(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年8月02日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- ほぼリミットアップの寄付き、リミットアップの引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 SEP | 214 - 12 | 215 1/4 | 212 | 215 1/4 | +12 | 91648 | -556 |
| 99 DEC | 224 - 24 1/2 | 226 1/2 | 224 | 226 1/2 | +12 | 157780 | +1157 |
| 00 MAR | 233 1/2 - 34 1/2 | 236 1/4 | 233 1/2 | 236 1/4 | +12 | 42995 | +1689 |
| 00 MAY | 240 - 39 1/2 | 242 3/4 | 239 1/2 | 242 3/4 | +12 | 7749 | +120 |
| 00 JUL | 244 - 43 1/2 | 247 | 243 1/2 | 246 3/4 | +11 3/4 | 9516 | +41 |
| 00 SEP | 244 - 43 | 247 | 243 | 245 1/2 | +10 1/2 | 994 | +45 |
| 317846 | +2646 |
大豆 --- ほぼリミットアップの寄付き、リミットアップの引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 AUG | 458 | 467 | 453 | 464 1/2 | +30 | 9406 | -1880 |
| 99 SEP | 455 - 58 | 461 | 451 | 461 | +30 | 21397 | -289 |
| 99 NOV | 462 - 60 | 463 1/4 | 456 | 463 1/4 | +30 | 79055 | +821 |
| 00 JAN | 472 - 68 | 473 1/4 | 466 | 473 1/4 | +30 | 10843 | +177 |
| 00 MAR | 479 - 77 | 481 1/2 | 474 | 481 1/2 | +30 | 5309 | -38 |
| 00 MAY | 480 | 489 | 480 | 489 | +30 | 4155 | +57 |
| 137676 | -961 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| AUG | 13990 | +1020 | AUG | 1604 | +98 | SEP | 282 3/4 | +19 | 114.10-114.70 |
| SEP | 14050 | +1000 | SEP | 1617 | +96 | DEC | 298 3/4 | +19 | |
| OCT | 14090 | +1000 | OCT | 1627 | +100 | MAR | 312 1/2 | +18 3/4 | |
| DEC | 14410 | +1000 | DEC | 1654 | +100 | MAY | 321 | +18 3/4 | |
| 本日の相場の動き |
リミット・アップ高。作柄懸念から。
寄付き直後にリミットアップとなり、序盤の短時間こそ一時リミットからはずれたが、新穀を中心にほぼ終日リミットアップ高で貼りついたまま。コーン12月・大豆11月は、ずっと大量の買い注文が残り続け、引け際もコーン12月2,000コントラクト以上、大豆11月1,000コントラクト以上の買い注文が未成約のまま残った。
週末に予想された雨の範囲が狭く、ミズーリ・イリノイ南部等の乾燥地帯の水分補給に失敗、それを受けて売り手不足・成り行き買い注文の殺到となった。今週の雨の範囲も当初見込みよりは北に外れるとの予報となり、コンディションが悪い地域には何の恩恵もないと見られた。その上、来週の高気圧の戻りまでもが予報される事態に、中盤以降相場はコーン・大豆・大豆粕・大豆油すべてがリミット高からほとんどはずれることなく終わった。金曜日のコミットメントで、大口投機家が意外に大きな売り越しをまだ保持していると確認されたことが、ファンドの不安感を煽ったとも言われている。農家売りは影を潜め、売り手に不足する展開であった。
本日のファンドの動きは、コーン1万コントラクトの買い、大豆3,000コントラクトの買いであったと見られる。
明日のレンジはコーン18セント、大豆45セントとなります。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 先週の金曜日まで非常に暑かったが週末の気温は平年並みまでクールダウンした。週末の降雨量はベルト北部では60%、ベルト南部では20%。ただ降雨量は少なく散発的な降雨であった。今後10日間には二つの前線が通過する見込み。最初は今週火曜日から、ベルト北部を中心に30-35%の範囲。次は日曜日から、これもベルト北部を中心に50%の範囲。どちらも降雨量は少なく1インチ以下の予報。
次の地域は何らかのストレスを受けていると思われる。オハイオ南部、イリノイ、ミズーリ、アイオア南部、ウイスコンシン南部、ネブラスカ南部、東部ミネソタ。特にミズーリイリノイ、インディアナにては今週さらに土壌水分の不足からクロップに問題が生じる可能性がある。ベルト全体でも来週までに30%の地域にて土壌水分が不足気味になる可能性がある。
デルタ地区 週末に予想されていた降雨がなかった。アーカンソー北部、ミズーリ南部では土壌水分の不足から大豆のイールドの低下が懸念される。ただこの地域の大豆はほとんどが一番大切な鞘付きの手前の段階であり、まだロスは少ない見込み。今週の降雨が是非必要だが、今のところ今週の降雨は限られたものになりそう。
| NWS6-10日天気予報(8月8〜12日) |
| 気温(平年) | 雨量(平年量/日) | |
| 西部コーンベルト | N(73) | A/N(0.57/2) |
| 東部コーンベルト | N(75) | A(0.50/1) |
| デルタ | N/A(81) | N(0.54/1) |
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(7月29日の週:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 43,032 | 38-44 |
| 大豆 | 5,594 | 7-11 |
| 小麦 | 12,513 | 19-23 |
10時の発表。天候相場の中では全く材料視されなかった。
| 2)進捗率・作柄 |
| 8/1現在 | 先週 | 昨年 | 平均 | |
| コーン シルキング | 91% | 75% | 89% | 78% |
| ドウステージ | 24% | 11% | 22% | 16% |
| 大豆 開花率 | 85% | 74% | 83% | 75% |
| 鞘付率 | 46% | 27% | 46% | 34% |
気温の上昇から生育は例年に比べ早い。
| 作柄 | 非常に悪い | 悪い | 普通 | 良い | 非常に良い | 指数(今週) | (先週) | 昨年 |
| コーン | 3% | 9% | 25% | 46% | 17% | 101.0 | 104.3 | 103.5 |
| 大豆 | 2% | 6% | 25% | 51% | 16% | 98.3 | 102.3 | 102.0 |
予想以上のクロップコンディションの悪化。明日のマーケットには間違いなく強い材料。
| 3)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) |
ファンドネットポジション
| 7/27現在 | フューチャーズのみ | |
| とうもろこし | 38,063 コントラクト ショート | 37,904 コントラクト ショート |
| 大豆 | 6,439 コントラクト ショート | 10,775 コントラクト ショート |
| 大豆粕 | 8,424 コントラクト ショート | 3,709 コントラクト ロング |
| 大豆油 | 24,772 コントラクト ショート | 36,015 コントラクト ショート |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
8月上旬までは、買い場を見つけるのは難しそうだ。
先週末、あるトレーダーがミズーリ州に里帰りしたら、辺りのコーン畑一面が乾燥によって完全にやられ、ほとんど植物としての体をなしていない地域があったそうだ。また、情報誌によると、あるイリノイ南部の農家は、自分の畑のコーンイールドは去年の約半分までに落ちると報告しているらしい。期待された雨が週末に降らず、各地から衝撃的なレポートが次々と舞い込む状況に、一ヶ月前までは140の声もあった全米のイールドは、今や多数が125〜128という予想が出るまでに豹変した。イールド125となれば、コーン価格は2ドル近いとこで収まるものではない。相場は、今後しばらくこの”新イールド予想”の方を背景に、高値推移となり9月限235・12月限245辺りまで値を伸ばすことになるかも知れない。
しかし、本日発表のGWS作柄報告は大幅下落したが、それでも指数は本日101。優秀な数字とは言えないが、まだ平年並みである。事実、セッション後のFCCやTIERNEYのイールド予想はそれぞれ131.65と134.2と、割と”落ち着いた”数字も出てきている。ここ1〜2週間の作柄の大幅下落がもたらす不安感はあまりにも大きく、相場を必要以上に吊り上げる原因になっているのではないか。したがって、行き過ぎ(買われ過ぎ)感が出てくるのも意外に早いと見ている。その行き過ぎ感が表れるとすれば、時期的に需給報告(8月12日)の前後が考えられる。8月も中旬になってくると、農家の旧穀売りに残された期間は限られており、その売り圧力はより集中的になる。相場の居所は変わってしまっており、「約定安値再び」とまでは言わないが、買い場を完全に逸したと考えるのは早計だ。 ( F )
(大豆)
今日でダウントレンドは終了した。しばらく安値には戻らない。
今日のリミットアップには非常に疑問が残るが(先週の熱波の時に下げて、気温が下がってからのリミットアップとなった)引け後のクロップコンディションはショックだった。今日の相場もこのクロップコンディションを先取りしたものといえよう。ただこのクロップコンディションも先週予想より悪化しておらず、今週予想をはるかに上回る悪化を示しており疑問が多い。しかしこのクロップコンディションをもとに8月の需給報告が発表される事を考えると、農家の売りは少なくとも先々週の高値レベル、または需給報告までは出てこないであろう。
今後天候の変化から雨が降っても農家はしばらくホールドするであろう。8月中旬頃から農家の売り物が出てきても買い手は今度は我慢できずに450割れくらいから買い始める可能性が強い。明らかに相場のレンジが上がってしまった。
ただ著名なアナリストに聞いたところUSDAは8月の需給報告にてイールドを低めに見る傾向が強いという。今回のクロップコンディションもまさにその典型といえるかもしれない。
実際大豆は天候相場の真っ最中にてまだイールド回復の余地を多いに残している。しかし個人的には今日の相場から契約安値は7月9日に付けたと了解している。今回のラリーは明日まで続きそうだが需給報告前にセットバックで下げた期近限月は拾っていかざるをえない。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)