(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年7月19日

本日の相場

とうもろこし   --- 大幅高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  185  186 1/2  193 3/4  184 3/4  +4 3/4  978  -107 
99 SEP  192-93  193 1/2  190 1/2  191 3/4  +4  101101  -739 
99 DEC  203-03 3/4  205  202  203 1/4  +4 1/2  173425  +3513 
00 MAR  214 1/2-14 3/4  216 1/4  213 1/2  214 1/2  +4 3/4  37469  +481 
00 MAY  220 1/2  221 3/4  219 1/4  219 3/4  +4 1/4  5601  +264 
00 JUL  225 3/4  227  224  225  +3  7877  +12 
            333801  +3561 

 

大豆       --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  427 1/2-28  428  423  425  +6  854  -192 
99 AUG  426-25 1/2  426  421  423 3/4  +6  37109  -840 
99 SEP  424-23 1/2  424  417 1/2  420 3/4  +6 3/4  20168  +299 
99 NOV  427-25 1/2  427  421 1/2  425  +7 3/4  75435  -458 
00 JAN  434 1/2-36  436 1/4  432  434 3/4  +7 1/2  10443  +15 
00 MAR  444-44 1/2  444 1/2  440  444  +8 1/2  3387  +131 
            157335  -407 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  12640  +250  JUL  1531  +7  JUL  235 3/4  +2 3/4  118.05-119.85 
AUG  12660  +280  AUG  1536  +7  SEP  245 1/4  +2 1/2   
SEP  12720  +330  SEP  1550  +9  DEC  261 1/4  +3   
OCT  12710  +330  OCT  1562  +11  MAR  274 1/2  +2 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

週末の降雨が予想より少なかった事、特に東部ベルトでの降雨が少なかった事、また今朝方の天気予報にて今週後半に東部ベルトにホット&ドライ気味の予報が出された事から大きく値を上げ先週の下げをほぼ取り戻す事となった。また寄付き前にコーンにおいては韓国向け3船の成約が確認された事もサポート要因となった。

しかしながら今日の高値はオープニングとなった。寄り直後の高値では農家売りが見られた事、クロップキャスト等アメリカ式モデルを重視した予報の中には明日明後日にて東部ベルトに相当量の降雨が予報された事が相場を冷やした。 

その後は一転して非常に静かな取引となった。皆が皆今週の天気予報を見極めようと静観した為だ。昼過ぎの各予報家からの天気予報が注目されたが今朝と変らずにてバラツキのある予報のままであった。トムスキニング氏も天気予報よりもジョンFケネデJRに対するコメントを述べるなど相場に影響をあたえる発言はしなかった。 

本日のファンドはコーンでネット1,600コントラクトのロング、大豆にて1,100コントラクトのロングであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

週末の中西部は60%ほどの範囲にて0.25-1.25インチの降雨が見られた。しかし降雨範囲の大半は西部ベルトにて、東部ベルトはおよそ20%程度の範囲となっていた。今週のクロップキャスト社の天気予報は下記の通り。

米国中西部 今後2日間に東部ベルトを中心に60%の範囲で0.25-1.0インチ、所により2.0インチの降雨がある。その後金曜日までは限られた降雨となる。ポイントとなるのはイリノイ、インディアナ、オハイオにどれだけの降水量があるかであるが今週はオハイオには降雨がない予報となっている。最高気温はやや高めにて80度台から90度台中盤。 

デルタ地区 週末は南部には所々降雨がみられたが北部はドライであった。まだ土壌水分は潤沢であり特に問題はみられないが南部ベルトには今月末までに再度まとまった降雨がなければイールドの低下を招く事になる。 

ジョンデービス氏 今後5日間の予報は北部と南部で分かれる。北部は75-80%の範囲で0.4-1.8インチの降雨量。南部は40%の範囲で0.3-1.3インチの予報。ベルト全体に気温は高めだがストレスをもたらすほどにはならない。 

NWS6-10日天気予報(7月25〜29日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(74)  N(0.62/1) 
東部コーンベルト  A(76)  N/B(0.64/2) 
デルタ  A/N(82)  N(0.62/2) 

東部ベルトにて平均以下の降雨予報となっておりサポート材料。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(7月15日の週:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  43,358  32-42 
大豆  7,603  5-11 
小麦  20,501  18-23 

コーンは予想以上にてサポート要因。大豆と小麦は予想の範囲内。 

2)進捗率・作柄 

 

  7/18現在  先週  昨年  平均 
コーン/シルキング  40%  16%  51%  32% 
大豆/開花率  55%  35%  55%  41% 
大豆/鞘着率  12%  5%  14%  8% 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  2%  6%  20%  51%  21%  106.1  108.9  102.5 
大豆  2%  6%  25%  51%  16%  103.3  105.3  100.0 

 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  7/13現在  フューチャーズのみ 
とうもろこし  66,720 コントラクト ショート  69,409 コントラクト ショート 
大豆  21,692 コントラクト ショート  22,489 コントラクト ショート 
大豆粕  9,744  コントラクト ショード  5,260  コントラクト ショート 
大豆油  27,895 コントラクト ショート  33,458 コントラクト ショート 

とうもろこし、大豆において先週発表のフューチャーズのみよりファンドのショートが減少している。ファンドはオプションでもネットショートポジションと考えられていた為弱材料と考えられている。 

 

本日のトーメンの意見

 

今週は我慢。

明日明後日は天気予報次第であろうがクロップコンディションが予想以上に悪化していると捉えられており、明日は高値での寄り付きが予想されている。ただファンダメンタルに変化はない。クロップコンディションが悪化したとはいえまだ史上4番目の良好なインデックスを保っており潤沢すぎる期末在庫を抱える事に変りはない。 

先週発表されたファンドのネットショートの大きさが心理的に圧迫要因となっている。確かにコーンでは20数セント、大豆では30数セント高値からここまで売り下がってきており、今手仕舞いしても十分に利がのる水準にある。しかし心に留めておきたい事はファンドはすぐには手仕舞いしてこない事だ。彼らは日々ポジションをころころ変える事はしない。ダウントレンドがしばらく続くと考えればそのままポジションを取り続ける傾向にある。ファンドのショートカバーの影におびえて思わずショートカバーに入ってしまいがちなのはローカルトレーダーや実需筋に多い。 

下げ方が急であった為の調整局面とのんびり構えておきたい。今日の上げた場面でも農家からの売り物は出ている。心理的には農家の方があせっているのではないか。来月早々になれば南部からは収穫の声も聞こえてくる。相場がちょっと上げれば強材料ばかりに目がいってしまうのが人情であるがここが我慢のしどころと考えたい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)