(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月29日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  214-13  214 1/2  210  210 1/4  -3/4  43692  -11433 
99 SEP  218 1/2-18  218 1/2  215  215  +3/4  88861  +4395 
99 DEC  228-27  228  224 1/2  224 3/4  +2  151191  +2130 
00 MAR  237 1/4-37 1/2  237 1/2  234  234  +1 3/4  25665  +523 
00 MAY  241-40 3/4  241 3/4  239 1/4  239 1/4  +1 3/4  2926  +279 
00 JUL  246 1/2-46  246 1/2  244  244 1/4  +2 1/4  5677  +193 
            322491  -3742 

 

大豆       --- 高値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  451-52  452 1/4  443  444  -1 3/4  24326  -4741 
99 AUG  454-54 1/2  455  447  447 1/2  +0  33683  +2626 
99 SEP  456 1/2-56  456 1/2  449  449 1/4  +1/4  14294  +787 
99 NOV  462 1/2-64  464  455 1/2  456 1/4  +3/4  77620  +3871 
00 JAN  471 1/2-72  472  465 1/2  466  +1/2  6464  +147 
00 MAR  479 1/2-79  479 1/2  474  474  +1 1/4  1572  +4 
            163529  +2715 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13530  +50  JUL  1637  -7  JUL  250 1/4  -2 1/4  120.80-120.95 
AUG  13330  +60  AUG  1651  -6  SEP  263 3/4  -2   
SEP  13320  +100  SEP  1669  -2  DEC  279 1/4  -1 1/2   
OCT  13320  +110  OCT  1680  -3  MAR  291  -1 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

日替わり”予報”に市場が慎重になる。前半と後半で全く様相の違うセッション。

高気圧の張り出し予報が昨日に増して鮮明になった。著名予報家トムスキリング氏までもが、「1994年以来最も暑い独立記念日(7月4日)となるであろう。」とコメントし、相場は前半活況を呈した。そのヒート懸念が、中盤までに新穀コーン5セント以上高・新穀大豆を8セント以上高まで押し上げる原動力となった。ファンドもその流れに逆らわず、売り越し整理を盛んにした。作付け報告および在庫報告の前日ゆえに、ポジションを縮小したという一面も、勿論要因の一つである。 

しかしながら、後半に入ると、最近(と言っても天候相場に極めてありがちであるが)天候が数日後に大きく変化する例が多いことや、高気圧は事実発生するとしても、持続しないのではないかとの予報が聞こえ始め、相場は冷やされる。「現在豊富な土壌水分を抱えるコーン畑にダメージを与えるには、少なくとも一週間は100度近くのヒートが続くことが条件。」であることを考えると、最近の変わり易い天候はコーンに決定的なダメージを与えるには至らないとの見方となったものだ。追い討ちをかけたのは、明日商業筋がコーン・大豆の大量受渡を行うという噂。特にそれら大手商業筋が。期近限月を昨日から大量に売り越していることが噂に信憑性を与え、引け間際になって期近に大量売りが流れ込んだ。新穀にも影響し、結局全限月で本日の最安値圏引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,400コントラクトの買い、大豆500コントラクトの買い越しと見られる。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 今週末の高気圧は勢力がかなり強く、相変わらず北部で90度台前半、南部では100度近くに達するとの予報となっている。ただ、現在のクロップ状況は乾燥気味であったオハイオ中部でさえ昨日降雨があり、更に改善が見込まれる。週末も降雨はゼロではなく、北部を中心に若干はありそうである。南部は予報通り気温が上昇すれば乾燥気味になろう。

デルタ地区 土壌水分が十分な地域が大勢を占め、今週末から予報通り高気圧が到来してもクロップへの影響は限られよう。 

ジョン デービス氏コメント 今週末から中西部に勢力を広げる高気圧は来週前半で一旦勢力を弱める。しかしその数日後7月12日の週に再度勢力を強め中西部に影響をもたらすと考えている。この週はとうもろこしの受粉の最盛期にあたっておりこの二つ目の高気圧の動きには注意が必要。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1) ローンデータ (単位:百万ブッシェル)

−とうもろこし− 

  6月22日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.4  -0.1  21.5  0.1  1,117.8  1,139.7 
1998CROP  1,268.4  -18.7  0.1  unch  446.4  1,714.9 

−大豆− 

  6月22日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.1  unch  6.7  unch  259.5  266.3 
1998CROP  192.3  -6.8  0.0  unch  144.0  336.3 

 

2) 受渡可能在庫 (百万ブッシェル) 

 

  6月25日  前週  前年同期 
コーン  4,606  4,859  6,107 
大豆  5,432  5,241  926 
小麦  33,674  33,345  27,326 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

明日の発表を待つ。しかし、本格的な買い機会は先と考えている。 

明日のUSDAによる発表は、短期的な相場展開を変化させる可能性を持っている。加えて、受粉期のヒート予報の真最中だけに、ごく短期的(2〜3日)な相場展開をここで予想するのは無意味に近い。ただ、来週の火曜日(月曜日は休日)は、下記理由でさらに相場が大きく転回するかも知れない。 

本日予報家のジョンデービス氏と面談した。同氏は、今話題になっている高気圧を今週月曜日に予報し、先々週の高気圧に関しては懐疑的な姿勢を崩さなかった。その意味では、今最も”当たっている”予報家の一人である。氏曰く、「今週末の高気圧は、夏場に良く見られる回帰性の高気圧の可能性がある。つまり、週末に強い勢力で張り出し熱波を送るが、2〜3日後には勢力を弱める。しかし、それから数日後にまた同様の勢力の高気圧が中西部に戻ってくるかも知れない。その数日後とは、7月12日辺りだ。」三大コーン生産州(アイオワ、イリノイ、ネブラスカ)の受粉最盛期は7月中旬だ。もし、7月10日過ぎに100度を超す熱波が来襲するとなると、相場への影響を無視できないことになる。では、7月12日以降の予報がデータ上で確認されるのはいつか?「7月6日の連休明けだ。」 

独立記念日前後には市場関係者が神経質になるために、熱波予報が特に敏感に相場に吸収されることが考えられる。つまり、7月6日に相場が急騰する可能性は十分だ。そのため、ごくごく短期的なプライシングを連休前(7月1〜2日)にしておくことは無難なやり方と考える。しかし、である。同時にデービス氏はその高気圧も長く続かない性質を持っている公算が強いことを指摘している。「本日のセッションの動き」欄でも述べたが、土壌水分が今ほど豊富なコーンの受粉にダメージを与えるのは、いかに受粉期であろうとも数日熱波が持続することが条件だ。受粉期の高気圧は誰が見ても上げ材料になる。ただ、作柄指数108%超、巨大な農家売り潜在圧力を前にすると、「持続しないかも知れない高気圧」や、ましてや「独立記念日の相場大転換説」に中長期相場予想の力点を置く気にはまだなれない。 ( F ) 

(大豆) 

明日は在庫、作付けレポートと天気予報次第。 

明日のマーケットは大きなレポート次第となるが上げた場合は売りのチャンスと考えている。長い目でみた場合には大豆を買い上げる理由が見つからない。 

7月以降9月までに1.4億ブッシェルのローン満期の大豆が何らかの形で市場に出てくる。現在の大豆のコンディションを背景に各トレーダーは今年のイールドを40〜41に上方修正しておりこれは30億ブッシェル近い生産量につながる。大豆、大豆油の価格低迷にもかかわらず、現在世界中にて作付けされている新穀の油糧種子の生産高は旧穀を上回ると予想されている。パーム油の生産高は少なくとも今秋までは上昇を続ける見込みにて過剰在庫はすぐには解消されない。 

したがい大豆相場が本格的に上げに転じる為には8月の天候の悪化以外考えられず、この早い時機に上げた相場は売りチャンスとみている。今後の6-10日間天気予報はコーンにとって一番大切な受粉期にかかってくる為コーンがいち早く天候に反応することになる。今週末に中西部に影響を持つ高気圧が中旬以降どのようになるかでコーンの相場が大きく動く可能性があるが、7月中旬までに上げた大豆相場は売りから仕掛けたい。(N)