(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年8月17日

本日の相場

とうもろこし   --- 大幅高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  219 1/2-19  219 3/4  216  216 1/2  +2 1/2  63391  -2773 
99 DEC  232-31 1/4  233  229  229 1/2  +2 1/4  160181  -183 
00 MAR  243-42 3/4  243 1/2  240  240 1/  +2  54845  +84 
00 MAY  247 3/4-48  248  245  245 1/4  +2 1/4  10996  +182 
00 JUL  251 1/4-52  252  248  249  +1 3/4  12600  +223 
00 SEP  253 1/2  253 1/2  249 1/2  249 3/4  +1  1504  +96 
            313588  -2340 

 

大豆       --- 大幅高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 AUG  470  479  464  464 1/2  +8 1/2  834  -651 
99 SEP  471  480 1/2  465  465 1/2  +9  16532  -207 
99 NOV  477-78  487 1/2  472  472 3/4  +9 1/4  75618  +705 
00 JAN  487-86 1/2  497  482  482 3/4  +9 1/2  14821  -213 
00 MAR  495 1/2-95  504  490 1/2  490 1/2  +9 1/2  7379  +88 
00 MAY  499  508 1/2  496  496  +9  7214  -31 
            134058  +481 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  13880  +220  AUG  1696  +46  SEP  269  +1/4  114.05-114.65 
SEP  13950  +280  SEP  1696  +33  DEC  285 1/2  -1/4   
OCT  14080  +300  OCT  1709  +30  MAR  299 3/4  -1/4   
DEC  14380  +240  DEC  1739  +36  MAY  308 1/4  -1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

クロップコンディションの悪化、ドライ気味の天気予報からファンドの買い出動にて上げる。

昨日発表されたクロップコンディションが悪化していた事、昨夜台湾、韓国、中国等のUS産大豆、コーン、大豆油等の買いが伝えられた事、特に中国が食用油において50万トン分の輸入許可を出したと伝えられた事からマレーシアにてパームの価格が急騰していた事、クロップキャスト社が今朝の6-10日間予報にて気温の上昇とドライ気味の天気予報を出した事等強い材料が揃った事から大きく上げてのオープニングとなった。 

オープニング直後も、コーンは先週の需給報告に対する疑問が確信に変った事からほぼハーフリミットアップ、大豆はまだ水分が必要とされる為、ドライ予報に敏感に反応し23-24セント程度までの大幅な上昇となった。しかしトレードボリュームが大きかったのはオープニング直後のみにて、トレーダーもおもにファンド、ローカルのトレーダーに限られていた。 

その後目新しいニュースがないまま静かなトレードが続いた。本日は実需の買いも少なく、また農家売りも少ないと考えられた。12時を過ぎた頃から本日取ったポジションを利食いしようとする動きから一気に値を戻すことになり、コーンは高値から3セント、大豆は高値から15セントもの急落をみせて本日の安値圏での引けとなった。 

本日のファンドのポジションはコーンにて2,200コントラクト、大豆にて3,000コントラクトのそれぞれロングであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 昨日の降雨は予想より少なく散発的な雨が10%以下の範囲で降ったにとどまった。本日の雨も限られている。次のシステムは水曜からベルトの南西部を中心に0.25-0.75の降雨が40%の範囲である見込み。最高気温は平年よりやや高めにて70度台後半から90度台前半。今後10日間はややドライな天候を予想。大豆はまだ水分が必要な時期であるが全体の1/4にて土壌水分不足となっている。特にアイオア北西部、ミネソタ南西部、ミズーリー、イリノイ南部、インディアナ、オハイオにて更なるイールドの低下が心配される。

デルタ地区 この地域では木曜日までは降雨が期待できない。次のシステムは木曜日から土曜日にかけて、0.1-0.75インチの降雨が45%の範囲にて予想される。最高気温は90度台。この地域全体の半分にて土壌水分が不足していると考えられる。現在懸念される地域はアーカンソー中北部、テネシー西部、ミズーリー南部、ミシシッピー北部、ルイジアナ東北部。 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1) ローンデータ (百万ブッシェル)

−とうもろこし− 

  8月10日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop     0.3   unch      21.5   unch     1,118.2   1,140.0 
1998crop    716.2   -151.2       2.6   1.3     1,012.6   1,731.4 
1999crop     0.8    0.4       0.0   unch       0.0     0.8 

−大豆− 

  8月10日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch  6.7  unch  259.5  266.3 
1998crop  98.9  -27.0  0.5  0.3  238.2  337.6 

予想の範囲内にてニュートラル。 

2) 受渡可能在庫 (百万ブッシェル) 

 

  8月13日  前週  前年同期 
コーン  5,960  5,343  2,119 
大豆  3,573  3,548  875 
小麦  38,355  39,268  35,021 

ニュートラル。 

3)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  8/10現在  フューチャーズのみ 
とうもろこし  30,621 コントラクト ロング  28,701 コントラクト ロング 
大豆  8,102  コントラクト ロング  11,706 コントラクト ロング 
大豆粕  11,822 コントラクト ロング  4,584   コントラクト ロング 
大豆油  12,008 コントラクト ショート  25,878 コントラクト ショート 

大豆は予想よりロングが少なく強材料。他はニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

確かに値を上げたが、今日のマーケットに勢いは感じられなかった。オープンニング前には特にコーンにて農務省の需給報告は明らかな間違いであり生産量は5億BUは下方修正されるべきであり、リミットアップがあってしかるべきだとのたまうトレーダーもいたくらいだがマーケットは冷静であった。昨日のクロップコンディションの悪化、ドライ気味の天候という二つの要因は今日の相場でひとまず吸収されたように思う。

皆が皆、本当にどのくらいのイールドがあるのかを固唾を飲んで見守っているのが今の現状と言えよう。コーンにおいて早くも収穫を迎えようとしている南部からは高いイールドの声が聞こえてくる。またプロファーマーからも意外に悪くない報告が入ってきている。 

収穫までの相場は供給に焦点のあるアップダウウンの激しい相場であるが、一旦供給が決まれば今度は需要に焦点の移る相場となる。需要に焦点の移る相場展開は上げ相場になりやすく、ファンドは先取りしてロングから入りたがっているように思う。しかしその思惑はまだ早いのではないか。 

今年もサイロスペースの問題が表面化するのは時間の問題だと確信している。当社のもつネットワークにいくつも問い合わせしているが、関係各社ともカントリーエレベーターのスペースの確保にいまから悩んでいる。農家売りは必ずもっと出てくる。しかも今年は生育が早い。順調な収穫予想とスペースの不足に焦点が移れば再度下落する事は多いに考えられる。ただ弱気の後は強気が来る。売りたがっている農家も多いが買いたがっている実需も多い。次の下げはためらわずに買いを入れたい。そのレベルはコーン12月限220、大豆11月限445辺りではないか。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)