(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年8月27日

本日の相場

とうもろこし   --- やや堅調な寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  202 3/4-03  203 3/4  201 1/2  201 3/4  -1  36922  -5812 
99 DEC  216-16 1/2  217 1/2  215  215 1/4  -1/2  168679  +1243 
00 MAR  227-27 1/4  228 1/4  226 1/4  226 1/2  -1/2  61859  +268 
00 MAY  232 3/4-32 1/4  233 1/4  231 1/2  232  -1/4  11821  +75 
00 JUL  236 1/4  237 1/4  235 1/2  236  -1/4  12937  -69 
00 SEP  239  240  238 1/2  238 1/2  +0  1827  +25 
            303591  -4364 

 

大豆       --- 小幅高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  461 1/2-62  468 1/4  461 1/2  467  +5 1/2  9288  -877 
99 NOV  467-68  473 3/4  466 1/2  471  +4 1/4  76471  +402 
00 JAN  478-77 1/2  483  477  480 3/4  +3 3/4  14019  -541 
00 MAR  485 1/2-86  491  485  488 3/4  +4  8516  -12 
00 MAY  492  495  491  494 1/4  +3 3/4  7565  -38 
00 JLY    501  496 1/2  499  +3 1/2  8916  +117 
            128630  -898 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  13630  -50  SEP  1691  +19  SEP  262 3/4  -4  111.42-111.68 
OCT  13780  -70  OCT  1707  +20  DEC  279 1/2  -4   
DEC  14140  -20  DEC  1737  +19  MAR  294  -4   
JAN  14270  -10  JAN  1770  +19  MAY  303  -4 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

中国の買いに大豆堅調推移も、コーン材料難から小動き。

コーンは、決定的な相場材料に欠けた。大豆相場に影響され高値推移する時期もあったが、安値引けとなった。来週月曜日の作柄・生育報告で、デント率の上昇、作柄の良化が見込まれ、相場の頭を押さえた。他にも、「ロシア向け食糧援助資金の一部が、ロシアの犯罪組織に回っている。」との疑惑が浮上、米当局が捜査中と認めたことが、今後の食糧援助の行方に影を落とし、相場を上方向へ向かわせなかった。 

一方、大豆は終始高値を維持。今週末から来週半ばまでの中西部のドライ予報が、依然天候に生育が左右される大豆を刺激、買われる土台を作った。中国が今週25〜30万トンのUS産大豆を購入したとの話が、引き続き需要の堅調を予感させ、インドの食用油不足に起因するパーム油の上昇が大豆油相場に波及したことも、買い手を不安にさせなかった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの売り、大豆1,000コントラクトの買いと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 昨日はインディアナ北部・中部、オハイオ北部、ミシガン南東部、サウスダコタ南東部、ミズーリ西部、カンザス北東部に僅かながら降雨がみられた。雨量.10-.50所により1.0/10%以下。気温は、最高70度台後半から80度台、最低50度台後半から60度台後半。その後は来週前半までは僅かな雨(降雨範囲が10%以下、雨量も.40以下)が所々降る程度で概ねドライで、最高気温もサウスダコタで一部90度台半ばになるなど暑くなる見込み。来週後半は徐々に気温も下がり雨もついてくると予想されている。

ミズーリ北部、サウスダコタ南東部、アイオワ北西部、ミネソタ南西部は引き続きドライ。しかし、例え更なるロスがあったとしてもインパクトは小さいと思われる。 

デルタ地区 昨日アーカンソーの西部1/4の地域中心に、ミシシッピ中南部、ルイジアナ中部に降雨があった。雨量.10-0.35、降雨範囲10%。最高気温は90度台前半から100度台前半と暑かった。その後金曜の晩から来週月曜までにルイジアナ、アーカンソー南部、ミシシッピ南部に降雨(.10-.75所により1.25/50%)が予想されている。最高気温は80度台後半から90度台半ば。本日ルイジアナ北部、ミシシッピ西部に降雨があり、この降雨は明日にかけ南部へと移動していく見込み。 

北部には引き続き目立った降雨はなく、ベルトの北部約1/4の地域は引き続きドライである。インパクトは今となってはそう大きくはないと思うが、二毛作の大豆は更なるイールドのロスが起こるだろう。 

 

NWS6-10日天気予報(9月2〜6日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(68)  B(0.54/1) 
東部コーンベルト  N/A(71)  N(0.50/1) 
デルタ  N(78)  N(0.54/1) 

-- 西部コーンベルトでドライとなっているが、予想通りであり、織りこみ済み。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

1)コミットメントオブトレーダーズ報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  8月24日現在  8月17日現在 
とうもろこし  13,293 LONG  21,707 LONG 
大豆  3,948 LONG  5,161 LONG 
大豆粕  1,454 LONG  849 SHORT 
大豆油  22,817 SHORT  26,162 SHORT 

-- コーンは予想をやや上回るロング(やや弱材料)、大豆、大豆粕は予想通り、大豆油は予想をやや上回るショート(やや弱材料)。 

 

本日のトーメンの意見

 

コーン・大豆ともに緩やかな下降曲線を辿る。

間近に迫る収穫期、豊富なローン内在庫、需要不振、平均以上の新穀生産量。これらの環境を眼前に揃え、それでも買われる相場があるであろうか。答えは、「ある。昨年がそうであった。」 

昨年の今ごろは、史上最高のローン内在庫を抱え、輸出需要はアジアを中心に不振を極め、大豆・コーンともに大豊作の見込みであった。ところが、8月末から9月初めを境にして、収穫を待たず相場は上げに転じ、結局その時のレベルに相場が戻ったのは、新年を迎えた後であった。では、なぜそうなったか。答えを単純にすれば、ファンドの売り越しポジションの増大である。昨年は受粉期に大きな問題が生じなかったこともあり、ファンドの定期売り越しは、8月末時点でコーン45,000コントラクト・大豆26,000コントラクトに及んでいた。そして、ファンドは十分に利が乗ったところで、収穫後の相場回復を先読みし、我先にとショートカバーを始めたわけである。かくして、早めの底値形成となった。 

さて、今年。冒頭の環境は昨年と同様である。ただ、昨年と比較すると、コーンの生産量に違いがあるが、最も大きな違いはファンドのポジションであろう。本日発表の8月24日時点COTでは、彼らのポジションはコーン13,000コントラクト、大豆4,000コントラクトの「買い持ち」である。昨年のような利食い買いが起きないばかりか、冒頭の状況下、この買い持ちポジションをいたずらに増加させる動きも限られる。つまり、今年の相場は、ここで反転する理由を必ずしも持っていない。加えて、昨年反転後の相場を後押ししたのは、昨秋からの一連の食糧援助策でもあった。ロシア向けを中心に米国政府は次から次へと援助をばらまき、せっせと農産物価格維持に努めた。しかし、それが犯罪の匂いがする大型疑惑の種となってしまった今、そのサポートももやは期待できない。 

相場は下落傾向となる。が、大半の需要家が下値余地はごく限られていると考えており、そこからのプライシングが下落速度を減じさせ、そして緩やかな軟調相場を演出する。 ( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)