(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年8月11日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  226 3/4-26  226 3/4  222  222 1/4  -6  78268  -2959 
99 DEC  239-38 1/2  239  234 3/4  235 1/4  -5 1/2  168413  +6413 
00 MAR  249-48 3/4  249 1/2  245 1/2  245 3/4  -5 1/4  50164  +1701 
00 MAY  253  253  249 1/2  250  -5 1/4  9992  +537 
00 JUL  256 1/2  256 1/2  252 1/2  253  -5 1/4  11669  +308 
00 SEP  254  254  251  251  -5 1/4  1290  +86 
            329523  +6887 

 

大豆       --- 安値寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 AUG  478 1/2-78  482 1/2  475 1/2  477 1/2  -8  2118  -277 
99 SEP  482  484 1/2  477  478 1/2  -8  19758  +710 
99 NOV  489-86  491 1/2  483 1/2  486 1/4  -7 1/4  81252  +3010 
00 JAN  498-97 1/2  500  493 1/2  495 3/4  -7 1/2  13602  +951 
00 MAR  503-02 1/2  507  500  501 1/4  -7 1/4  6845  +71 
00 MAY  507  512  504  507  -7 1/2  7332  +324 
            139854  +4784 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  14300  -240  AUG  1692  -28  SEP  272 3/4  -6 1/2  115.10-115.30 
SEP  14380  -250  SEP  1700  -31  DEC  289 1/4  -7 1/2   
OCT  14440  -300  OCT  1714  -33  MAR  303 1/4  -6 3/4   
DEC  14760  -270  DEC  1748  -27  MAY  312  -6 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

雨、農家売り、需給報告。

金曜日までに中西部で降るであろう雨の範囲が広がった。金曜日には、雨はインディアナ・オハイオをすっぽり包み込むとの予報となり、売られるきっかけとなった。昨晩からの農家売り量も半端ではなく、現物価格とともに定期相場を押し下げた。 

コーンにおいては、韓国が中国産を買ったとの情報から、相変わらず中国産の積極性が話題となった。ただ、ロシア向けの食糧援助について、9月に再び具体的に両国間で話し合われると発表されたことは、需要面でのサポート材料になった。 

大豆は、マレーシアパーム油市場急落を受けての大豆油の軟調が、大豆相場の足を引っ張った。 

昼には、さらに広範囲な雨予報が出るに至り、需給報告前日に買い持ちの一部を活発にてじまう動きと相俟って、下げの速度を増しながら取引終了となった。 

本日のファンドの動きは、コーン3,500コントラクトの売り、大豆1,000コントラクトの売りと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 昨日から今朝にかけ少量(0.25インチ以下/10%)の降雨があった。但しネブラスカでは1インチ以上降り、オハイオ北部では大きな改善には繋がらないまで状況を安定させる効果があったものと思われる。気温はイリノイ南部、ミズーリ中部・南部、カンザス東部で91-94度と上昇した以外は概ね70-80度台。本日はベルト西部に降雨があり、夕方から金曜夜にかけて徐々に東へ移動する。降雨の予想される地域はネブラスカ、アイオワ、ウィスコンシン、ミネソタ中部・南東部、イリノイ・インディアナの北部、オハイオの北西部。降雨範囲は意見の分かれるところだが、市場で材料視されたクロップキャストではベルト全体の60%、西部の70%、東部の50%で、雨量は0.25-1インチ(一部2.5)。ジョン・デービス氏は北部の60%、南部の25%に0.3-1.4インチ(一部5インチ)としている。

いずれにせよイリノイ・インディアナ・オハイオの南部、及びミズーリでは効果的な雨はなさそうであり、更に向こう5日間これらの地域は気温が高く、90度台半ばまで上昇する見込みであることから更にクロップの状態は悪化するだろう。 

デルタ地区 昨日の少量(0.1-.3インチ/10%)の雨がミシシッピー南西部、アーカンソー中部・南部、ルイジアナ北東部にあった。最高気温は概ね80度台後半から90度台半ばであった。その後金曜に南部にて(0.1-.5/10%)、金曜夜から土曜にかけテネシー西部、ミシシッピ北部にて(35%)それぞれ降雨が予想されている。最高気温は向こう5日間は90度台後半まで上昇しそう。来週もかなり気温が高くなる見込みで、テネシー、アーカンソー北東部、また今週降雨がなければミズーリ南東部、ミシシッピ北部でもクロップ状況の悪化が進むだろう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

1)NWS6-10日天気予報(8月17〜21日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A/N(73)  A/N(0.57/2) 
東部コーンベルト  A(75)  A/N(0.50/1) 
デルタ  A/N(81)  N/B(0.54/1) 

-- 最近注目度が低く、材料視されないだろう。 

 

本日のトーメンの意見

 

まだ少数ではあるが農家売りがしばらく少ないであろうと考える者の根拠を述べておきたい。この一ヶ月の降雨不足にて特に東部ベルトにおいてクロップコンディションが悪化している。また最近の高値から確かに平均以上の現物の大豆・コーンの動きがみられカントリーレレベーターの中には夏前ほどスペースがタイトではないところがあるという。収穫量が落ち込んで、しかもスペースに問題がないとすれば農家は今の相場から何を考えるか。大豆よりも特にコーンにて顕著であるがシカゴ相場はそこそこ大きなキャリングになっている。したがいコーンの12月限、大豆の11月限にて売るよりは、それぞれ3月限、1月限までホールドしようと考える農家が出てくる。しかもカントリーエレベーターの保管料は収穫後いつからサイロインしても一月の初旬までは均一料金というサービスをしているところが多い。したがい農家が一月まで売りを控えるという理屈になる。

本日東部ベルトのスペースにつきいくつかの関係者に話を聞いてみたが収穫後のスペースを心配する声が多かった。したがい上記はひとつの可能性として多少気に留める程度にて今は問題ないと判断している。 

本日は材料がない中、明日の発表を控えロングの手仕舞いから下落した。大勢は買いからのアプローチしたがっているようだが今日の相場を見ると自信がないようにて、いつ心変わりしても不思議ではない。明日の需給報告は確かに悪化しているだろうがこれ以上の強材料はしばらく出てこない。また明日以降は北部ベルトが中心ではあるが降雨予報が広く出されている。来週以降はクロップコンディションの改善に目がいきだす。この流れを先取りするファンドが出てくるのではないか。明日以降しばらく調整をしながら下げを予想する。(N) 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)