(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年8月9日

本日の相場

とうもろこし   --- まちまちの寄付き、小幅高の引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  224-23  225 1/4  219 3/4  223 1/2  +0  83943  -2151 
99 DEC  235-33 1/2  238  232  236  +1/2  162403  +472 
00 MAR  245-45 1/4  248  242 3/4  247  +1  48781  +817 
00 MAY  250-49 3/4  252 1/4  247 1/4  251  +3/4  9468  +760 
00 JUL  252-52 1/2  254 3/4  250  254 1/2  +1 1/4  11320  +146 
00 SEP  250  253 1/2  250  253  +2  1149  +23 
            325995  +529 

 

大豆       --- 安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 AUG  470  479  466  478 3/4  +4 1/4  3472  -686 
99 SEP  472-73  482 1/2  468 1/2  481 3/4  +4 3/4  20032  -750 
99 NOV  478 1/2-78  489  474  488  +5  77623  -1035 
00 JAN  488-87 1/2  498 1/2  484  497 3/4  +4 3/4  12538  +92 
00 MAR  495 1/2-95  504  492  504  +5  6606  +437 
00 MAY  502  509 1/2  496  509 1/4  +5 1/4  6720  +345 
            135608  -1233 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  14420  +60  AUG  1685  +44  SEP  279 1/2  +1/4  115.15-115.40 
SEP  14480  +40  SEP  1698  +47  DEC  297  +1 1/4   
OCT  14580  +50  OCT  1716  +50  MAR  310 3/4  +3/4   
DEC  14880  +20  DEC  1742  +42  MAY  318 3/4  +1 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

前日引け値を挟んで上下。引け後の作柄報告を警戒。

週末は、期待された地域に雨が降るには降ったものの、その雨量が少なかったために、その見方は分かれた。今週半ばから、高気圧が張り出すという予報もあり、本日は天候が相場の方向を決定づけられなかった。 

序盤は、週末の雨がドライの生育を助けたと解釈され、大豆主導で穀物相場は下げ続けた。しかし、その雨量・範囲が十分ではないとの見方が台頭し始め、「この雨は状況を安定させても、生産量回復(向上)には寄与しない。」とされ、中盤からは、逆に大豆主導で上げ始めた。昨晩のマレーシアのパーム油相場が意外な高騰を示したことから、大豆油が強烈にサポートされていたことも、導火線となった。コーンもそれにつれて、高値圏まで値を戻したが、伸び切れなかった。 

本日引け後発表の作柄報告については、コーン・大豆ともに低下が確実視されていたが、その程度については様々な憶測が流れ、その警戒感が相場に反映された。 

ファンドの本日の動きは、コーン1,700コントラクトの買い、大豆1,100コントラクトの買いと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 週末はドライな地域を含む広い範囲に雨があったが、O.5インチ以上の降雨があったのはベルト40%に止まり、イリノイ北部、インディアナ中部、ミズーリの一部、オハイオ中部・中南部(ベルトの約30%)には目立った降雨がなく、引き続きドライな状況に晒されている。最高気温は土曜に南部で90度台半ばまで上がった地域はあったものの、概ね75-90度の範囲内であった。今週は木曜と金曜に北部、東部のドライな地域(ミネソタ、サウスダコタ、インディアナ北部、イリノイ、オハイオ等)に降雨が予想されるが、今週半ばに南部を中心に気温が90度台半ばまで上昇する見込みで、以下の地域は今週の降雨を逸すると更に状況が悪化しよう。

ミネソタの南西端、サウスダコタ、イリノイ北部、インディアナ北部・中部、ミズーリの一部、オハイオ中部・中南部 

デルタ地区 週末はミズーリ南東部、ミシシッピ北部に0.5インチ以上の降雨があった。一方、アーカンソー、テネシーではほんの僅かな降雨しかなかった。本日と明日ミッシシッピ中部・南部、ルイジアナに降雨が予想されている以外は今週も概ねドライ。気温は、週末は80度台後半から一部100度近辺まで上がった地域もあり、今週も引き続き90-100度と高い。週末の降雨を逸したアーカンソー北東部やテネシーの一部の大豆クロップは更なる悪化が予想される。 

 

NWS6-10日天気予報(8月15〜19日) 
  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(73)  N/A(0.57/2) 
東部コーンベルト  A(75)  N(0.50/1) 
デルタ  A(81)  N/B(0.54/1) 

-- 大きなインパクトはないだろう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(7月30日-8月5日:百万ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  45.777  38-44 
大豆  6.329  5-10 
小麦  16.057  16-21 

-- 殆ど材料視されなかった。 

 

2)進捗率・作柄 

 

  8/8現在  先週  昨年  平均 
コーン シルキング   97%  91%  95%  90% 
   ドウステージ   41%  24%  38%  28% 
  デントステージ   10%   NA   9%   7% 
大豆 開花率   91%  85%  90%  85% 
    鞘付率   65%  46%  65%  54% 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  4%  10%  26%  44%  16%   99.4  101.0  103.3 
大豆  4%  12%  30%  43%  11%   96.3   98.3  102.5 

コーン、大豆とも悪化は予想されていたものの、コーンにおいてはついに100を割った。やはり強材料となろう。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

しばらく堅調推移の後、安値を予想。 

本日の作柄悪化報告、12日のUSDA需給報告での生産量減、輸出・FSI需要増予想から、当分の堅調推移は免れない。この作柄報告から、90〜91億ブッシェルの生産量が予想され始めたが、確かに100億ブッシェル予想からの落差は大きい。相場の心理に影響を及ぼすのは当然である。買い場には、現レベル以上の高値に刺激されて出てくるであろう農家からの供給玉、本日も市場の話題となった中国の大量且つ安値の供給等を待つ。( F ) 

 

(大豆) 

本日ファンドは売り買い双方を積極的に行っていた。オ-プニング直後に週末の降雨、今後の降雨予報を材料に2度売りを仕掛け安値をトライするも、コマーシャル、ローカルともに冷静に対応しファンドの動きに動じる事がなかった。売りからのアプローチがだめだとわかると今度は買い上げにかかるもこれもファンドの一人相撲に終わり大きな上げにはならなかった。ファンドはポジションが軽くどちらにも動ける状態にある事は確かだ。しかも今日の動きをみるに中期的長期的な視点からポジションをとろうという感じはしない。とりあえずどちらにでもポジションを取ろうという節が見え隠れする。木曜日の需給報告にて悪い材料が出尽くせばsell the factから売りが出るのではないか。 

今週の下げた場面はコマーシャルの買いからサポートされ大きくは下がらないかもしれない。しかし来週以降は次の視点から再度安値トライを予想する。@先週以降の雨でクロップコンディションが良化していると思える事。クロップコンディションの悪化が止まれば人間の心理は変るもの。A生育速度は例年より速く弱気材料に目が行き始めれば、早霜の心配が少ない事も弱材料として取り上げられてくる。B農家は売らなければいけない。時間はもう左程残っていない。 

この8月下旬にかけての下げが今年最後の大きな下げとなりその後は緩やかに値を上げていくと予想する。ただしクロップが最良の状態でない事はあきらかであり、契約新安値の更新は無理であろう。11月限にて440-450辺りは強いサポートラインとなっており、このレベルは拾う必要がある。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)