(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年6月24日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 安値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 JUL | 215 1/4 - 14 1/4 | 215 1/4 | 213 1/2 | 214 1/2 | -3 | 68237 | -6347 |
| 99 SEP | 217 - 16 | 217 | 215 | 216 1/2 | -3 1/2 | 75500 | +2043 |
| 99 DEC | 224 1/2 - 23 1/2 | 224 1/2 | 222 | 224 | -4 | 136067 | +4101 |
| 00 MAR | 234 - 33 1/2 | 234 | 231 1/4 | 233 1/4 | -3 3/4 | 22269 | -160 |
| 00 MAY | 238 1/2 | 236 1/4 | 237 3/4 | -3 1/2 | 2538 | +9 | |
| 00 JUL | 242 1/2 | 240 3/4 | 242 1/4 | -3 1/4 | 5245 | +2 | |
| 314002 | -345 |
大豆 --- 安値寄付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 JUL | 461 - 58 | 461 | 449 | 452 3/4 | -13 | 36381 | -6190 |
| 99 AUG | 457 - 57 1/2 | 459 1/2 | 450 | 453 3/4 | -10 1/2 | 28291 | +993 |
| 99 SEP | 456- 57 | 458 | 451 | 454 3/4 | -9 3/4 | 12705 | +698 |
| 99 NOV | 462 1/2 - 61 | 463 | 456 1/2 | 461 3/4 | -7 1/2 | 66575 | +4205 |
| 00 JAN | 472 1/2 - 72 | 473 | 466 | 472 1/4 | -7 1/4 | 5895 | +20 |
| 00 MAR | 481 - 81 1/2 | 481 1/2 | 475 | 480 | -8 1/2 | 1313 | +13 |
| 156508 | -227 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JUL | 13520 | -33 | JUL | 1679 | -9 | JUL | 250 | -2 | 121.75-122.30 |
| AUG | 13320 | -32 | AUG | 1695 | -8 | SEP | 262 | -1 3/4 | |
| SEP | 13270 | -27 | SEP | 1709 | -8 | DEC | 276 1/2 | -2 | |
| OCT | 13250 | -28 | OCT | 1719 | -7 | MAR | 287 3/4 | -1 | |
| 本日の相場の動き |
高気圧の影響無くなる → ファンド売り → 大幅下げ。
天気予報が大幅に改善された。先週からの焦点であった高気圧張り出しの兆候が無くなったおかけで、7月に入っても気温は上がらず、多雨であるとの予報された。しかも、6月中も適度な雨と気温が続くとの予報が一般的になった。
ファンドは寄付きから大量売りを躊躇しなかった。当初少しは価格支援するかに思われた週間輸出成約にファンドは全く目をくれず、ギャップオープン後も間断なく売り注文を流し続けた。その勢いは、序盤の段階で大豆の全限月約定安値を更新させ、コーンも7月限を除いて安値を更新させるほどであった。
コーンは中盤から7月限がサポートされ始める。商業筋の強烈な買い注文が、休まず流れ出るファンドからの売りに対抗、セッション中盤に早くも213-1/2に底値を形成した。7月限の売り越しポジションの限月替えの動きがあったことも要因の一つだ。しかし、傾向を変えるには至らず、大量の商業筋の買い注文が下値で消化される形が取引終了まで続いた。
一方、大豆は序盤の大幅下げの後も、底値が見えない展開となった。下げの主因は天候に間違いないが、今朝のセンサスビューロ-報告で、大豆搾油需要が予想より少なく、また、大豆油のみならず、大豆粕までもが在庫増となっていたことが、衝撃的に受け止められた。大幅下げの動きの中で、新穀買い・旧穀売りスプレッドが目立ったのは、期近の需給は比較的タイトと思われていた大豆・大豆粕に意外な報告が突きつけられたためだ。買い手に乏しい今日の大豆相場は、最後まで期近を中心に乱高下する激しい動きが止まらなかった。
本日のファンドの動きは、コーン6,000コントラクトの売り越し、大豆4,000コントラクトの売り越しであった。
| 中国産コーン輸出量、減退観測 |
昨晩イランが5万〜10万トンの中国産コーン(USのオプション付き)を買付けたことが相場の話題となった。しかし、中国関係者の見方によると、今年度の中国のコーン輸出量は当初の見積もりよりも少ないものになりそうである。その予想の理由は、現在の安いシカゴ定期をベースにするUS産に対して、割高な生産コストの中国産が価格的に輸出市場に合わなくなっているからだ。
事実、主要売り先である韓国向け商売もここのところ成約が無くなっており、1〜5月の輸出成約量は70万トンと、前年比65%減のペースとなっている。中国産の買いに興味を示すのは、近隣諸国が期近玉が欲しくなった場合か、あるいはドラフトや買付け量に制限がある買付けに限られると見られている。現状が続けば、99年の輸出量は2百万トンまで落ち込む可能性が高い。(98年は469万トン、99年のUSDA予測は400万トン)
| 各生産地の天気予報および状況 |
ニューメキシコにある高気圧が北上して中西部にホット&ドライをもたらすかが焦点となっているが、今朝のUSモデルからその兆しが消えている。この為来週は穀物の生育に最適な平均よりやや高目の気温と平均的な降雨が予想される。
米国中西部 今日はインディアナとオハイオに雨が降っている。この降雨はオハイオには恵みの雨となっている。次の降雨システムは土曜日に西部ベルトで始まり、来週始めに東部ベルトで終わる。このシステムによる降雨範囲は全体の80%に及び多くの地域にて土壌水分の改善に役立つ。
デルタ地区 昨日この地域に降った雨が土壌水分の改善に役立った。次の降雨も週末の予報されており大豆の生育状況は良好な状態が保たれている。
予報家、ジョンデービス氏の視点 :
今週から月末までの天候 − 米国東海岸から大平原まで、勢力の弱い高気圧が広がり、米国西部には弱い気圧の谷が発生する。結果として、今後5-6日は中西部を含む米国東部で、平年より華氏3〜7度程度高い気温をもたらすが、決して熱波と言える程度のものではない。最高気温は華氏82〜92度となる。また、湿度も高いために、暖かい気温が雨を作り出すことになるであろう。暖かく・雨がちになりそうだ。
7月第一週の天候 − 6月末に米国東部で発生した弱い高気圧は、米国南西部に次第に移っていく。次第に、米国東部(中西部含む)では気温が下がり、しかし、雨は残ることになる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 826.3 | 15.4 | 45,786.4 | 34,430.8 | 7,667.5 | 638.5 |
| 大豆 | 192.4 | 17.0 | 21,327.7 | 24,051.5 | 1,854.0 | 203.5 |
| 小麦 | 422.9 | 0.0 | 4,286.7 | 4,821.2 | 3,157.3 | 0.0 |
| 大豆粕 | 97.1 | 8.0 | 5,398.2 | 8,282.5 | 911.0 | 104.0 |
| 大豆油 | 12.4 | 0.0 | 816.7 | 1,198.4 | 82.4 | 0.4 |
予想レンジ内にてニュートラル。
2) 週間輸出高(単位:千トン)
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 1,244.5 | 1,137.4 | 38,118.9 | 29,186.9 | 47,630 |
| 大豆 | 248.0 | 225.9 | 19,473.7 | 22,708.5 | 20,960 |
| 小麦 | 464.1 | 438.7 | 1,129.4 | 942.7 | 31,300 |
| 大豆粕 | 82.8 | 87.6 | 4,487.2 | 7,088.2 | 6,080 |
| 大豆油 | 7.9 | 5.5 | 734.3 | 1,077.3 | 1,040 |
3) センサスビューロー5月度月間搾油高
| 99年5月 | 99年4月 | 昨年同期 | |
| 大豆粕生産量(トン) | 2,821,906 | 2,8242,231 | 2,745,829 |
| 大豆粕在庫量 | 401,791 | 279,691 | 250,242 |
| 大豆油生産量(千ポンド) | 1,450,638 | 1,453,112 | 1,417,804 |
| 大豆油イールド(lbs/ブッシェル) | 11.33 | 11.31 | 11.44 |
| 大豆油在庫 | 928,111 | 848,113 | 999,258 |
| 大豆搾油高(ブッシェル) | 128,030,820 | 128,430,116 | 123,910,761 |
搾油高の減少、大豆粕・油の在庫増加から弱材料と考えられた。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
買いのチャンスはまだ先。
どうせすぐに、「まだ7月4日前だ。少なくともその前後までは夏場の天候を見極めきれない。」というトレーダーが現れる。また、どうせすぐに、「受粉期ヒートの兆し!可能性は否定できない。」と天気予報家が声高に叫び始める。また、6月30日が近づくにつれて、作付け面積減報告への懸念が台頭する。また、ファンドのショートが膨らむにつれて、「夏場に向けての売り越しポジション増加は危険だ。」という意見が出てくる。それぞれが真理を含んでいるだけに、一年で最も敏感になっている相場は、それぞれに反応するであろう。
しかし、相場のパターンは昨年に似てきている。20%近い在庫率予想、早く終了した作付け、ファンドの売り越し指向、そして大量に残る未売在庫。本格的な天候パターンの変化が無ければ、昨年に類似した相場展開になる可能性は高い。ただ、今後の買いのチャンスを見極めるには、上述の一時的(?)な上げ相場に対する覚悟が必要だ。本日のような大幅下げの後に、上げ相場に遭遇すると、つい慌てて買いたくなる。
ローンレートまで、9月限月はまだ30セント近くもある。 ( F )
(大豆)
突然の高気圧の消滅が予想外の下落に繋がりただただ驚いている。だが大豆にとって鞘付きの最も大切な時期はまだ一ヶ月も先であり目先の高気圧の消滅でのここまでの下げ(契約新安値)は行き過ぎと感じている。
国内の搾油メーカーもこの2,3週間の間に目先必要な原料の買いは済ませていた事も期近を中心に買いがでなかった原因となった。
レポートを来週に控え明日以降多少のショートカバーから値を戻す場面が見られると思うが、今日の下げから明らかに今後の取引レンジが下方修正されたと感じている。このまましばらくこのレンジを維持することができれば、次の期近限月のサポートラインは1975年の12月につけた435-3/4となる。ただこのレベルまでの下落は7月末の鞘付きの頃まで待たねばならないのではないか。(N)