(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年6月30日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 JUL | 210-10 1/2 | 212 1/2 | 209 1/2 | 211 1/4 | +1 | 23748 | -19944 |
| 99 SEP | 215 3/4-15 1/4 | 217 1/2 | 214 1/2 | 216 1/4 | +1 1/4 | 98487 | +9626 |
| 99 DEC | 224 3/4-26 | 227 1/2 | 224 | 226 1/4 | +1 1/2 | 154599 | +3408 |
| 00 MAR | 234 3/4-35 1/4 | 236 | 233 1/2 | 235 1/2 | +1 1/2 | 25784 | +119 |
| 00 MAY | 242 | 242 | 239 1/4 | 241 1/4 | +2 | 2934 | +8 |
| 00 JUL | 246 1/4 | 243 1/2 | 246 | +1 3/4 | 5751 | +74 | |
| 315863 | -6628 |
大豆 --- 高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 JUL | 448-47 | 449 1/2 | 443 | 448 1/2 | +4 1/2 | 17935 | -6391 |
| 99 AUG | 449 1/2-49 | 452 | 445 1/2 | 450 1/2 | +3 | 38109 | +4426 |
| 99 SEP | 451 1/2-52 | 454 1/2 | 448 1/2 | 453 1/2 | +4 1/4 | 15673 | +1379 |
| 99 NOV | 459-58 | 461 1/2 | 455 | 460 3/4 | +4 1/2 | 77502 | -118 |
| 00 JAN | 468-69 1/2 | 471 1/2 | 465 1/2 | 470 3/4 | +4 3/4 | 6453 | -11 |
| 00 MAR | 478 1/2-78 | 480 | 474 | 479 1/2 | +5 1/2 | 1640 | +68 |
| 163015 | -514 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JUL | 13590 | +60 | JUL | 1634 | -3 | JUL | 250 | -1/4 | 120.80-121.10 |
| AUG | 13370 | +40 | AUG | 1649 | -2 | SEP | 264 1/4 | +1/2 | |
| SEP | 13350 | +30 | SEP | 1664 | -5 | DEC | 279 1/2 | +1/4 | |
| OCT | 13350 | +30 | OCT | 1671 | -9 | MAR | 292 1/4 | +1 1/4 | |
| 本日の相場の動き |
両報告は肩すかし。天候の思惑に合わせて揺れる相場。
在庫報告・作付け報告ともに事前予想平均にきわめて近い数字となり、固唾を飲んで報告を待っていたコーン・大豆相場は、結局ほとんど影響を受けなかった。7月限受渡に関しては、コーンが意外に少なく(千コントラクト程度と予想されていた)、大豆もわずか4コントラクトのみであったために、若干価格支援材料とされたが、決定的なインパクトは無かった。
話題の中心は今日も天候。今週末の高気圧予報が続いていることから、堅調な前半となった。ただ、その高気圧の内容は予報家それぞれでまだら模様となってきた。酷暑になると繰り返し予報する者も多くいる一方、気温はそれほど上がらないと予報する者も出始めた。堅調な相場の雰囲気を変化させたのは、トムスキリング氏。同氏は昨日酷暑の独立記念日を予想したその舌で、本日は「この週末の気温は、せいぜい90度超えくらいか。」とコメント。相場は腰くだけ、コーン・大豆相場は一気に安値に突入する。しかし、高値期待を持ってしまった農家からは売り物が出ず、売りの勢いはすぐに減じられ、ファンドの月末のショートカバー注文に再び高値圏まで値を戻して引けた。
本日のファンドの動きは、コーンが3,600コントラクトの買い、大豆が300コントラクトの買いと見られる。
| USDA作付け報告、相場インパクトに欠ける |
本日の作付け報告は、驚きに欠ける内容であった。トレンドイールドで計算すると、大豆の生産高は過去最高の29.33億ブッシェル、コーンは93.63億ブッシェルとなる。コーンは、96年以来の低い生産量となるが、4年連続で90億ブッシェル以上。大豆は前年度の最高量27.57億ブッシェルを大きく上回ることになる。今後は、天候等を背景にしたイールドの大小が再び話題となるはずだが、USDAがイールドに変化を加えるのはフィールドサーベイを基に算出する8月需給報告以降になる公算が強い。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 週末から水曜日にかけての高気圧は強力であるとの予報は変わっていないが、土壌水分はこれまでの貯金があること、受粉も7月頭の段階ではまだ10%程度とみられることからコーンへの影響は限られるとみられている。ただ、昨日のジョン・デービス氏の予報(来週末からさ来週頭にかけての第二の高気圧の張り出し)は変更されておらず、現実となれば影響は小さくない。いずれにせよ本人曰く来週火曜日ぐらいにはかなりはっきりしてくるとのことなので待つしかない。
デルタ地区 状況変わらず。今週は程度に降雨もあり、週末のホット・ドライにもびくともしないであろう。
| NWS6-10日天気予報(7月6〜10日) |
| 気温(平年) | 雨量(平年量/日) | |
| 西部コーンベルト | MA(72) | B(0.70/2) |
| 東部コーンベルト | MA(74) | B(0.65/2) |
| デルタ | A/N(81) | N(0.60/2) |
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)USDA作付意向報告 (単位:百万エーカー) |
| USDA報告 | 事前予想平均 | 事前予想幅 | 1998年実績 | |
| コーン | 77.611 | 77.520 | 75.9-78.7 | 80.187 |
| 大豆 | 74.205 | 74.220 | 73.1-75.5 | 72.375 |
| 小麦 | 62.883 | NA | NA | 65.9 |
| 2)USDA在庫報告(6月1日現在、単位:10億ブッシェル) |
| USDA報告 | 事前予想平均 | 事前予想幅 | 99年3月1日在庫 | 98年6月1日在庫 | |
| コーン | 3.616 | 3.584 | 3.503-3.670 | 5.696 | 3.039 |
| 大豆 | 0.850 | 0.848 | 0.812-0.877 | 1.458 | 0.593 |
| 小麦 | 0.945 | 0.978 | 0.930-1.030 | 1.445 | 0.722 |
| 3) 本日の7月限受渡通知 |
| 数量(コントラクト) | 契約最終日 | |
| コーン | 356 | 16/11/98 |
| 大豆 | 4 | 12/5/98 |
| 大豆粕 | 0 | |
| 大豆油 | 2,563 | 17/6/99 |
| 小麦 | 4,105 | 29/6/99 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
来週頭までは天候で上げる。中長期の買い場はまだ先。
ある記事によると、過去15年間に9月限コーンを、毎年7月1日に売って7月末に買い戻したとしたら、15回のうち13回相場に勝っているらしい。また、7月16日に売って7月21日に買い戻していたら、15回のうち全て相場に勝っていたはずとのこと。さらに言えば、過去15年間で、7月中の9月限コーンの引け値平均は、6月中の期近月(7月)引け値平均より10セント以上も低いらしい。
「過去15年間はそうかも知れないが、今年は話が別かも知れない。」と言われれば、その通りだ。ただ、天候が変化しやすい今年、中西部の熱波の長期間の持続が現在予報されていない現在、7月頭の上げで買いを進めるのは分が良いとは言えない。予報家の気分で変化する天気予想に相場を動かされ、翻弄されるくらいなら、過去を参考にするほうが少なくともマシとも思える。
昨日述べたように、来週頭にかけて天候で上げる可能性は高いとは言えるが。( F )
(大豆)
今週はショートカバーで上げる場面が優先か。
7月4日という心理的なプレッシャーを感じる3連休を前にショートポジションを整理しておきたいローカルトレーダーがまだ残っている。昨日の引けレベルよりも値を下げたのは12時後半の短い時間であったが契約新安値を更新したこのレベルからショートカバーと思われる買いが殺到した。どうしても3連休前にポジションを整理しておきたかったようだ。
ショートポジションを持っている者はこのレベルにても充分利益がのっており、特にローカルトレーダーの中には目先の利益の確定を優先するものも出てくる。本日引け後の6-10日間予報でもホット&ドライ予報が出されており、今週は安値はショートカバーからサポートされることになりそうだ。
ただ昨日も述べたように大豆を新規にロングする理由はみつからない。また7月の天候は大豆にはまだ大きな影響を与えるものではない。ここで上げた場面は腰を据えて見送りたい。来週3連休明けの火曜日の天気予報がトウモロコシにとって大きな転換となる可能性がある。もしそこで上げる場面があれば売りあがり方針にて望みたい。(N)