(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年8月31日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  204-04 1/4  206 1/2  204  205 1/4  +2 1/4  22632  -10312 
99 DEC  218 1/4-18 3/4  220 3/4  218 1/4  219 1/4  +2 1/2  173032  +3048 
00 MAR  229-29 1/4  231 1/4  228 3/4  229 3/4  +2 1/4  61250  -450 
00 MAY  234 1/4  236 1/2  234  235  +2 1/4  12289  +103 
00 JUL  238-38 1/4  240  238  238 3/4  +2  12913  -273 
00 SEP  241  242  241  241  +1 1/2  1862  +7 
            293375  -7945 

 

大豆       --- 高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  472-72 1/2  482  472  478 1/2  +12  5552  -2162 
99 NOV  477-78  486 1/2  475 1/4  483  +12 1/2  76205  +1734 
00 JAN  486 1/2-87  496  485  492 1/2  +12 1/4  14057  +103 
00 MAR  494 1/4-94 1/2  502 1/2  493 1/2  499  +11 1/2  8614  +258 
00 MAY  499-99 1/2  507 1/2  497 1/2  504 3/4  +11 3/4  7464  -19 
00 JLY  505 1/2-06  513  503 1/2  510 3/4  +12 1/4  9079  +31 
            124873  -56 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  14160  +460  SEP  1706  +37  SEP  264 3/4  +5   
OCT  14260  +460  OCT  1722  +34  DEC  282 1/4  +5 1/4   
DEC  14610  +460  DEC  1751  +33  MAR  296 3/4  +5   
JAN  14720  +460  JAN  1785  +33  MAY  306 1/2  +5   
                   

 

本日の相場の動き

昨日の作柄報告に反応、大豆がリード。

寄付きから大豆が買われ、すぐに10セント以上高の相場となったことが、穀物相場全体の一日の雰囲気を決した。昨日の作柄報告に刺激されたファンドが、大豆相場に積極的に買い参入。それが、コーン・小麦相場に波及した。 

昨日の大豆作柄報告で悪化が著しかったデルタ地域の天候に、一向に改善の兆しがないことが、来週また作柄悪化となるとの連想も働き、終日ファンドのその買いの手を緩めなかった。インドの食用油輸入関税引き下げの噂が出て、大豆油が活発に買われたり、中国の需要期待から大豆粕現物価格が高騰し定期市場に影響を与えたことも、大豆相場を後押しした。コーンにおいても、作柄の改善が見られなかったのは、「今後も天候が良好に推移しても、イールド向上が見られない。」ことの証明と判断され、大豆を追随するに躊躇しなかった。 

8月末には、満期なるローン玉の大量売却が予想されていたが、それが結局ほとんど見られなかったことも、一因となった。 

本日は、ファンドの買いが相場の中心となった。ファンドは、コーンを800コントラクト、大豆を2,500コントラクト程度買い持ちしたと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 ベルト北西部(全体の4分の1の地域)で、依然雨が見られている。雨量は0.1〜0.5インチで、今後は金曜日まで同地域で雨足を強めるであろう。この雨は、この地域の大豆生育を促進する。北部ミズーリだけが、ドライな地域として残っているが、大豆のロスは限られるはずだ。コーンは成熟期に近づいているクロップが多く、水分を必要としていない。例年より一週間は早く、これは早霜が起きた場合のリスクを軽減する。今後10日間は早霜の予報はない。

デルタ地区 昨日はほとんどの場所で雨が見られず。単作大豆は、水分需要が少なくなっているが、二毛作大豆に影響が出始めている。アリゾナ州を中心とする二毛作地域に今後2週間雨がなければ、被害が深刻になる可能性もある。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1) ローンデータ (百万ブッシェル)

−とうもろこし− 

  8月24日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop     0.3   unch      21.5   unch     1,118.4   1,140.2 
1998crop    521.8   -94.9       3.7    0.3     1,210.4   1,735.9 
1999crop     1.9     0.6       0.0   unch        0.1     2.0 

−大豆− 

  8月24日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch  6.7  unch  259.5  266.3 
1998crop  70.9  -14.0  1.2  0.3  266.1  338.2 

予想の範囲内にてニュートラル。 

2) 受渡可能在庫 (百万ブッシェル) 

 

  8月27日  前週  前年同期 
コーン  6,153  5,807  4,000 
大豆  3,299  3,318  1,254 
小麦  40,793  40,699  38,667 

予想の範囲内にてニュートラル。 

 

3)9月限月受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  500  6月29日 
大豆  82  6月23日 
大豆粕  150  6月4日 
大豆油  1,093  8月27日 
小麦  1,703  8月23日 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

緩やかな下落相場を予想。 

本日の相場は、昨日の作柄報告に引っ張られた格好となったが、長くは続かない。明日にでも、中国産コーンの圧力が相場をなだめ始めるのではないか。9月10日の需給報告で、USDAによる生産量減少見積もりは確定的であるため、そのことに注意が行きがちである。ただ、一方、中国の輸出量は少なくとも800万トンにまで達するという見方があり、現在350万トンしか見積もっていないUSDAが、これを大幅増加させる可能性があることも見逃せない。昨日述べた今後の収穫期圧力を考え合わせると、このレベルで買い注文は入れられない。 ( F ) 

(大豆) 

当分、底固い展開。収穫が近づくにつれて下落。 

9月10日までに本日の上げを戻すことができるかは、デルタ地域の天候に依るところが大きい。同地域では、今後まとまった雨の予報は無く、このままでは、来週月曜日のレーティングがさらに悪くなると、市場が先読みしてしまう可能性がある。また、過去19年間で、大豆の期近物相場が5ドルを割っていた期間は、5%強しかないらしい。昨年末から5ドルを切ってきたのは、作付け面積増大による20%近くの期末在庫率を期待したことがその主因であり、レーティングが今のように悪いままだと、その皮算用の根拠が無くなり、歴史的に見れば5ドル以上に戻るのが適正と判断するものも数多く現れよう。したがって、短期的には、デルタがこのままだと、下げにくい展開が予想される。 

ただ、仮に8月のUSDAから2ポイントイールドが減少したとしても、期末在庫量ベースでは豊富な98/99年度を依然上回る。この状況下、昨日述べた収穫期売り数量は、相場を動かすに足る量になると見ている。 ( f ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)