(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年9月17日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  201 1/4  201 1/4  197 1/2  198  -2  2934  -853 
99 DEC  213 1/2-13  213 1/2  210  210 1/4  -2 1/2  181615  +1701 
00 MAR  225-25 1/4  225 1/4  222 1/2  222 3/4  -2  81216  +1472 
00 MAY  231  231 1/4  228 1/2  228 3/4  -1 3/4  16676  +790 
00 JUL  235-35 1/4  235 1/4  233 1/4  233 1/2  -1 1/4  16694  +493 
00 SEP  239  239 1/4  238  238  -1 1/4  2631  +29 
            311976  +3691 

 

大豆       --- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 SEP  491  491  481 1/4  482 1/2  -5 1/2  550  -296 
99 NOV  495-94  495  486 1/2  487 1/2  -5 1/2  86946  -249 
00 JAN  504 1/2-04  504 1/2  496 3/4  497 1/4  -5 1/2  20238  +158 
00 MAR  511 1/2-12  512  504  505 1/4  -5  9382  +451 
00 MAY  514 1/2-15  516  509  510  -5  12620  +101 
00 JLY  521 1/2  522  514 1/2  515 1/4  -4 3/4  10979  +362 
            144980  +535 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  14450  -180  SEP  1695  -7  SEP  262 1/2  -3/4  106.70-107.83 
OCT  14460  -180  OCT  1701  -9  DEC  275 1/2  -3/4   
DEC  14840  -150  DEC  1729  -17  MAR  292 1/4  +3/4   
JAN  14920  -170  JAN  1762  -13  MAY  301 1/2  -1/2   
                   

 

本日の相場の動き

傾向は変わらず、収穫圧力によるレベル下げ。

昨日のフォロースルーと、週末の中西部北部からカナダにかけての早霜懸念が、寄付きの一瞬のみ買われる材料と作用した。しかし、高値圏はそこまで。その後は、コーン・大豆ともに少しずつ値を切り下げていく展開。売りの原動力は、ファンドの買い越しポジション減少作業とカントリーからの週末前ヘッジ。ただ、本日も商業筋のプライシングがそれらの売りに抵抗していたため、下げ幅は急激には広がらなかった。 

週末の中西部の天候が概ねドライであることから、順調なコーン・大豆収穫進展が予想されること、また、中国が韓国向けにコーン売り成約したこと、などが終日相場に圧力をかけ続け、相場は緩やかながら一方的に下げる展開となり、一日の最安値圏で終了した。 

本日のファンドの動きは、コーン3,600コントラクトの売り、大豆800コントラクトの売り越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 昨日はドライ。最低気温は朝方の30台後半から40度後半。その後土曜夜から火曜朝にかけ降雨(.10-.75所により1.5/60%)があり、収穫を'若干'遅らせる可能性がある。月曜と火曜の朝に北部で気温が30台半ばから後半まで下がり、ミネソタの極限られた地域に霜が降りる恐れがあるが、影響は殆どないと思われる。

デルタ地区 昨日はドライ。最高気温は70台後半から80度台後半。その後週末は概ねドライ、月曜から火曜朝にかけ降雨(.10-.75/40%)が予想される。最高気温は70台後半から80度台後半。 

 

NWS6-10日天気予報(9月23〜27日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  N(58)  N(0.43/1) 
東部コーンベルト  N(61)  N/A(0.46/1) 
デルタ  N(69)  B(0.49/1) 

-- インパクトはないだろう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等

1)キャトル・オン・フィード 

 

  97年  98年  99年  対97年(%)  対98年(%) 
8/1飼養頭数  7,536  7,706  7,879  105  102 
8月導入頭数  2,111  1,773  2,070  98  117 
8月出荷頭数  1,755  1,687  1,732  99  103 
9/1飼養頭数  7,850  7,750  8,175  104  105 

-- 8月導入頭数の対前年比が予想(101.3-116.0/平均110.8)を大きく上回り、月曜のマーケットには主要な強材料の一つとなろう。 

 

本日のトーメンの意見

 

緩やかな安値傾向を予想。

スパークスが本日、早くも来年の作付け面積予想を発表した。大豆が7,512万エーカー(今年7,410万)、コーンが7,742万エーカー(同7,760万)とのことである。この数字から読めるのは、1) 両商品の現物価格がローンレートを下回っている相場で、今年と同様に大豆の作付けがコーンより増加しやすくなっている。 2) 小麦の大豆への作付け転換が今年も続く。 と言ったところか。しかし、それ以上に注目すべきは、これだけ長期の安値相場継続にもかかわらず、農家の作付け意欲が一向に衰えないことであろう。政府が農家を補助金漬けにすることで、米国農業は市場原理を喪失してしまった。(LDPなどと言う、作物を持っている者に有利な制度が、特にその傾向を助長している。)相場が安くなると、必ずでてくる政府のリップサービスは、今回も例外ではなく、すでにワシントンで補助金話が盛んに始まっている。来年の上下院選挙、その後の大統領選挙が、それらの動きをさらに活発にすることは明白だ。信じられないことに、今の米国農家収入のうち、3分の1から半分が、何らかの補助金である。こうやって、重大な天候異変がない限り、安値低迷継続の年が永遠に続いていく。(有効な策は、思い切ったCRP制度だけか。) 

さて、相場。キャトルオンフィード報告が強材料となったが、来週も安値傾向を継続するであろう。コーンは、シカゴ相場が安くなっても中国産の競争力があることが本日示されたし、何よりも、作柄の良い西部コーンベルトで来週収穫が始まることは、これまで以上の収穫圧力を期待できる。大豆は、来年の米国作付け面積増に加え、ブラジルの作付け環境も雨により改善されている。パーム油の需給も今のところ逼迫に戻る兆しを見せておらず、収穫が進むにつれて緩やかな当分安値傾向を辿ると見られる。 

買い場について、そろそろ判断する時期が近づいていると見ているが、その判断は来週半ばからでも遅くはないと考えている。( F ) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)