月以降はローンの満期玉が市場に出回ることもあり短期的に過剰反応してあげた場合は中期的には売りのチャンスになるとみている。(N)