(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年7月29日

本日の相場

とうもろこし   --- まちまち寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  196-95 3/4  200  195  199 3/4  +3 3/4  92948  -2968 
99 DEC  207-06 1/2  211 1/2  206 1/4  211 1/4  +4 1/4  158325  -4744 
00 MAR  217 1/2-17 3/4  222 1/4  217  221 3/4  +4  41209  +354 
00 MAY  223 1/4-23 1/2  227 3/4  223  227 1/2  +4 1/4  7417  -114 
00 JUL  229 1/4  233  228  232 3/4  +4  9519  +242 
00 SEP    238 1/2  235  237 1/2  +3 1/2  936  -6 
            317359  -7265 

 

大豆       --- 安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 AUG  423-23 1/2  436 1/2  423  431 1/4  +5 3/4  16702  -3117 
99 SEP  420 1/2-21  434 1/2  420 1/2  429 3/4  +5 1/2  22137  +370 
99 NOV  426-25  439  425  433 1/2  +4 3/4  75338  -3492 
00 JAN  435 1/2-36  449  435 1/2  444  +5 3/4  10515  +272 
00 MAR  444-44 1/2  455  444  451 1/2  +5 3/4  5338  +351 
00 MAY  451 1/2-52  461  451  459  +5 1/2  4035  -138 
            141236  -5670 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  13090  +50  AUG  1496  +23  SEP  257 1/2  +1   
SEP  13190  +130  SEP  1511  +23  DEC  273 1/2  +1/2   
OCT  13200  +90  OCT  1525  +21  MAR  287 1/2  +1/2   
DEC  13530  +140  DEC  1549  +22  MAY  296 3/4  +1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

ファンドの買い。

天気予報は昨日と大差なく、来週比較的涼しく、雨がちになるとの見込みであった。しかしながら、小安く寄付いた後は、ファンドの買いが絶え間無く続き、相場を始終吊り上げた。 

コーンにおいては、「すでに受粉期はほぼ終了にかかっており、いくつかの地域に受粉をミスした畑がある限り、当初予想の上限のイールドは望めない。」との見方があった。来週、気温が下がり雨がつくとの予報ではあるが、受粉期が終了していれば、それらの地域の改善はできず、来週の雨は弱材料にはならないと見られたようだ。下値の余地が少ないと見たファンドがそのショートカバーを続け、これと言った買い材料無しに、相場は上がっていった。高値期待で農家売りが途絶え、農家渡しの現物価格が急上昇したことも、相場を支えた。 

大豆は、来週の雨が鞘つきに適当とされ、寄り付き時こそ安値となったが、今週前半の売られ過ぎ感からかファンドの買いがコーンより先に入った。輸出成約高報告が好調を示したことも、強材料。一度約定安値を更新した大豆油が、反転に入ったことも好感された。セッション中、再来週の天気予報が流れ、再来週については高気圧が戻ってくると言われたことが、一時大豆を10セント高まで持ち上げたが、買い注文も続かず、5セント前後高に落ち着いて引けた。比較的注文量の少ない日と言える。 

本日のファンドの動きは、コーン6,800コントラクトの買い、大豆5,500コントラクトの買い。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 昨日ベルト中央付近で降り続いた雨は、中西部全体で水分不足と言える地域を15%以下まで減少させた。しかしながら、本日の高気温は、特に西部ベルトにおいてダメージを広げる可能性がある。その後は、土曜日以降来週まで気温は下がり、降雨も十分にありそうなので、大きなイールドロスは見られないであろう。

 

デルタ地区 ミズーリ南東部とアーカンソー北東部で大豆の若干ながらイールドロスが予想される。ミズーリ南東部では昨日雨が降ったが、まだ十分とはいえない。週末に雨が無ければ、それらの地域でのイールドロスは15〜20%に達する見込み。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  634.5  613.1  49,946.1  36,776.1  6,849.8  3,115.5 
大豆  140.0  484.6  22,532.1  24,709.2  1,769.9  1,581.5 
小麦  486.9  0.0  7,143.1  7,288.4  3,806.7  0.0 
大豆粕  37.5  7.8  5,832.8  8,282.8  703.0  171.2 
大豆油  1.0  0.0  835.0  1,307.5  60.2  3.7 

 

2) 週間輸出高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  889.0  1,136.9  43,096.3  32,635.1  48,900 
大豆  265.7  297.6  20,762.2  23,489.2  21,360 
小麦  510.5  445.9  3,336.4  3,296.0  31,300 
大豆粕  149.7  65.4  5,129.8  7,536.0  6,170 
大豆油  3.9  3.1  774.8  1,159.8  1,040 

 

 

本日のトーメンの意見

 

安値を予想。

ファンド当分、買い姿勢を続けそうだ。弱材料らしきものは多数あるものの、そのほとんどが相場に織込まれ、したがって下値余地が少ないと判断するのは、(ある意味で)当然と言える。特に、コーンに関しては、当初イールドが140近くに迫るという予想もあったほどの生育状況では無くなっており、売り越しを縮め始めるという行動パターンは理解できなくはない。 

しかし、だからと言って、もう安値がないとは思えない。昨年を想起すると、農家はLDPにより最低手取り価格が保証され、高値を待ち続けることができたはずにもかかわらず、8月に大量売りを余儀なくされた。その背景は、保管能力の限界であった。さて、コーン・大豆ともに2年連続の豊作年となることはほぼ確実となっている今年はどうか。中西部には昨年の豊作大豆・豊作コーンが昨年と比ぶべくもないほど大量に残っており、ローン玉だけでも6月末現在でコーン13億ブッシェル、大豆1.8億ブッシェルもあるような「非常時」だ。そして、昨年の農産物価格低迷から、農家は保管スペース増加の投資はほとんどしていない言って良い。平年並みを超える生産量が確実な今年の収穫が近づけば、農家の反応が昨年以上になるのは確実であろう。今日、農家売りが止まった。ファンドが買い姿勢に入って、農家はまたも、はかない高値期待を始めた。ここで農家売りが止まることは、8月に入っての売りプレッシャーがより強くなることを意味する。  

したがって、これを相場に織込まれた事実と過小評価するには早すぎる。 

昨日・本日とオハイオ・インディアナの畑を見て回っているスタッフからは、受粉をミスしたコーン畑は意外にも少なく、大豆については鞘付きまで至っている畑は少ないものの、環境は悪くないとの報告が入ってきている。 ( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)