(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年8月10日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 高値寄付き、大幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 SEP | 226 1/2-26 | 230 | 225 | 228 1/4 | +4 3/4 | 81227 | -2716 |
| 99 DEC | 240-39 | 243 1/2 | 237 | 240 3/4 | +4 3/4 | 162000 | -403 |
| 00 MAR | 249 1/2-50 | 253 1/2 | 247 1/2 | 251 | +4 | 48463 | -318 |
| 00 MAY | 253 3/4-53 1/2 | 257 | 252 | 255 1/4 | +4 1/4 | 9455 | -13 |
| 00 JUL | 256 3/4-56 1/2 | 260 | 255 1/4 | 258 1/4 | +3 3/4 | 11361 | +41 |
| 00 SEP | 254 | 257 | 254 | 256 1/4 | +3 1/4 | 1204 | +55 |
| 322636 | -3359 |
大豆 --- 高値寄付き、大幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 AUG | 484 1/2-84 | 492 1/2 | 482 1/2 | 485 1/2 | +6 3/4 | 2395 | -1077 |
| 99 SEP | 487-88 | 496 | 485 | 486 1/2 | +4 3/4 | 19048 | -984 |
| 99 NOV | 493-94 1/2 | 503 | 491 1/2 | 493 1/2 | +5 1/2 | 78242 | +619 |
| 00 JAN | 503-04 | 511 1/2 | 501 1/2 | 503 1/4 | +5 1/2 | 12651 | +113 |
| 00 MAR | 509 1/2-09 | 516 | 508 | 508 1/2 | +4 1/2 | 6774 | +168 |
| 00 MAY | 515 | 520 | 512 | 514 1/2 | +5 1/4 | 7008 | +288 |
| 135070 | -538 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| AUG | 14540 | +120 | AUG | 1720 | +35 | SEP | 279 1/4 | -1/4 | 114.50-114.80 |
| SEP | 14630 | +150 | SEP | 1731 | +33 | DEC | 296 3/4 | -1/4 | |
| OCT | 14740 | +160 | OCT | 1747 | +31 | MAR | 310 | -3/4 | |
| DEC | 15030 | +150 | DEC | 1775 | +33 | MAY | 318 3/4 | +0 | |
| 本日の相場の動き |
気温の上昇予想からファンドの買い。
今朝になりクロップキャストが来週以降の気温の上昇を予報した事、昨日のクロップコンディションの悪化が強材料となりオープンイングから買いが優先した。
昨夜グリックマン長官が、収穫後のサイロスペースの不足懸念を表明したと伝えられた事が、昨年同様農家からの大量の売りに結びつくのではと考えらた事、中国がコーンを8月から12月積で200万トン成約していると噂された事等が弱材料と考えられたが、天気予報の前には相場の下げには結びつかなかった。
複数の天気予報家からベルト全体での土壌水分不足、気温の上昇予報が出されるとファンドが大きく買い出動し先週の高値(大豆11月497、コーン12月238-1/2)をあっさりと抜く事になった。このレベルでは一度セットバックから値を戻すも、昼過ぎにトムスキニング氏がやはり気温の上昇を予報した事が買いのきっかけとなり本日の最高値を付ける事になった。
特に唯一ファンドがネットショートポジションであると考えれられている大豆油は、ファンドのポジションがショートだという理由だけで大きく買い上げられた。
しかしこの5月以来となる高値を付けた事が農家売りを呼んだ事、ローカルのデイトレーダーから利食いタイプの売りが出た事、特に大豆においてファンドが急に売りにまわった事から大きく値を戻しての引けとなった。
本日のファンドポジションはコーンにて15,000コントラクトのネットロング、大豆は1,000コントラクトのネットショートであったと考えられている。
| 需給報告予想 |
各アナリストの予想平均は下記の通り。
| 平均 | レンジ | USDA7月 | 1998年最終 | |
| 大豆 | 2.838 | 2.750−2.942 | 2.935 | 2.757 |
| コーン | 9.277 | 9.020−9.485 | 9.650 | 9.761 |
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 ベルト全体の35%にて土壌水分が不足していると考えられる。昨夜イリノイとインディアナの北部に降った雨は充分なものとはならなかった。今日東部ベルトを中心に軽い降雨が予報されるがこれもストレスを和らげるには充分なものとはならない見込み。また今週南部ベルトと西部ベルトにはほとんど降雨がない見込み。この地域は先週も降雨が少なかった地域にてイールドのロスが懸念される。今週の降雨は北部ベルトでは55%、その他の地域では20%の範囲を予想。また来週前半にかけて最高気温は90度台前半までの上昇が予想される。
デルタ地区 昨日の降雨にて南部ミシシッピー、南部アーカンソー、ルイジアナでは恵みの雨となったが一方西部テネシー、北部アーカンソー等はドライの為クロップは引き続きストレスを感じている。今後の降雨予想は北部と南部にて対照的となる。南部は60-70%の範囲にて降雨が予想されるが北部は15%程度の見込み。最高気温は94-99度とやや高めとなる。ベルトの北部にて予想程度の降雨となる場合ストレスからイールドの低下が懸念される。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) ローンデータ (百万ブッシェル) |
−とうもろこし−
| 8月3日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997crop | 0.3 | unch | 21.5 | unch | 1,118.2 | 1,140.0 |
| 1998crop | 867.4 | -69.5 | 1.3 | 0.1 | 860.8 | 1,729.5 |
| 1999crop | 0.4 | 0.2 | 0.0 | unch | 0.0 | 0.4 |
−大豆−
| 8月3日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997crop | 0.1 | unch | 6.7 | unch | 259.5 | 266.3 |
| 1998crop | 125.9 | -14.6 | 0.2 | unch | 211.2 | 337.1 |
| 2) 受渡可能在庫 (百万ブッシェル) |
| 8月6日 | 前週 | 前年同期 | |
| コーン | 5,343 | 4,531 | 2,997 |
| 大豆 | 3,548 | 3,608 | 763 |
| 小麦 | 39,268 | 38,993 | 35,234 |
| 本日のトーメンの意見 |
大勢が買いたい気持ちを持っている中での強い天気予報が出た事からマーケットを上げる事になった。確かに今は強気材料しか目に付かなくなっている。しかし特に本日の大豆で見られたように午前中大量に買っていたファンドが午後にはすべて売りさばき結局本日は売り越している。ファンドの動きには要注意が必要だ。
このまま旱魃といえるような天候が続くのであれば別の話になるが、マーケットはクロップの悪化をかなり先取りした形になっている。したがいどこかで流れが変り始めたときには一段、二段の下落が必至になると考えている。そのきっかけが明後日の需給報告になる可能性があるのではないか。今日の大豆におけるファンドの動きをみていても悪材料がすべて出尽くしてきたときファンドは売りを仕掛ける気がしてならない。
来週以降はクロップコンディションの改善が予想されている。ここまでクロップが悪化しても今秋のサイロスペース不足は否めない状況にある。農家が己の目の前にある現実に直面する日は近い。今日のローンデータをみても農家の売りは出始めている。では二段下げはどの程度まで期待できるか。大豆11月限440-450、コーン12月限220割れ程度とみている。ただ買いたがっている実需家は多い。このレベルまできたら素直に買いに入りたい。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)