(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年7月16日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、大幅安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  183-82 1/4  183 1/2  180  180  -6 1/2  1085  -193 
99 SEP  191-90 1/2  191  187 1/2  187 3/4  -6  101840  -486 
99 DEC  202-01  202  198  198 3/4  -6 1/2  169912  -2052 
00 MAR  212 1/4-12 1/2  213 1/2  209 1/4  209 3/4  -7  36988  -155 
00 MAY  218 1/2-19 1/4  220 1/4  215 1/2  215 1/2  -7 3/4  5337  +120 
00 JUL  226-25 1/2  226  221 3/4  222  -7 1/4  7865  +163 
            330240  -2566 

 

大豆       --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  426  426  418  419  -10 1/2  1046  -266 
99 AUG  424-24 1/2  425 1/2  416 1/2  417 3/4  -10 3/4  37949  -1117 
99 SEP  418-18 1/2  421 1/2  413  414  -9 3/4  19869  -79 
99 NOV  423-22 1/2  424 3/4  415 1/2  417 1/4  -10  75893  -1359 
00 JAN  432 1/2-33  434  426 1/4  427 1/4  -9 3/4  10428  +311 
00 MAR  441-40 1/2  442  434 1/2  435 1/2  -9  3256  +26 
            157742  -2558 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  12390  -350  JUL  1524  -17  JUL  233  -2 1/2   
AUG  12380  -400  AUG  1529  -15  SEP  242 3/4  -2 1/2   
SEP  12390  -370  SEP  1541  -17  DEC  258 1/4  -3 1/4   
OCT  12380  -380  OCT  1551  -16  MAR  272  -3 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

予報が変化、高気圧の勢力弱まる。

今朝の天気予報が変化した。今週末前後の中西部の雨の範囲が広がり、80%程度と予報された。また、来週半ばに中西部に張り出す高気圧は、勢力は強くなく、しかもその持続期間も短いのではと伝えられた。昨日までの上げ相場の要因となっていた天候悪化がそのトーンを弱めたことにより、相場は支えられる材料を失い、コーン・大豆ともにいきなり3セント以上安値からのスタートした後、ファンドが売り進めた。昨晩からの農家売りはかなりの量に上ったと伝えられており、それからのヘッジ売りも少なくなく、買い手に欠ける相場はコーン12月200・大豆11月420を、事も無げに下回った。 

しかし、そのうち商業筋による買いが入り始める。一部の大手シッパーによる大量買い注文が相場の底値を形成、下げすぎ感を創出する。一旦底値を見た相場は、他のトレーダーにも下げ過ぎの警戒感を与え、底値から数セント戻したところで相場はしばらく動きを失った。動きを失った理由の一つは、昼のトムスキリング氏の予報を皆が固唾を飲んで待っていたことだ。が、そのスキリング氏は結局来週の予報について明確なコメントを出さず、最終局面の失望売りに繋がって引けた。 

本日のファンドの動きは、コーン3,500コントラクトの売り、大豆2,000コントラクトの売りであった。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 来週張り出す高気圧を示すデータが弱まっている。このことは、高気温となる期間が縮小したことを意味する。6-10日後の気温は、西部ベルトでは高めとなるが、東部では平年並みとなる。その時期の降雨量は、中西部全体で平年並みが期待できそうである。

コーンは現在コーンベルトのほとんどの地域で順調に受粉が進行している。北中部インヂィアナ、中央イリノイ、北部オハイオでは、ドライとなっているものの、今後5日間にこの地域に降雨が予想され、この雨が生育にもたらす影響は大きい。来週の気温は特別に高いものにはならないであろう。大豆についても、この雨は生育をより順調にすることになる。 

デルタ地区 最近数日降雨がなかったために、土中水分は低下しているものの、まだ十分である。今週から来週の始めにかけて雨が戻ってくる予報であり、大豆生育は順調であると言える。 

 

NWS6-10日天気予報(7月22〜26日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  MA(74)  N/B(0.62/1) 
東部コーンベルト  A(76)  A(0.64/2) 
デルタ  A(82)  B(0.62/2) 

西部ベルトの予報が強材料。しかしながら、東部の雨量が緩和している。特に、ドライが懸念されているインヂィアナ・オハイオ州において多い降雨が予報されたことが注目された。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1)コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  7月13日現在  7月6日現在 
とうもろこし  69,409 SHORT  61,772 SHORT 
大豆  22,489 SHORT  25,073 SHORT 
大豆粕  5,357 SHORT  908 SHORT 
大豆油  33,458 SHORT  32,465 SHORT 

 

 

本日のトーメンの意見

 

買い場はまだ先。

穀物相場で典型的な一年と言えるものがあるとすれば、どんなものであろうか。「そんなものはない。」というのがたぶん正解であろう。が、あえて言えばこうなるのではなかろうか。「作付け前(3月後半から4月前半)に上げたあと、作付け後(4月後半から5月前半)に下落、コーン受粉期が近づくにつれて上昇し、受粉が完了する直前に下がり始め、収穫前(8月末から9月前半)にコーンの底値をつける。その後は緩やかに上昇する。大豆は収穫期が少し遅いため、底値は約一ヶ月後になる。」そして、典型的な年に要求される条件は、需給がタイトでないこと、天候に大きな問題が見られないこと、である。 

さて、今年。今年は作付け期に雨が降ったものの、結果的にはうまく乗り切ることができた。その後の水分状態にも主要な問題は見られず、受粉前まで至った。天候の意味では、今のところ典型的なパターンに近いと言える。需給については、言うまでもなくタイトな状態ではない。ただ、昨年の豊作から期末在庫が膨れ上がっていたために、受粉期前に相場が上昇するというパターンをあまり踏まなかったことが典型とは違った点ではある。 

来週の高気圧予報の後退が、本日の相場の中心であった。これが来週月曜日になっても、本日の予報のとおり、高気圧勢力が弱いことが確認され、今週末から来週にかけて中西部全体に一雨あれば、受粉期の天候はほぼ良好であるとの見方となり、典型的な年の条件をほぼ満たすことになる。したがって、8月に向けて安値を見るというパターンが十分視界に入る。ただ、今年の場合は受粉前の上げが小さかっただけに、典型よりも早目に底値をつけることになると見ている。 

本日発表された、NWSによる6-10日予報は、再び高気温を示した。来週頭の天気が注目される。( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)