(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年7月12日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  181-80 3/4  182 1/2  177  180  +1  3198  -498 
99 SEP  186 3/4-87 1/2  189 1/2  184  186 3/4  +1/2  105756  -1992 
99 DEC  196 1/2-97 1/2  199 3/4  194 1/4  196 3/4  +1/4  174960  +1895 
00 MAR  209 1/4-09  211 1/2  206  208 1/2  +0  35171  +1196 
00 MAY  215 1/2  218  213 1/4  215  -1/4  5073  +99 
00 JUL  221  223 1/2  219  221 1/4  +0  7601  +411 
            338004  +1722 

 

大豆       --- 高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  415-16  428  415  424  +10 1/2  2587  -2455 
99 AUG  414 1/2-18  426  412 1/2  421 1/4  +9 1/4  43084  -2415 
99 SEP  414  422  408 1/2  417 3/4  +7 1/2  19907  +2315 
99 NOV  414-16  421 1/2  409  418 3/4  +7 1/4  82593  +1475 
00 JAN  424 1/2-24  429 1/2  417 1/2  426 3/4  +6 3/4  9025  +303 
00 MAR  430  436  426  435 1/2  +7  3115  +478 
            168664  +459 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  12780  +260  JUL  1536  -12  JUL  233 3/4  +3/4  122.10-122.40 
AUG  12530  +290  AUG  1543  -10  SEP  244  +1/4   
SEP  12380  +190  SEP  1558  -10  DEC  260 1/4  +1/4   
OCT  12330  +200  OCT  1570  -10  MAR  273 1/2  +1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

天気予報の変化に激しく上下する展開。

需給報告はコーンにはやや弱気、大豆にはやや強気程度の内容であったが本日の相場を支配したのはまたしても天気予報であった。 

朝方の天気予報において、先週まで予報されていた今週中盤の降雨が週末までずれ込む予報に変っていたことから高値での取引開始となった。それに加え大豆においては週末に中国が8月積みでUS産大豆を4万トン買い付けた事が確認され、更に8/9月積みで20万〜30万トン追加買い付けの可能性があると伝えられた事から期近限月を中心にファンド、コマーシャルの買いが入り10セント以上の上げとなった。 

大豆の期近限月が引っ張る形にてコーンにもファンドのショートカバーが入り3セント程上げる場面も見られたが、大豆に農家売りからのヘッジと思われる売り物が出ると相場は冷やされ小高いレベルまで戻すこととなった。 

今度は昼過ぎにトムスキニング氏が他の予報家以上の降雨を予想した事がきっかけとなり、一転して大きく売り込まれ本日の安値圏での取引となった。マーケットは一時過剰反応するもしかしながら他の予報家が皆これを否定する事が伝わりトムスキニング氏のポジショントークだったとの噂が飛びかいファントのショートカバーによりコーンでは安値から3セント程度、大豆では安値から10セントも戻しての引けとなった。 

本日のファンドはコーンで4,500コントラクト、大豆で8,400コントラクトのネットロングであったと考えられている。 

 

需給報告 

コーンはやや弱き、大豆はやや強きのレポートとなった。 

コーンにおいて新穀のイールドを135.8と先月の131.8から大幅に上方修正したことから生産量も予想の上限の96.5憶ブッセルとなった。期末在庫の19.94憶ブッシェルは21.1%の在庫率となり20%以上の在庫率は92/93クロップ以来7年ぶりの事となる。 

また大豆は新穀の作付け面積が増えたにもかかわらず期末在庫が前月をも下回る予想以下の数字となった事が強気材料と考えられた。しかし同時に発表された大豆油の期末在庫が大幅に増やされていた事から大豆3品全体では中立からやや強き程度の材料にとらえられた。 

その他主要生産国の生産量はコーン・大豆ともほとんど前月と変らず材料とはならなかった。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 週末はオハイオを中心に25%の範囲にて降雨があった。先週までの予報では今週の中盤に次の降雨が予報されていたが、今朝のモデルからは次の降雨予報は週末までづれこんでいる。降雨範囲は45%程度の予想。ただ今週中の最高気温は70度台後半から90度台前半までにて気温の上昇によるストレスの心配はない。

デルタ地区 週末にまとまった降雨があった。所々は降雨量が多すぎ問題となっているところも見受けられるが、今週はドライな予報となており水分過多による大きな問題にはならない見込み。 

 

NWS6-10日天気予報(7月18〜22日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  N/B(74)  A(0.62/1) 
東部コーンベルト  N/A(76)  A(0.64/2) 
デルタ  B(82)  N(0.62/2) 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT

@ USDA SUPPLY/DEMAND REPORT; 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  1998−1999   1999-2000  
  JUN  JLY12  JLY12 
作付面積(百万エーカー)  72.4  72.4  74.2 
収穫面積(百万エーカー)  70.8  70.8  73.3 
単収(ブッシェル/エーカー)  38.9  38.9  40.0 
       
初期在庫  200  200  395 
生産量  2,757  2,757  2,935 
輸入  6  4  4 
・供給合計  2,963  2,961  3,334 
搾油用  1,560  1,580  1,655 
輸出用  770  785  930 
種子・飼料用  88  89  89 
その他  115  112  70 
・需要合計  2,533  2,566  2,744 
期末在庫  430  395  590 
農家平均価格($/ブッシェル)  5.00  5.00  3.90-4.70 

 

A USDA SUPPLY/DEMAND REPORT; 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  1998−1999   1999-2000  
  JUN  JLY12  JLY12 
作付面積(百万エーカー)  80.2  80.2  77.6 
収穫面積(百万エーカー)  72.6  72.6  71.0 
単収(ブッシェル/エーカー)  134.4  134.4  135.8 
       
初期在庫  1,308  1,308  1,744 
生産量  9,761  9,761  9,650 
輸入  18  20  10 
・供給合計  11,087  11,089  11,404 
飼料用その他  5,625  5,575  5,575 
食用・種子用・工業用  1,860  1,845  1,910 
輸出用  1,875  1,925  1,925 
・需要合計  9,360  9,345  9,410 
期末在庫  1,727  1,744  1,994 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.95-2.05  1.95  1.65-2.05 

 

2)輸出検証高(7月8日の週:千ブッシェル) 

 

  発表数字  事前予想 
コーン  31,143  37-46 
大豆  8,646  5-10 
小麦  21,785  17-23 

 

3)進捗率・作柄 

 

  7/11現在  先週  昨年  平均 
コーン/シルキング  16%  7%  23%  14% 
大豆/開花率  35%  16%  33%  23% 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  1%  4%  17%  54%  24%  108.9  108.6  103.3 
大豆  1%  5%  23%  54%  17%  105.3  105.0  100.0 

 

 

本日のトーメンの意見

 

ダウントレンドは変っていない。

コーンは大豆にフォローした一日であった。80,000コントラクトと言われるファンドのショートは確かに売られ過ぎの警戒感をマーケットに持たれている。更に安値に行く為にはファンドのポジションがこなれる事が必要だ。しかし上値の心配は左程ない。新穀の在庫率は20%を超え、引け後のコンディションでも状態の素晴らしさが確認されており、6-10日間予報はまさにコーンの作付けにうってつけの予報となっている。買い急ぎまたはショートカバーを慌ててする理由はどこにも見当たらない。ここまで相場が下げれば中国が逆鞘で大きく売ってくることも考えられない。大豆の4ドル割れのようにきりのいいターゲットがないコーンではあるが大豆がここから30セント程度の下げは大いに期待できる事を考えれば、コーンも10セント程度の下げが充分に期待できる。 

今日の大豆の高値では農家売りが見られた。大豆の価格はローン価格を1ドル以上も下回っているが農家はローン価格にて大豆を売る事に満足しているわけではない。今日の売りがその典型であるが、例えば今朝7時に発表されるPCP価格は先週金曜日の引け値をもとに出され今日の4時までが有効になる。したがいセッション中にローンから玉を引き出し今日の高値にて売りをかけた農家は10セント程度のメリットが取れた事になる。実際今日は農家売りが多かった。ローンに入れていても金利は農家の負担となる為農家は今日のようなメリットが取れるときは売りを出してくる。もちろん今日ローンから引き出しても更に高値を狙う農家も見られる。どちらにしろ農家は意固地になってホールドしているわけではない事を頭においておきたい。今後も高値では農家売りによって頭は抑えられる。 

今日はファンドのショートカバーから大きく値を上げる事になった。しかしファント全体のショートポジションは40,000コントラクトと見られており、そのうちの2割程度が本日カバーされた事になる。マーケットはダウントレンドを考えていても逆に売られ過ぎを警戒する水準に達していた。更に下値に行く為にはファンドのポジションがこなれる事が必要であろう。上値は心配する事はない。しばらくもみ合った後また4ドルをトライすることになる。(N) 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)