(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年9月7日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  212-12 1/2  212 1/2  210 3/4  211 1/4  +2 1/4  9942  -1432 
99 DEC  226 1/2-25 3/4  226 1/2  224 1/2  225 1/4  +2 3/4  173645  -587 
00 MAR  236-36 1/4  237  235 1/2  236 1/4  +3  65732  +465 
00 MAY  241 1/2-41  242  240 1/2  241 1/4  +2 1/4  12963  -69 
00 JUL  244 1/2-44 1/4  245 3/4  244 1/4  245  +2 1/2  13381  +191 
00 SEP  248  248 1/2  247  247 1/4  +2 1/4  1868  +3 
            287120  -1433 

 

大豆       --- 大幅高値寄り付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  506  515 1/2  506  515 1/2  +22  3181  -621 
99 NOV  510-13  521 1/2  510  520 1/2  +22 1/4  86317  +2961 
00 JAN  521 1/2-21  530  519 1/2  529 1/4  +22  16456  +858 
00 MAR  527-30  536 1/2  527  536  +23 1/4  9176  +38 
00 MAY  533-29  540  529  539 3/4  +22  8834  +298 
00 JLY  537-36  545  535  544 1/2  +21 1/2  9444  +160 
            137356  +3777 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  15520  +690  SEP  1747  +42  SEP  277  +4 1/4  110.82-110.96 
OCT  15610  +700  OCT  1757  +40  DEC  292 3/4  +3 3/4   
DEC  15930  +670  DEC  1788  +41  MAR  307 1/2  +3 3/4   
JAN  16020  +670  JAN  1830  +50  MAY  317 1/2  +4 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

デルタ地域の天候に大豆が反応。コーンは傍観も、引きずられる。

ナイトセッション同様、週末デルタ地域での降雨不足より大豆の生育状況が悪化していると考えられた事がマーケットをリードした。 

コーンは特に天候が材料になる事もなく、輸出検証高も予想の範囲内であったが、大豆・大豆粕につられる事となった。朝方発表されたレスリー氏による予想もコーンは市場平均とほぼ同じ数字となっておりインパクトはなかった。 

大豆は10セント強の上げにてオープンするも、すぐにファンドの大量の買いが入り終日強い相場となった。買いの理由としてデルタのドライ懸念以外に、輸出検証高が堅調にて今週発表予定の需給報告にて上方修正が見込まれると考えられた事、レスリー氏から発表された大豆の予想生産量が先週発表されたFCCやスパークスに比べて低かった事、インド在中のアメリカ農務省役人よりインドの大豆生産量が下方修正された事が挙げられる。 

トレーダーの誰もが、ここまで強い今日の大豆相場の理由が説明できないと口々にいう中、引け後のクロップコンディションの悪化を先取りするかたちでファンドの買いが続き、結局本日の高値圏での引けとなった。 

本日のファンドの動きはコーンにて2,500コントラクトのネットロング、大豆にて11,500コントラクトもの大量のネットロングであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 週末の間広範囲(450%)に降雨があった。最高気温70台半ばから90度台半ば、最低は40度台後半から60度台。その後本日から水曜まで、及び土曜から来週始めにかけて、それぞれ35%、40%の範囲に降雨が予想されているが、完熟段階のクロップに悪影響を及ぼすような雨はないだろう。今週の気温は、最高60台半ばから90度前後、最低40台前半から60度台半ば。今の所早霜の懸念はない。

デルタ地区 週末の間ルイジアナ、ミシシッピ、アーカンソーに降雨があったものの、問題のアーカンソーでは1/4(中部・南部)の地域に十分とはいえない雨が降ったに止まった。最高気温は80台後半から90度台後半であった。向こう3日間でルイジアナ、ミシシッピに、またアーカンソーでは明日夜に中部・南部に降雨が予想されており、恵みの雨となろうが、依然北部の二毛作大豆地域ではドライな状況が続いている。気温は80台半ばから90度台半ば。金曜、土曜はドライの見込み。 

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(8月27-9月2日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  43,577  40-45 
大豆  21,449  10-14 
小麦  16,331  23-28 

-- 予想比較、大豆強気、コーン中立、小麦弱気だが、あまり材料視されなかった。 

 

2)進捗率・作柄 

 

  8/29現在  先週  昨年  平均 
コーン 完熟ステージ   25%  12%  23%  16% 
     デントステージ   80%  63%  80%  63% 
大豆  落葉率   13%   6%  12%   8% 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  5%  10%  26%  43%  16%   98.4   98.1  102.8 
大豆  8%  15%  31%  36%  10%   91.3   92.8  101.0 

-- 大豆においては、一部で予想されていた程ではないとの声はあるが、8週連続の指数の低下は明日の市場には強材料となるのではないか。コーンについては、若干の改善がみられ、それ自体は弱気であるが、明日も大豆主導の相場展開となろう。 

 

3) ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  8月31日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop     0.3   unch      21.5   unch     1,118.4   1,140.2 
1998crop    390.5  -131.3       4.3    0.6     1,344.1   1,738.9 
1999crop     3.3    1.4       0.0   unch        0.1     3.4 

−大豆− 

  8月31日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch  6.7  unch  259.5  266.3 
1998crop  52.7  -18.2  1.5  0.3  284.4  338.6 

-- 予想の範囲内とはいえ、コーンの減り方は大きく、やや強気の印象。 

 

4)レスリーの生産量予想 (百万ブッシェル) 

 

  レスリー  単収  USDA8月  単収 
コーン  9,272  130.7  9,561  134.7 
大豆  2,716  37.1  2,870  39.2 

-- 大豆においてはFCCの数字をも下回り、高値寄り付きの一因となった。コーンはニュートラル。 

 

本日の受渡可能在庫は明日に延期となった。 

 

本日のトーメンの意見

 

先週ノースダコタ、イリノイ、ミネソタ、ウイスコンシンをフィールドサーベイしてきた。イリノイの一部にて確かに収穫しても無駄に終わりそうなコーン・大豆フィールドが見られたがその他は平均以上に思われた。また農家、カントリーエレベーターの話でも例年並みの収穫は確保できるとの話であった。また本日オハイオ、インディアナ、ミシガン、ネブラスカ、アイオア、ジョージアについてのコメントを各サプライヤーから取ってみた。問題が決してないわけではないというが、各サプライヤーとも自分の了解しているフィールドの状況から判断すると今日のマーケットの上げが信じられないというものであった。

たまたま南部の状況が悪化している地域のコメントが取れなかったが総じて相場は上げ過ぎの感じを持っている。ただ事実として上げた相場にはそれなりの敬意を払わねばならない。大豆でいえば、前回の11月限高値5.03ドルを超える事はないと考えていた。したがい戻り安値のアイデアも20セント程上げなくてはいけないかもしれない。11月限にて470が買いのターゲットになると考える。 

今日の大豆クロップコンディションも再び悪化していた。以前もコメントしたが、農務省は10月のレポートから1月の最終レポートにかけてイールドを大幅に改善させたこともある。今日の数字はにわかに信じがたい数字であると感じている。ただこれ以上の悪い材料が出てくる事はないであろう。9月中旬を前にこれ以上天候がドライ云々はもう材料にする必要はない。収穫の見込みは早く、霜の心配はまず考えずらい。農家は大豆を現金穀物と考えており、収穫と同時にある程度売りに出すのが一般的だ。今週末の需給報告で悪い材料が出尽くした後はハーベスト直前のプレッシャーから安値場面が見られると考えている。 

コーンはしばらく大豆につられる展開となりそうだ。しかし引け後のクロップコンディションは久しぶりに改善をみせており悪い材料は出尽くしている。現在の大きなキャリングマーケットでは農家売りからの大きな下げはすぐには期待できないが、大豆は短期的には天井に近い値段と考えており、大豆の下げにつられて反応すると思う。しかし大豆にて50セント程度の下げがまだ期待できるのとは違い、作柄がほぼ決まったコーンには10セント程度の下げしか期待できないのではないか。経験からも2、8月といった低調な月のあとの3、9月は買いがある程度まとまってはいってくる傾向にある。12月限215までをターゲットとして220割れ程度からのプライシングはすすめていきたい。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)