(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年8月5日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 小幅高の寄付き、'安値'引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 SEP | 225-24 | 225 | 219 1/2 | 223 1/4 | -1 3/4 | 89316 | +751 |
| 99 DEC | 236-35 | 236 | 231 1/2 | 235 | -1 1/2 | 163952 | +170 |
| 00 MAR | 245 | 246 1/2 | 242 | 246 | -1/2 | 46816 | +2936 |
| 00 MAY | 249 1/4-49 1/2 | 250 1/4 | 246 3/4 | 249 1/4 | -1 1/2 | 8550 | +214 |
| 00 JUL | 253-53 1/4 | 254 | 250 | 253 1/2 | -1 1/4 | 10770 | +163 |
| 00 SEP | 252-51 1/2 | 253 | 250 | 252 | -2 1/2 | 1031 | +38 |
| 328435 | +4535 |
大豆 --- 高値寄付き、大幅'安値'引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 AUG | 481-81 1/2 | 482 | 469 | 471 3/4 | -14 1/4 | 5474 | -578 |
| 99 SEP | 483-84 | 484 | 470 | 473 1/2 | -14 | 20901 | -1207 |
| 99 NOV | 490-89 | 491 | 476 1/2 | 480 1/4 | -14 | 80094 | -1014 |
| 00 JAN | 498-98 1/2 | 500 | 487 | 490 1/4 | -13 1/2 | 11928 | +736 |
| 00 MAR | 506 | 506 1/2 | 493 | 496 1/2 | -12 1/2 | 5668 | -65 |
| 00 MAY | 510 | 510 1/2 | 498 | 502 | -12 | 6267 | +494 |
| 138239 | -1745 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| AUG | 14010 | -550 | AUG | 1647 | -42 | SEP | 278 1/2 | +2 | 113.77-114.34 |
| SEP | 14140 | -530 | SEP | 1655 | -44 | DEC | 294 1/2 | +1 3/4 | |
| OCT | 14230 | -540 | OCT | 1670 | -45 | MAR | 308 1/2 | +2 1/4 | |
| DEC | 14610 | -570 | DEC | 1697 | -46 | MAY | 317 | +3 | |
| 本日の相場の動き |
今週末からの雨、スパークスの予想に売られる。
週末から来週半ばにかけての降ると予想されていた雨の範囲が拡大。コーンベルトの中部から南部にも雨をもたらすと見込まれ、ダメージの進行が止まると見られて売られた。また、スパークスの生産量予想が意外に大きく(コーン93.38億ブッシェル、大豆29.6億ブッシェル)、大きなイールドロス見込みに傾いていた市場の雰囲気に歯止めをかけた。
小安く寄付いた後、この3日間でネットポジションがロングに転じていたファンドが大豆において売りを仕掛け10セント以上のダウンとなった。コーンもこの動きにつられ4セントほどの下げを見せた。朝方発表された週間輸出成約高が思ったほどいい数字ではなかった事、またコーンにおいては最近の高値から中国の売りが伝わった事もマーケットの下げにつながった。
昼過ぎに更にいくつかのプライベート予報家から雨の多い天気予報が伝えられると、まだ今後に大きく改善の可能性がある大豆は本日の安値の17-18セントダウンをつけた。しかし昨日の安値付近ではコマーシャルの買いが入りやや値を戻しての引けとなった。コーンは今後の雨からの改善は左程期待できないとの意見が引け間際の大勢を占めたため最後に大きく値を戻しての引けとなった。
本日のファンドポジションはコーンはネット500コンタラクトのロング、大豆は2,300コントラクトのショートであったと考えられている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 昨日はミシガンを中心に、アイオワ南部、ミズーリ北東部、イリノイ中部、インディアナ・オハイオの北部に降雨がみられたが、ドライな地域を僅かにカバーしたに止まり、雨量も十分ではなかった。最高気温は77-88度とクール。その後金曜まではドライ、土曜から北部で雨が降り始め、来週水曜頃までかかって中部・南部を含む広い範囲に降雨をもたらす見込み。来週中旬までは引き続きクール(70度台後半から80度台後半)、来週後半はドライでやや気温も上がり南部では90度台前半まで上昇しそう。
引き続きミズーリ、イリノイ、インディアナ、オハイオ(ベルトの45%程度)の一部ではドライな状況となっているが、気温がクールなことが劣化が急速に進むのを防いでいる。今週末からの降雨は間違いなく恵みの雨となろうが、もしこの恩恵を受けられない地域があれば週後半から上がってくる気温によって更に状況は悪化していくだろう。
デルタ地区 昨日もドライ。気温は90度台前半から半ば。今週も土曜までは降雨は期待できず、更に日曜及び月曜に北部と東部に僅かな降雨が予想されている以外は来週も目立った降雨はなさそう。現在最もドライであるアーカンソー北東部、ミズーリ南東部、テネシーの一部、ルイジアナ北東部では悪化が進むだろう。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 547.5 | 289.8 | 50,493.5 | 36,910.5 | 6,145.2 | 3,405.2 |
| 大豆 | 278.0 | 204.0 | 22,810.1 | 24,644.5 | 1,821.7 | 1,785.5 |
| 小麦 | 411.5 | 0.0 | 7,554.6 | 8,086.3 | 3,537.8 | 0.0 |
| 大豆粕 | 13.4 | 39.8 | 5,845.9 | 8,364.6 | 624.9 | 211.0 |
| 大豆油 | 2.1 | 1.5 | 837.0 | 1,351.5 | 57.5 | 5.2 |
-- コーンは予想通り、大豆は予想の上限、大豆粕は予想の下限。
2) 週間輸出高(単位:千トン)
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 1,252.1 | 889.0 | 44,348.3 | 33,370.3 | 48,900 |
| 大豆 | 226.2 | 265.7 | 20,988.4 | 23,656.7 | 21,360 |
| 小麦 | 680.4 | 510.1 | 4,016.8 | 3,952.7 | 31,300 |
| 大豆粕 | 91.5 | 149.7 | 5,221.0 | 7,623.0 | 6,170 |
| 大豆油 | 4.8 | 3.9 | 779.5 | 1,189.9 | 1,040 |
-- コーンは予想の中心、大豆は予想を下回り、大豆粕は予想の上限。
3) スパークスの生産量予想(単位:百万ブッシェル)
| スパークス | 単収 | USDA7月 | 単収 | |
| コーン | 9,338 | 131.5 | 9,650 | 135.8 |
| 大豆 | 2,960 | 40.3 | 2,935 | 40.0 |
| 小麦 | 2,336 | 2,333 |
-- コーンは妥当な数字とみられ、それ程材料視されなかったが、大豆はUSDAの前回発 表をも上回ったことから弱材料となった。
| 本日のトーメンの意見 |
雨の範囲が10-20%程度増える増えないでマーケットがまた大きく動く荒っぽい展開となった。ファンドのポジションも軽くしばらくは同様の展開が続きそうだ。誰もがマーケットの方向性に確たる自信を持っていない。日替わりでポジションを変えているものが多いと聞く。
ただ今日の安値が、昨日の大きく買いが入り始めた安値レベルを抜けなかった事が強気筋には心理的サポートとして残っている。ファンドも今度はロングで一儲けしようという匂いが感じられる。今日の下げにもかかわらず短期移動平均価格は下から中期、長期移動平均価格を抜いた状態となっており、買いには安心感がある。また先週の猛暑により死者がでたニュース以降、天気予報でも’旱魃’という言葉が聞かれるようになった。実際旱魃にはなっていないが旱魃の可能性が感じられるようになった事は確かだ。トレーダーの意見は半分以上が強気に変ってきている。
ただ個人的には上げの心配が3割、下げの期待が7割というのが本音だ。今は多くのものが上を向いている。農家はまさに90%以上が上を向いている。大きな拠り所は今週月曜日に発表されたクロップコンディションの悪化とここ10日間の降雨量予報の少なさにある。ただ来週12日の需給報告は予想通り程度の悪化した数字であればSell the factタイプの売りを浴びるのではないか。特に農家はまだ売りを多く残しておりここが売りのきっかけになる可能性が強い。需給報告のあとの下げを拾っていきたい。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)