(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年7月15日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、大幅安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  186-86 1/2  188 1/4  186  186 1/2  +2 3/4  1278  -1039 
99 SEP  193-94  195  192 1/4  193 3/4  +3 3/4  102326  -220 
99 DEC  205-04  206 1/4  203 1/4  205 1/4  +4 1/4  171964  -2514 
00 MAR  216 1/2-16  217 3/4  215 1/4  216 3/4  +4  37143  +823 
00 MAY  222 1/2  224  222  223 1/4  +4  5217  -77 
00 JUL  228  229 3/4  227  229 1/4  +4  7702  +118 
            332806  -2728 

 

大豆       --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  432  432  427  429 1/2  +3 1/2  1312  -251 
99 AUG  430-33 1/2  433 1/2  426  428 1/2  +5 1/4  39066  -1608 
99 SEP  428  428 1/2  422 1/2  423 3/4  +4 1/2  19948  +778 
99 NOV  428 1/2-31  431  424 1/2  427 1/4  +6 1/4  77252  -1720 
00 JAN  439-38  439  433 1/2  437  +7 1/2  10117  -133 
00 MAR  445 1/2-46  446  442  444 1/2  +6 1/4  3230  -3 
            160300  -2886 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  12740  +20  JUL  1541  +24  JUL  235 1/2  +1 1/4   
AUG  12780  +60  AUG  1544  +21  SEP  245 1/4  +1   
SEP  12760  +100  SEP  1558  +20  DEC  261 1/2  +1   
OCT  12760  +130  OCT  1567  +21  MAR  275 1/4  +1 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

一部のドライ懸念、ファンドのショートカバーを促す。

まず、相場の居所を決定つけたのは輸出需要。昨晩、アジア向けを中心にコーン・大豆の大量輸出成約が行われたと伝えられた。その上、週間輸出成約量は当初から好調予想であったが、全ての商品でその予想をさらに上回ったことが好感され、コーン・大豆ともに大幅上げからのスタートとなった。天候も東部ベルトの一部でのドライ懸念が継続。来週高気圧が張り出し気温を上昇させるとの予報が相場を敏感にした。東部ベルトの一部では、来週までに雨がつかなければ、イールドロスにつながると言われており、それへの懸念がファンドを昨日と同様の動きに駆り立てた。 

ただし、寄付き時につけた高値がほぼ本日の高値となる。この価格帯が農家の売り意欲を刺激、現物玉が大きく流れ始める。ファンドの買いに対してそれ以上の売りが見られ、相場は徐々に冷えていった。昼前には、一部予報家が今週末から来週にかけての雨の範囲は80〜90%と予報したことが売りを加速したが、その動きはトムスキリング氏による来週のホット・ドライ予報で止められ、逆に引けにかけて再び高値を目指した。 

一言で言えば、不確かな天気予報に対して、不安定なポジションのファンドが反応した相場であった。 

本日のファンドの動きは、コーン2,500コントラクトの買い、大豆3,000コントラクトの売りと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 今後5日間程度は、最高気温が80度後半から90度前半で推移し、コーンベルトの北部と西部に雨が見られる。気温が比較的低いことが、ドライ地域でのストレスを弱めているが、東部ベルトの一部では来週中に雨がないと、イールドに悪影響がでてくると考えられる。西部ベルトでは今のところ水分は十分であるが、もし気温が来週後半90度以上で推移することになれば、受粉時期だけにその影響には注視が必要となる。

今後6-10日は、西部ベルトに高気圧が張り出す。気温を上昇させ、雨は少なくなる。東部ベルトでは、平年並みの気温と降雨量が予想される。 

デルタ地区 来週も雨がつきそうだ。現在の水分状態は十分であり、大豆生育は順調だ。大豆はさやつきを迎えており、丁度今雨が必要な時期である。 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  984.2  810.8  48,225.7  35,796.1  7,148.4  1,991.1 
大豆  350.1  486.5  22,080.9  24,357.7  1,877.9  826.9 
小麦  661.4  0.0  5,699.0  6,071.3  3,318.7  0.0 
大豆粕  120.3  22.0  5,681.6  8,333.0  767.0  147.3 
大豆油  16.0  0.0  829.1  1,235.3  61.3  3.7 

輸出好調は予想されていたが、小麦を除く全ての商品がその予想をも上回った。 

2) 週間輸出高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  791.4  1,161.5  41,077.3  31,299.4  47,630 
大豆  244.4  127.4  20,203.0  23,121.9  21,360 
小麦  418.9  402.6  2,380.3  2,356.5  31,300 
大豆粕  85.1  167.6  4,914.6  7,393.4  6,170 
大豆油  6.3  6.5  767.8  1,134.9  1,040 

 

 

本日のトーメンの意見

 

買い場はまだ先。

今後数日の上昇局面は致し方ないと考える。投機家のポジションバランスが悪い中で、作物生育環境に障害が生じるのではとの市場の観測が一部にでも存在すれば、相場が買われて当然であろう。しかし、中期的な相場の決め手は、これが本当に障害になるかどうかである。無論、天候に依る要因が強いため、その答えを断言できるものは(天気予報家でも)いない。ただ、今のところ本当の障害になる可能性は高くないと感じている。 

今話題になっているドライ懸念のある東部ベルトの一部は、今現在水分不足となっているわけではなく、「このまま来週も雨がないと、イールドロスの可能性がある。」という不安定なものだ。実際、その「ドライ」と言われている地域の一つであるイリノイ中部を含めた中西部を昨日まで見てきたが、「現在の」生育の様子には文句のつけようがなく、マイルドな気温と微風の中でコーン受粉がすこぶる順調に行われており、大豆の開花状況も問題が見られない。イリノイ中部辺りでは、表土は乾燥しひび割れていたため、今後1〜2週間のうちには水分補給が必要なことをうかがわせていたが、決して危機的な状態ではない。その上、来週の高気圧予報は、米国式と欧州式のデータの一致がないなど、その信頼性はまだ高くない。極度に緊張している現在の市場が過敏になるのはわかるが、今年の場合信頼性の高くないデータでの高気圧予報が次々に現実にならなかったことを想起すれば、買いを待ちたくなる。 

大豆についてはまだ先が長いが、コーンは最も天候に影響される時期を通過しようとしている。これまで3日で見てきたフィールドは、大豊作を予想させるに十分なものであった。来週中の高気圧予報が最後の関門となるのではないか。 ( F ) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)