(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年7月7日

本日の相場

とうもろこし   --- まちまちの寄付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  188 1/2 - 88 1/4  188 1/2  184 3/4  187 1/4  -1/2  7096  -3228 
99 SEP  194 -94 1/4  195  191 1/2  194 1/4  -3/4  108293  -582 
99 DEC  204 1/4 - 03 1/4  205  201 1/4  204 1/4  -1/2  168166  +5754 
00 MAR  215 1/2 - 16  216 1/2  213 1/2  216 1/4  -1/4  32291  +2426 
00 MAY  222 - 22 1/2  223 1/4  220 1/2  222 3/4  +0  4331  +586 
00 JUL  227 1/2 - 27 3/4  228 1/2  226 1/2  228 1/2  -1/4  6603  -200 
            331982  +4707 

 

大豆       --- 高値の寄付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  415 1/2  415 1/2  409 1/2  414 1/2  +3/4  7793  -2760 
99 AUG  417 - 16 /12  417  410 3/4  415 3/4  +3/4  43475  +2128 
99 SEP  417 -16  417  411  416  +1/4  16679  -77 
99 NOV  423 1/2 - 22 1/2  424  416 1/2  422 1/2  +1  81346  -1290 
00 JAN  432 -32 1/2  432 1/2  426 1/2  432 1/4  +1 1/4  7444  +476 
00 MAR  441  441  434 1/2  441  +1  1962  +35 
            165394  -856 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  12640  -140  JUL  1537  +1  JUL  238  +2 1/4  122.10-122.25 
AUG  12550  -40  AUG  1550  +3  SEP  249 1/4  +20   
SEP  12490  +20  SEP  1564  +6  DEC  265 3/4  +2 3/4   
OCT  12470  +40  OCT  1575  +7  MAR  279  +2 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

下げに小休止。

コーン(3)・大豆(3)・大豆粕(6)・大豆油(4)・小麦(3)。今朝発表されたそれぞれの強気指数である。このように市場総弱気となったところで、さすがにテクニカル要因から下げ止まった。ファンドは軽い売り手であったが、商業筋のプライシングが相場を安定させた。 

相場の背景は天候を含めて変化が無かった。投機的には買う理由がないとの理由で、ファンドがその売りの勢いを緩め、割安感から当業者が買ったという筋書き。ただ、あまりの相場急落のために、政府による価格支援政策が期待され始めた。政府の政策担当者が本日会議をしている(議題は全くわからず)という未確認情報だけで、市場にその期待感が膨らみ、最終局面の相場押し上げ材料となった。 

ファンドの動きは、コーン3,500コントラクトの売り、大豆500コントラクトの売りであったと見られる。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 変化なし。昨日は90度台半ばまで気温が上昇したが、本日から金曜日までは概ねドライではあるものの最高気温は90度台前半止まりとなろう。金曜の晩頃から週末にかけては更に涼しくなり、ベルトの約半分をカバーする程度の降雨がありそう。 

ジョンデービス氏によると、今週末の降雨は前線が進むのが早いため40%程度の範囲をカバーする程度に止まり、再度ドライな天候に戻るが、来週火曜、水曜には65-70%をカバーする降雨をもたらす新たな前線がやってくるとのこと。気温は概ねクール(80度台)としている。 

デルタ地区 散発的な降雨がコンスタントにあり、週末には更に45%をカバーするような降雨がみられそう。気温は80度台後半から90台半ば。 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

1) 受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  7月2日  前週  前年同期 
コーン  4,701  4,606  5,945 
大豆  5,021  5,432  906 
小麦  34,214  33,674  28,566 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いはまだ先。 

世界中がさらなる安値を予想している。今はそれに抗するつもりはない。ファンドの売りすぎ、政府の価格支援策が一時的な相場の盛り上がりを演出することは予想されるが、それ以外に価格を上げる要因は考えにくい。 

政府の価格支援策については、このレベルまで価格が下がったにもかかわらず、何らかの政策を出さなければ、両党ともに来年の大統領選にも差し障るであろうゆえ、新政策打ち出しの可能性は十分あると言える。本当に議論されているのかどうかすらも確認できておらず、無論その内容に至っては、全く予想できない。ただ、最近1〜2年の価格支援策を見るにつけ、短期的にはその効果が見られるものの、中期には相場の勢いを変えるには及んでいないのは明白な事実だ。特に今年度に話を限定すれば、10億ブッシェルの生産量が囁かれ始めた状況で、根本的に市場の心理を変化させる政策とは一体どんなものか?土壌保全面積増加は今年度産には大きな影響を及ぼさないし、食糧支援であればそれこそ1億ブッシェル単位でするつもりでないと、需給環境は変えられない。ローン期間を長くするとしても、現在各予想家が発し始めた極端に安い底値予想(150セント台)を若干押し上げるのが関の山であろう。 

では、ファンドによる歴史的に多い売り越しに関してはどうであろう。その量が記録的であることもさることながら、受粉期の前にファンドが積極的に売り越しを膨らませること自体が、過去にそうなかったことである。今後の短期間に、様々な思惑からポジションが縮められ相場が敏感に反応する(急騰する)ことは十分あり得るが、基本的にファンドの売り越し増加余地はまだあると思っている。少なくとも、売り越しポジションを一方的に減少させてしまうのは、8月に入ってからと考えている。現在ファンドの合計売り越しポジションは、7万コントラクトともそれ以上とも言われている。昨日、CBOTのファンドの売り越しポジションリミットが増加され、一社につきオプションと定期それぞれ6千から9千コントラクトになったのだが、7万コントラクトのネット売り越しポジションというのは、ファンドの数を考えれば、多くのファンドがリミット近くまで取引していることを示していない。一般的には、受粉期の後の、しかも現物玉が大量流入してくる直前にそのポジションを最も膨らませると考えるのが普通だ。 

現在のところ、8月に入るまでは買いを待っても良いのではと考えている。しかし、微妙な時期については状況によって考え方を今後変えるかも知れない。 ( F ) 

(大豆) 

4ドル割れが現実のものに。 

更に安値を更新した。引けにかけてはやや戻したが、先週から昨日までの下げが大きすぎて一服しているだけにて下げ過ぎ感はない。今週中に4ドルをトライするのではないか。 

政府もさすがに農業政策の変更等をするのではとの話が伝わってきているが(減反率10%等)早くて来年度クロップからであり目先の価格サポートにはつながらない。 

農家はまだ売り惜しみで頑張っている。今日は国内のキャッシュは3〜5セント上げている。この価格ではコマーシャルの買い意欲も出てきているがあと3週間もすれば天候相場は終了する。天候からのラリーを諦めた農家売りがきっかけで更に相場が下落すると予想している。 

本日ある需要家と話をしたが彼自身初めての4ドル割れを目前にしてとりあえず4ドルを割ったらなにがしらは買いに入るといっていた。これは4ドルがサポートされるというよりも底値がみえないとはいえどうなるか分からない相場において一度4ドル割れという未知の値段を買っておいて将来の話のネタにしておきたいという意向からのようだ。単純な動機ではあるが案外こんな事から4ドルが意外に強いサポートラインになるかもしれない。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)