(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年7月21日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  193  196 1/2  193  195 3/4  +6 1/2  426  -123 
99 SEP  199-200  206 1/2  198 1/2  203  +7 1/2  99231  -1091 
99 DEC  211 1/2-13  218 1/2  210  215  +8  171933  -579 
00 MAR  222-23 1/2  229 1/4  221 1/2  226 1/2  +8 1/4  37305  -141 
00 MAY  225 1/2-26  234 3/4  225 1/2  232 1/4  +8 3/4  5858  +329 
00 JUL  231-31 1/2  240  231  237 3/4  +8 3/4  8323  +218 
            330332  -1578 

 

大豆       --- 高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  441  444  441  443 1/2  +8  394  -303 
99 AUG  436 1/2-37 1/2  456  436 1/2  451 1/4  +19 3/4  36374  -821 
99 SEP  436-35 1/2  457  435 1/2  451 1/4  +22  19624  -817 
99 NOV  440-43  463  440  458 1/2  +24 1/2  76599  -668 
00 JAN  452-53 1/2  473  451  468  +23 1/2  10120  -362 
00 MAR  461 1/2-60 1/2  479  460 1/2  476 1/2  +23 3/4  4924  +977 
            158119  -1938 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13270  +440  JUL  1612  +38  JUL  243  +4 1/2  118.05-118.70 
AUG  13580  +710  AUG  1621  +45  SEP  253 3/4  +6 1/2   
SEP  13620  +750  SEP  1634  +42  DEC  269 1/2  +6   
OCT  13720  +800  OCT  1645  +42  MAR  282 3/4  +6   
                   

 

本日の相場の動き

 

3日間続けてのファンドのショートカバーから大きく上げる。

ファンドのショートカバーが寄り付きから入り大きく値を上げた。朝方の天気予報は昨日に比べややヒート懸念が出ていた程度でほとんど変りのないものであったが、テクニカルにアップトレンドのギャップ(寄り付きから大きく値を下げた7月6日のレベル)を埋めた事が好感された。 

トレーダーの誰もがここまでの上げを予想していなかったと口々にいう中、ファンドは買いの手を緩めずハーフリミットアップ以上の上げとなった。最初の一時間程度でファンドはコーンで8,000コントラクト、大豆で3,500コントラクトもの買いを入れたと考えられている。農家売りが少なかった事もマーケットの上げの原因となった。 

12時半過ぎにトムスキニング氏が今週末の気温が90度をいうに超えると図式入りで説明が始まるとこれが更にファンドの買い意欲を誘う事になり、コーンは10セント以上大豆も20セントを超える大きな上げとなった。結局リミットアップにはタッチしなかったものの一時はコーンで11セント高、大豆で29セント高をつけるに至った。最後はデイトレーダーの利食いがでて若干値を戻すも大幅高値での終了となった。 

本日ファンドはコーンにて11,500コントラクト、大豆にて12,100コントラクト、大豆粕にて8,500コントラクト、大豆油にて8,000コントラクトと大きく買い越したと考えられている。 

グリックマン長官の発言 

本日グリックマン長官より下記発言がなされた。 

@旱魃で穀物生産が減少していると伝えられるロシア向け食料援助を8月に行う。A長期土壌保全面積の拡大B食糧援助輸出のさらなる活用C農家が保管設備を建設する為の特別優遇融資Dローン制度にて融資期間の延長。 

すべてまだ可能性の段階でありこの中のいくつかは前々から噂に上っていた事であるが、改めてのグリックマン長官の発言に一歩前進して実現性が出てきたと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

雨が降るのは今日までにて明日以降はドライで平均以上の気温が予報されている。問題は気温の上昇。ジョンデービス氏が詳細に述べている。詳細は下記。

米国中西部 昨日はベルトの北部を中心に25%の範囲で0.5-1.5インチの降雨があった。本日は前線がベルトの東北部に移動して雨をもたらすが降雨範囲は20%程度の予報。イリノイ中部、インディアナ北部、オハイオにて今回雨がなかった場合、今後一週間程度は降雨が期待できずイールドの減少につながる。最高気温は80度台中盤から90度台中盤の予報。 

デルタ地区 昨日も南部地域には降雨があった。北部はやや土壌水分が不足気味にて降雨が欲しい。特にアーカンソー北部、ミズーリに今後10日間に降雨がなければイールドの低下につながる。今朝のモデルからは来週までに降雨がある可能性が少なくなった。予報通りであればドライな地域にてストレスの発生が懸念される。 

ジョンデービス氏 コーンベルトの明日明後日の最高気温は89-98度にて気温が最も高い地域はイリノイ中部南部、ミズーリ、アイオア南部、カンザス東部。週末から来週始めにかけて東部ベルトの気温はややクールダウンするが西部ベルトは変らずにホット。土曜日から来週水曜日までの最高気温は東部ベルトにて85-92度、西部ベルトにて88-96度にて気温が最も高い地域はミズーリ、カンザス東部、アイオア南部、ネブラスカ東部。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
NWS6-10日天気予報(7月27〜31日)

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A/MA(74)  N/B(0.62/1) 
東部コーンベルト  MA/A(76)  N(0.64/2) 
デルタ  N/B(82)  N/A(0.62/2) 

ここまでの気温の上昇予想を他の予報家も出していなかった。特に東部ベルトの気温が焦点。明日の寄り付きには間違いなくサポート要因となる。 

 

本日のトーメンの意見

 

買い場はもう一度やってくる。

予想以上のファンドのショートカバーであった。しかしテクニカルにまだコーンは長期移動平均価格を抜いたわけでもない。また大豆は一番大事な天候相場はまだ先であり今日はコーンにつられての過剰反応だ。ファンドは一度ポジションを取り始めたら3日間続けて取る傾向があるといわれている。今日で3日間続いた。明日のファンドの動向を見守りたい。 

農家が安心して売りを見送っている。しかし7月の後半に入ろうとしているこの時期に農家はまだコーンで12億ブッシェル、大豆で2億ブッシェル弱の売り物を残している。来月からはベルトの南部でコーンの収穫もスタートする。農家の売りが始まるのは目の前だ。ここは我慢のしどころと考えたい。 

旧穀限月の上げが新穀限月の上げより大きいというわけではない。国内の需要・輸出需要が強すぎて現物の手当てに困っているという話も聞かない。今回の上げはファンダメンタルに結びついたものではない事を再確認したい。ひょっとしたらダウントレンドは終わってしまったと弱気に考える事が危険だ。ファンドの影に脅えてまんまとはまってしまうことは避けたい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)