(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年7月2日

本日の相場

とうもろこし   --- まちまちの寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  204 1/4-03 1/2  204 1/4  196  196 1/2  -7  12549  -5175 
99 SEP  208 1/2-09  209  202  202 1/4  -6  106632  +4825 
99 DEC  218 1/4-17 1/2  218 1/4  211 3/4  212 1/2  -5 3/4  159504  +3618 
00 MAR  228-27 1/2  228  222 1/2  223  -4 3/4  26703  +831 
00 MAY  232-32 1/2  232 1/2  228 1/2  229 1/4  -3 3/4  3398  +207 
00 JUL  237 3/4  237 3/4  233 1/4  234 1/4  -3 3/4  6227  +375 
            319685  +4746 

 

大豆       --- 安値寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  440 1/2-41 1/2  441 1/2  430  430 1/2  -11 3/4  15279  -2835 
99 AUG  443 1/2-43  443 1/2  432  432 1/2  -11 1/2  41006  -48 
99 SEP  445-46 1/4  446 1/4  434  434 1/4  -12 1/4  16571  +329 
99 NOV  452-51 1/2  452 1/2  440  440 1/4  -12 1/2  76938  -1665 
00 JAN  462-61  462  450 1/2  450 3/4  -12 1/2  6704  +113 
00 MAR  469-70  470  458 1/2  458 3/4  -13  1895  +233 
            164340  -3786 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13060  -390  JUL  1597  -12  JUL  240 1/4  -6  120.95-121.15 
AUG  12840  -410  AUG  1607  -13  SEP  251 3/4  -7   
SEP  12760  -430  SEP  1622  -11  DEC  267 3/4  -6 1/4   
OCT  12750  -450  OCT  1632  -14  MAR  280 1/2  -6 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

天候良好推移予報継続、下げが下げを呼ぶ転回。

結果としては、ファンドの3連休前のポジション調整がほとんど見られず、最安値圏での引け。受粉期の高気圧の影響に不確実性がさらに増し、華氏100度近い高気温を信用しなくなった市場は、寄り付きから休まず売りをかけた。シカゴでは、コーン・大豆・大豆粕・大豆油・小麦の全てが約定安値をやすやすと更新した。 

一部では、昨日の大幅下げの修正、3連休中の天候リスクを考慮した売り越しポジションの調整があると予想されていただけに、値を切り下げ続ける相場を見て、さらなる動揺売りが勢いに拍車をかけた。要因は本日も天候一色であり、コーンでは受粉期を前にしながらも、早々とイールド140を予想し始めるトレーダーもでてきた。 

昨日に引き続き、一方的な右肩下がり相場になっている。背景には、天候しかないと言われている。しかし、噂では、数ヶ月前に巨額の損失が表面化したTMF(タイガーマネージメントファンド)の商品取引マネージャーがこのほど失職し、持っていた巨大な買い持ちを昨日から整理を始めたと言われている。 

本日のファンドの動きは、コーンは7,300コントラクトの売り越し、大豆は1,400コントラクトの売り越し。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 今朝の段階でUSモデルでは来週末までには高気圧は西の果てに追いやられ第二の高気圧の脅威は去った形になっている。一方でヨーロッパモデルは来週半ば以降も引き続き中西部に止まるとの見方を示していたが勢力は弱まるとしており、いずれにしても来週末からさ来週にかけての天候の懸念は今日現在払拭された。今週末の高気圧については予報通りやってきそうであるが、現在の土壌水分では100度近辺が一週間程続かない限りは大きな影響はなさそうである。

デルタ地区 来週雨が予想されており更に状況が良化する見込み。 

 

NWS6-10日天気予報(7月8〜12日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  MA(74)  N/A(0.62/1) 
東部コーンベルト  A(76)  A(0.64/2) 
デルタ  A(82)  N/A(0.62/2) 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1) 本日の7月限受渡通知

 

  数量(コントラクト)  契約最終日 
コーン  441  30/4/99 
大豆  528  18/6/99 
大豆粕  0   
大豆油  427  29/6/99 
小麦  1,664  1/7/99 

 

 

2)コミットメントオブトレーダーズ報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  6月29日現在  6月22日現在 
とうもろこし  41,325 SHORT  29,154 SHORT 
大豆  17,751 SHORT  19,188 SHORT 
大豆粕  8,912 LONG  15,725 LONG 
大豆油  28,336 SHORT  27,464 SHORT 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いはまだ先。来週頭は上げもあり得る。 

来週の高気圧については勝負あり、というのが市場の見方である。ただ、本日引け後は、大変な買い材料の6-10日予報が発表され、また、コミットメントオブトレーダーズ報告ではファンドの超大量売り越しポジションが確認、今現在では恐らく史上最大の投機家売り越し量であると推測される。買い戻しの気配は本日まで無かったが、来週頭はそれらが波乱要因になり、全く新しい相場環境のように見えることもあり得る。 

しかしながら、中長期にはさらなる大幅下げの匂いは十分だ。現在の生育状況や土壌水分や今後の現物売り圧力を考えると、気になるのは受粉期の高気圧のみ。天気に関しては全くの素人ではあるが、仮にまた天気予報が変化し高気圧が張り出したとしても、今年のパターンからは勢力の持続が短いのでは、と考えたくなる。天候がそのようにほぼ問題なく推移すれば、史上最大売り越し中のファンドも当分その売りの手を緩めず、恐らくオプション売り越しを進めてこよう。来週頭の一時的上げがあったとしても、中期的な視野で買い場を探ることを勧める。 ( F ) 

(大豆) 

底値が見えない。続落を予想。 

7月4日の3連休前にこれほど大きく下げたことはマーケットがしばらく上向く事がない事を証明している。歴史的に大きく相場が変わる可能性があるこの時期にしかもファンドがショートを更に積みました事は今のマーケットを象徴している。 

1973年1月以来の安値となった。今日農家に近い筋のトレーダーと話をしたが彼いはく、1973年にトラクターは一台数千ドルだったが今は数万ドルする、にもかかわらず大豆の価格だけが逆戻りした。特に意味はないがなぜか印象に残った。同様にして特に根拠とはいえないが次の下値のサポートラインはこの当時つけた410となる。 

農家はまだ天候相場を期待しているようにて売り物は出てきていない。したがって下値の余地はまだ充分にある。4ドルを切らなければ南米の作付け意欲が減退しないという者まで出てきた。 

強材料としてはファンドのショートが今日現在で20,000コントラクトを超えていると思われる事。短期RSIが20と非常に売られ過ぎを示している事があげられる。一気に下げたため多少の買い戻しはあるかもしれないが上げた場面は待ちの姿勢で問題ない。あと10セント下げたら少しずつ買い進めるくらいでいいのではないか。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)