(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年6月28日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- マチマチの寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 JUL | 212 3/4 - 12 1/2 | 214 | 210 3/4 | 211 | -3 1/4 | 55125 | -6111 |
| 99 SEP | 215 1/4 - 14 3/4 | 216 3/4 | 214 | 214 1/4 | -1 1/2 | 84466 | +3435 |
| 99 DEC | 223 - 22 | 225 | 222 | 222 3/4 | -3/4 | 149061 | +5302 |
| 00 MAR | 232 1/4 - 32 1/2 | 234 1/4 | 231 3/4 | 232 1/4 | -1 | 25142 | +517 |
| 00 MAY | 238 | 239 1/2 | 237 | 237 1/2 | -3/4 | 2647 | +51 |
| 00 JUL | 241 | 243 3/4 | 241 | 242 | -1/4 | 5484 | +133 |
| 326233 | +3315 |
大豆 --- 変らずの寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 JUL | 450 - 51 | 452 | 445 | 445 3/4 | -4 3/4 | 29067 | -3151 |
| 99 AUG | 451 - 51 1/2 | 453 1/4 | 447 | 447 1/2 | -3 3/4 | 31057 | +603 |
| 99 SEP | 452 - 51 | 454 1/4 | 448 1/4 | 449 | -3 1/2 | 13507 | +331 |
| 99 NOV | 458 - 59 | 461 1/2 | 454 1/2 | 455 1/2 | -3 1/2 | 73749 | +3204 |
| 00 JAN | 467 - 67 1/4 | 470 1/2 | 464 | 465 1/2 | -3 1/2 | 6317 | +47 |
| 00 MAR | 477 - 76 | 478 1/2 | 472 | 472 3/4 | -4 1/2 | 1568 | +18 |
| 160814 | +1127 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JUL | 13480 | +6 | JUL | 1644 | -34 | JUL | 252 1/2 | +1 1/2 | 121.05-121.35 |
| AUG | 13270 | +3 | AUG | 1657 | -34 | SEP | 265 3/4 | +1 3/4 | |
| SEP | 13220 | +7 | SEP | 1671 | -35 | DEC | 280 3/4 | +2 1/4 | |
| OCT | 13210 | +7 | OCT | 1683 | -30 | MAR | 292 1/2 | +2 1/2 | |
| 本日の相場の動き |
ヒート予報あるも、期近が売られ、7月限約定安値。
「今週金曜日か土曜日に中西部に高気圧が張り出し、かなり気温は高くなる。」今朝天気予報家のほとんどが一致した意見だ。予報家の中では、華氏100度を超える気温になると予報する者もおり、コーン受粉期を前にして神経質な相場展開が予想された。
しかし、現実はそうならなかった。先週末に中西部を潤した雨が生育に理想的と取られ、引け後のGWS作柄指数が高い数字になるのではとの予想があったことや、今週も金曜日以前に適度な雨が予報されること、また、何よりも高気圧の張り出しの件は先々週の例で市場が懐疑的になっていたことが、ヒート予報が相場を押し上げきれなかった原因とされる。
コーンにおいては、大手シッパーによる7月限月の大量売りが目立った。明後日の7月限受渡開始日には、相当の受渡玉が流れ出ると予想され、相場の頭を押さえた。また、先週から引き続く農家売りが本日さらに増え、期近の現物ダブツキ感を高めていた。中盤まで、前日比を挟んだ動きであったが、それらの要因が安値引けを決定した。
大豆は、作付け面積報告の事前予想平均が7,422万エーカーと、史上最高となったことが序盤から相場に重くのしかかった。大豆油が軟調傾向から抜け出せないことも、天候とともに値を上げられない要因となっていた。
本日のファンドの動きは、コーン800コントラクトの売り、大豆1,000コントラクトの売り。序盤は買いの方が目立っていた。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 週末の降雨によりストレスの発生が懸念されていたオハイオも中央の一部を除き良化が期待される。ただ、今週金曜日頃から来週前半にかけ先週までにはなかった新たな高気圧の張り出しを予想する予報家が複数現れた。前回の高気圧と違うのは今回は`usモデル、ヨーロッパモデル双方がこの高気圧を予想している点である。受粉が本格化する直前だけにこの予報は注目される。今回の高気圧は勢力が強く、予報家の中には100度近くまで気温が上昇すると予想しているものもいる。
デルタ地区 週末も適当な降雨があり引き続き今週金曜日まではクロップにとっては良好な天候となろう。後は前述の高気圧が現実となるかどうかであろう。
| NWS6-10日天気予報(7月4〜8日) |
| 気温(平年) | 雨量(平年量/日) | |
| 西部コーンベルト | A(72) | N/A(0.70/2) |
| 東部コーンベルト | MA/A(74) | N/B(0.65/2) |
| デルタ | A(81) | N(0.60/2) |
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(6月22日の週:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 42,539 | 37-45 |
| 大豆 | 11,328 | 6-10 |
| 小麦 | 17,636 | 17-23 |
| 2)進捗率・作柄 |
| 6/27現在 | 先週 | 昨年 | 平均 | |
| コーン/シルキング | 4% | 3% | 3% | 4% |
| 大豆/開花率 | 6% | NA | 6% | 3% |
| 作柄 | 非常に悪い | 悪い | 普通 | 良い | 非常に良い | 指数(今週) | (先週) | 昨年 |
| コーン | 1% | 3% | 19% | 55% | 20% | 108.2 | 106.9 | 102.5 |
| 大豆 | 1% | 5% | 25% | 54% | 15% | 104.3 | 104.3 | 99.0 |
| 3)作付け面積・在庫報告事前予想 |
| 作付け面積事前予想(百万エーカー) | 平均 | 範囲 | 3月USDA | 1998年面積 |
| コーン | 77.52 | 75.9-78.7 | 78.219 | 80.187 |
| 大豆 | 74.22 | 73.1-75.5 | 73.105 | 72.375 |
| 6月1日時点在庫予想(10億ブッシェル) | 平均 | 範囲 | 3月1日時点 | 1998年6月1日時点 |
| コーン | 3.584 | 3.503-3.670 | 5.696 | 3.039 |
| 大豆 | 0.848 | 0.812-0.877 | 1.458 | 0.593 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
買い機会はまだ先。
農家売りが加速してきた。しかし、これはまだまだ序の口に過ぎない。農家売りが出ていると言っても、ローンの満期前玉に手がつけられているわけではない。本格的な農家売りはローン満期の前後、つまり7月中旬から始まり、8月に入ってクライマックスを迎えることになる。つまり、本格的な下げもその時期と考えている。
しかし、繰り返しているように、一方的な右肩下がりの展開は予想しづらい。本日は週末のヒート懸念があるにもかかわらず、一部商業筋の強烈な期近限月売り(現物玉持ちすぎなどの特別な理由があると言われている)が、強引に相場を押し下げた。しかし、このヒート予報は先々週のそれよりも多くの予報家の一致した意見となっており、注目を要する。本日発表された作柄報告が予想外に良好な生育を確認していたため、明日も弱含みのスタートとなると思われるが、ヒート予報や今週水曜日の発表には予断を許さず、その時期は一時的に相場を反転させる可能性を秘めている。 ( F )
(大豆)
底値がまだ見えてこない。
昼過ぎまでは小康状態であったマーケットであったが引け間際に値を崩しての安値引けとなった。今日の安値引けの流れと、デリバリーの前は受け渡しを嫌うロングの整理から売り物が出る傾向にあることから明日も安値でのスタートが予想される。
クロップコンディションは西部ベルトとデルタでは予想通り改善している。またコンディションが悪化している東部ベルトにも週末、今週と降雨が期待でき実際には発表された数字以上のいい状態となっている。
レポート前ということもあり国内のキャッシュは農家売りも少なく静かであった。しかし農家はまだ売り物を残しておりこのまま時間が過ぎれば7月中には諦め売りが出てくるものと推測できる。この価格から更に一段安の可能性が高い。
本日NOPAの会合にてUSDAから大豆3品の海外への寄付の話がのぼった。しかし具体的な内容がなかったこと、市場の評価として大きな金額の寄付とは受け止められていないことからインパクトは小さいと考えている。
短期RSIが30割れと売られ過ぎを示していることから一足飛びの安値は考えずづらいがトレーダー達の予想取引レンジは間違いなく下がっている。(N)