(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年8月4日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  217 1/2-18 1/2  225 1/2  217  275  +5 1/2  88565  -4478 
99 DEC  229-30 1/2  237  229  236 1/2  +5 3/4  163782  +3897 
00 MAR  237 1/2-38 1/2  247  237 1/2  246 1/2  +6  43880  +311 
00 MAY  244  251 1/4  244  250 3/4  +5  8336  +209 
00 JUL  248-48 1/2  255  247 1/2  254 3/4  +5 1/4  10607  +415 
00 SEP  246 1/2  254 1/2  246 1/2  254 1/2  +7 1/4  993  -26 
            323900  +614 

 

大豆       --- 高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 AUG  468  489  468  486  +14  6052  -2041 
99 SEP  471-70 1/2  491  470 1/2  487 1/2  +14 1/4  22108  +396 
99 NOV  475-76  497  475  494 1/4  +15 3/4  81108  +544 
00 JAN  485 1/2-86 1/2  507  485 1/2  503 3/4  +15  11192  +316 
00 MAR  496-96 1/2  513  494 1/2  509  +13  5733  +337 
00 MAY  501  520  500 1/2  514  +11  5773  +1314 
            139984  +1639 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  14560  +300  AUG  1689  +54  SEP  276 1/2  +4 1/2  114.19-114.69 
SEP  14670  +310  SEP  1699  +51  DEC  292 3/4  +5   
OCT  14770  +340  OCT  1715  +54  MAR  306 1/4  +5   
DEC  15180  +350  DEC  1743  +54  MAY  314  +4 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

売り材料に不足、買い続けられる。

寄付きの数分のみ安値圏で推移。昨日までの急伸からの調整や農家売りのヘッジと見られる。しかし、その調整売りは続かず、すぐにファンドの買いが相場を一気に高値圏に持っていき、昨日までの3日間と同様の力強い高値圏相場となった。 

中西部の気温は今週ずっとマイルドに推移しているものの、一部で乾燥による土壌水分不足が見られている東部ベルトでは雨の兆候が見られていない。週末の中西部の雨予報も、最もドライと言われているオハイオ・インディアナをその範囲に含まないと言われており、天候による買い材料は増した。中国が韓国向け信用供与の協議をしていることや農家売りが、ファンド買いの頭を押さえたが、昨日と同様の大量買い注文が相場を支配し続けた。 

本日のファンドの動きは、コーン1万コントラクトの買い、大豆3,700コントラクトの買いと見られる。両商品とも、ファンドは買い持ちポジションに入った。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 昨日はミシガン、ウィスコンシンで僅かな雨が降った以外は概ねドライ。最高気温77-87度、今朝の最低気温は50度台後半から60度台前半とクール。本日北部の極限られた地域ににほんの僅かに降雨がある以外は金曜まで降雨は期待できない。その後金曜夜から日曜にかけベルト北部とミズーリ、アイオワ南部に降雨が予想される。降雨範囲は40-50%の予想だが、雨量は多くは期待できない。気温は最高70度台半ばから80度台後半、最低50-60度台。約45%の地域で水分不足となっていると思われる。鞘付期の大豆には最も降雨が必要。

デルタ地区 昨日もドライ。気温は80度台後半から90度台後半。北部の大豆クロップは多くが鞘付の段階であり影響を受けている。今週も降雨は望めず、日曜から月曜にかけてようやく北部にも降雨がありそう。最高気温は80度台後半から90度台半ば。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

1)NWS6-10日天気予報(8月10〜14日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  N(73)  A(0.57/2) 
東部コーンベルト  N/B(75)  A/N(0.50/1) 
デルタ  A/N(81)  N/A(0.54/1) 

-- 弱材料となろうが、どこまで材料視されるか? 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

ファンドの買い上がり後の安値を買い場と見る。 

一月ほど前、「生育状況に関して、今年ほど農家から不満が聞かれない年も珍しい。」というコメントを紹介した。現在聞かれる農家のコメントは、乾燥と熱波によるダメージ、あるいはそれへの懸念だけとなってきた。様変わりである。本日も雨は全体で少なく、生育状況劣化は進んでいる。ファンドの買い意欲を見ても、あと10セント以上の高値はあるように思える。 

ただ、ファンドの買いは12月限250をつければそれ以上はテクニカル的に進みにくい。そこからの農家売り圧力を期待する。さて、その後の安値圧力となるべき農家売りはどれくらい出てくるのか。昨年から今年にかけての保管能力の向上は少ないと見られており、保管場所の問題は昨年以上に大きい。その点では、ファンドの買いが一服する8月中旬以降の相場下落要因としては十分な働きをするはずだ。ただ、新穀の生産量低下観測により、その農家売り圧力期待が若干低下し始めた。それを示すのは、、旧穀と新穀の農家渡し価格差が広がってきていることだ。2週間前と比べて、8月渡しと10月渡し、8月渡しと1月渡しの価格差がどちらも約5セントも広がってきている。これは、農家に手持ち在庫をよりホールドさせる理由となってしまい、市場に流出する量を減少させる要因になる。つまり、売り圧力による下値期待も少し削らざるを得ないものと見る。今後、12月限で220前後の相場は買いチャンスとなる。 ( F ) 

 

 

(大豆) 

ファンドの買いがまた3日間続いた。この3週間のパターンとなっている。昨日の弱い引け、ナイトセッションの下げをものともせずに買い上げたマーケットにトレーダーの中には11月限にて早くも5ドル50セントあたりを唱え出したものもいる。上げているマーケットでは不思議なもので皆が皆強気材料ばかりを探してくる。まだ大豆はイールドを決定する一番大切なときを向かえているばかりであり先がどうなるかわからない状況にもかかわらず、もしイールドが35-6になり来年の期末在庫が3億ブッシェルを切ったら6ドルの可能性もあるというたとえ話を風潮するものもいた。 

しかしイールドの低下が決定的になったわけでもない。単にファンドの買いが農家売りを上回っているだけだ。不確かな相場でファンドがこれ以上に買い上げていくとは思えない。今日の価格は移動平均価格から大きく乖離しており明らかな行き過ぎを示している。14日間RSIも70ポイントに近い。作柄の悪化が決定的なわけでもなく間違いなくファンドは近いうちに売りを仕掛けてくる。この価格でアセッて買いを入れる事はギャナンブルに過ぎない。いたずらにファンドのマネーゲームに動揺する事なく、需給報告までは少なくとも相場を忘れるぐらいの気持ちでいたい。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)