(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年7月26日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 大幅安値寄付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 SEP | 202-04 | 206 1/2 | 202 | 204 3/4 | -7 1/4 | 96804 | +686 |
| 99 DEC | 217-15 | 218 3/4 | 214 1/2 | 216 1/2 | -8 | 172961 | -501 |
| 00 MAR | 224-26 | 228 1/2 | 224 | 227 1/4 | -6 | 39344 | +1044 |
| 00 MAY | 232-32 1/2 | 234 1/2 | 231 | 232 1/2 | -7 3/4 | 7840 | +727 |
| 00 JUL | 235 | 238 1/2 | 235 | 236 3/4 | -7 1/2 | 9350 | +568 |
| 00 SEP | 241 | 238 | 238 | -5 | 844 | +52 | |
| 334015 | +2771 |
大豆 --- 大幅安値寄付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 AUG | 448-53 | 458 | 448 | 453 3/4 | -18 1/4 | 27335 | -4751 |
| 99 SEP | 453-54 | 460 1/2 | 450 1/2 | 456 | -20 | 20046 | +79 |
| 99 NOV | 460-62 | 466 | 456 1/2 | 462 | -19 1/2 | 80057 | +3594 |
| 00 JAN | 468-70 | 475 1/2 | 466 | 472 1/2 | -18 | 10464 | +226 |
| 00 MAR | 477-77 1/2 | 482 | 473 | 479 1/2 | -18 | 4718 | +150 |
| 00 MAY | 482-83 | 488 | 480 | 486 3/4 | -15 1/4 | 3991 | +355 |
| 153574 | -163 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| AUG | 13830 | -390 | AUG | 1572 | -51 | SEP | 258 1/2 | -4 | 115.60-116.75 |
| SEP | 13880 | -430 | SEP | 1586 | -48 | DEC | 275 | -3 3/4 | |
| OCT | 14000 | -490 | OCT | 1600 | -51 | MAR | 288 | -2 3/4 | |
| DEC | 14370 | -500 | DEC | 1625 | -50 | MAY | 297 1/2 | -2 1/2 | |
| 本日の相場の動き |
天気予報が変化。大きく下げる。
またしても天気予報が変化した。まず今週懸念されていた最高気温が100度を超すようなヒートの可能性が後退した事。今週に2回降雨システムが期待され夫々に40%の範囲での降雨がベルトの北東部を中心にある事。朝方クロップキャスト社が発表した6-10日間予報では気温は平均並み、降雨量がベルト西部で平均、ベルト東部では平均よりやや多めとなっていた事が大きく弱い材料として働いた。寄付き前にとある大手外商に現物価格を聞いてみたがコーンで10セント、大豆で20セントものダウンプロテクションを付けていた。
予想通りコーンで11セント、大豆で22-3セントダウンでの寄付きとなった。ファンドは売り買いそれぞれマチマチであり、コマーシャルが主に売りにまわった。しかし農家はまだ強気姿勢を崩しておらず今日の段階での売り物は少なかった。
安値では引け後のクロップコンディションが悪化しているとの懸念から買い戻しが入るも大きな上げにはつながらず、終始天候の回復がマーケットの頭を抑えた。ロシア首相がアメリカに期待する食糧援助は穀物ではなく食料と発言したこと、相場が高騰すれば中国がマーケットに入ってくると噂された事もネガチブな要因ととられた。
昼過ぎの各予報家の天気予報も朝のものと変らず、マーケットは大きく動くこともなく最安値ではないが本日の安値圏、金曜日比大幅安値での終了となった。
本日のファンドはコーンで1,800コントラクトのネットロング、大豆で1,400コントラクトのネットショートであったと考えられている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 週末は気温が上昇、イリノイ・インディアナ・オハイオの南部、ミズーリ等のドライな地域でも100度近くに達したが、ベルトの45%をカバーした降雨がオハイオ中部、インディアナ北東部・南部、イリノイ中部・南部の一部をもカバーした。本日から明日朝にかけても北部を中心に降雨がある見込み(降雨範囲40%)。水曜には再度北西部から雨が降りだし、木曜には東部へ移動、イリノイ北部、インディアナ、オハイオで降雨が期待できる。この降雨はベルト全体の40%をカバーし、この間最高気温は概ね80度台半ばから90度台半ばの予想。
6-10日間予報(クロップキャスト)-- 気温については、デルタの北部は平年以上だが、デルタ南部及び中西部の殆どの地域が平年並。雨量については、中西部の西部は平年並、東部とデルタは平年並から平年以上の予想。
ジョン・デービス氏の予想-- 本日北部に降雨をもたらす前線は今夜から火曜朝にかけ南部へ移動し水曜まで止まろう。木曜から土曜にかけては西へ去った高気圧が再度やってきてドライとなろう。気温については南部、西部では高く、今週前半は94-99度、後半は89-99度。週末から来週初めにかけては再度クールダウンし、降雨も期待できるだろう。
デルタ地区 週末にドライ気味のアーカンソ-北東部とミズーリ南東部に若干の降雨はあったものの状況を改善するに到らず、気温も95-100度まで上昇した。明日わずかにこの地域に降雨のチャンスがあるが、あまり効果はなさそう。気温は本日96-100度、火曜、水曜はやや下がり93-96度、木曜以降再度95-100度まで上昇の見込み。上記地域以外は今の所問題なし。
| NWS6-10日天気予報(8月1〜5日) |
| 気温(平年) | 雨量(平年量/日) | |
| 西部コーンベルト | A(74) | A(0.60/1) |
| 東部コーンベルト | A(76) | N(0.57/1) |
| デルタ | A/N(82) | N(0.58/2) |
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(7月16-22日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 36,450 | 39-43 |
| 大豆 | 12,198 | 7-11 |
| 小麦 | 22,418 | 19-23 |
天候相場一色で殆ど材料視されなかった。
| 2)進捗率・作柄 |
| 7/25現在 | 先週 | 昨年 | 平均 | |
| コーン シルキング | 75% | 40% | 77% | 57% |
| ドウステージ | 11% | 6% | 11% | 9% |
| 大豆 開花率 | 74% | 55% | 72% | 60% |
| 鞘付率 | 27% | 12% | 28% | 19% |
| 作柄 | 非常に悪い | 悪い | 普通 | 良い | 非常に良い | 指数(今週) | (先週) | 昨年 |
| コーン | 2% | 7% | 21% | 50% | 20% | 104.3 | 106.1 | 103.5 |
| 大豆 | 2% | 7% | 26% | 50% | 15% | 102.3 | 103.3 | 101.5 |
予想より悪化していない。特に悪化が懸念されたインディアナ、オハイオでは良いと非常に良いの合計がコーンではそれぞれ2ポイントと5ポイント、大豆では1ポイントづつ悪化したにとどまった。
| 本日のトーメンの意見 |
天候が落ち着けば再度大幅下落の可能性がある。
強気なトレーダーでも7月9日の安値から先週金曜日までの高値への上げが急激すぎたとして半値戻しの可能性を示唆している。したがいコーン12月限では安値196、高値226-1/2の半値戻し211-1/4、大豆11月限では安値405-1/4、高値484の半値戻し444-1/2あたりが次のサポート要因となってくる。しかしこれはテクニカルな面だけをみた場合である。本日はまだ農家売りがでなかった。先週エンジョイした農家はまだ気持ちの上で売り急ぐ気になっていない。ただ特にローン価格割れしている大豆の新穀に関してはすでにLDPを決めている農家も多く、下がり始めれば段々不安感から売りが増えてくるはずだ。LDPを決めた420-430辺りが下げ始めた時の本当のサポートラインではないか。コーンも大豆と同様の動きになるであろう。したがい平均的な天候が予報されているうちは決して買い急ぐことなくこのレベルをターゲットとしたい。
特に大豆で一番大切な時期は8月でありこれからの天候が重要だ。今後の天候が理想的になものになればまだ契約新安値の可能性も充分にあるとアナリストも唱えている。ただコーンは受粉期をほぼ終えてしまい9月限が7月限の安値を抜くことはちょっと難しい。
本日の急落にもかかわらずコーンと大豆のCIF BARGEはほとんど価格が変っていない。国内の需要家も先週ある程度買ってしまった事もありこれ以上の買い急ぎは出てこない様だ。価格が下がってきても今度は需要が出てこなければ、いよいよもって農家が売り急ぐ下地になる。
引け後のクロップコンディションをベースにとある著名なアナリストはコーンのイールドを132.0BU、生産量を93.7憶BU、大豆のイールドを40.1BU、生産量を29.4憶BUと予想している。彼のコメントによれば予想したほどのコンディションの悪化ではなくこの数字は明日の寄付きにはやや弱材料になるというものであった。先週我慢に我慢をして買いを待ったのであればもう少し待つ事は容易なはずだ。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)