(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年10月4日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅安値寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  203 3/4-04 1/4  204 1/2  203  204 1/4  -3/4  193788  -1961 
00 MAR  216 1/4-16  216 1/4  215  216  -3/4  107526  +2892 
00 MAY  222 1/2  222 3/4  221 1/2  222 1/4  -1/2  24408  +1384 
00 JUL  227-26 3/4  227 1/4  226  227  -3/4  23138  +1278 
00 SEP  232 3/4-32 1/2  232 3/4  232  232 1/2  -1/2  4083  +487 
00 NOV  236  236  235  235 3/4  -3/4  117   
            365336  +4063 

 

大豆       --- 小幅安値寄り付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  478-79  484 3/4  477 1/4  483 1/4  +2 1/4  94070  +492 
00 JAN  488-88 1/2  494 3/4  487 1/2  493 1/4  +1 3/4  27204  +1080 
00 MAR  496-96 1/2  502  495  500 1/2  +1 3/4  11347  +151 
00 MAY  501-00 1/2  506 1/2  500 1/2  506 1/2  +2 3/4  13109  +2 
00 JLY  506 1/2-07  511 1/2  506  511  +2 1/2  11384  +103 
00 AUG  509  510  509  510  +0  434  +3 
            162182  +1833 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  14800  +120  OCT  1641  +10  DEC  268 3/4  +1 3/4  105.81-106.37 
DEC  14940  +70  DEC  1669  +10  MAR  284 3/4  +1   
JAN  15040  +80  JAN  1705  +14  MAY  293 1/4  -1/2   
MAR  15180  +20  MAR  1735  +11  JUL  303 1/4  +0   
                   

 

本日の相場の動き

コーンは潤沢な在庫予想で売られ、大豆はブラジル水分不足で買われるも、動きの少ない相場展開。

コーンは先週後半に発表された9/1付け全米在庫数量とスパークスの予想生産量の数字が、どちらも弱材料だった事により、今週金曜日に米国農務省より発表される需給報告においても潤沢な在庫が確認されるのではないかという思惑から、本日の寄りつきは小幅安値で寄りついた。  

一方の大豆もコーンの安値寄りに引っ張られ、先週金曜日の弱地合を引きずる格好となって小幅安値で寄りついた。 

その後も週末の降雨が量、範囲ともに予想より大きかったものの、今週は金曜日まで概ね降雨が予想される状況になく、収穫作業の活発化が期待できることも相場を下押しし、値幅は限られたが軟調地合が続いた。 

中盤になると徐々にブラジル大豆産地の土壌水分が不足していることに市場の眼が行き始めるとともに、本日発表された大豆の輸出検証高が予想を上回ったこと、そして本日引け後に発表予定のFCCの大豆生産量予想が少なめになるとの声が聞かれた事が強材料となって大豆は逆に小幅高値に転じ、コーンの下げも限られ期近12月限は203でサポートされた。 

引けにかけても状況は変わらず、結局コーンで1/2〜3/4セント安、大豆で1-3/4〜2-3/4高で引けた。 

本日のマーケットは先週に比べ比較的落ち着いており、値動きの少ない展開となった。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

先週からの予想どおり週末には降雨あり、降雨量で0.10〜0.75インチ、所によっては1.50インチとなった。 主に東部ベルトが降雨範囲となり、全体の55%に降雨があった。  

本日月曜日には前線も移動し、ベルト全体概ね降雨なしの状況となっている。  (あっても東部ベルトに軽いシャワーとなっている。) 

今後、今週金曜日までほとんど雨は降らない天気図となっており、週末収穫作業が滞ったものの本日からは本格的に収穫作業が再開されると予想される。 

 

NWS6-10日天気予報(10月10〜10月14日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(53)  NP(0.33/1) 
東部コーンベルト  N(56)  B(0.42/1) 
デルタ  N(64)  B(0.44/1) 

− 西部ベルトでは’降雨なし’、東部ベルトでも’平年より少なめ’と予想され、収穫作業  の進捗が期待できる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

週末は軽い降雨があった。 量にして、0.10〜0.75インチ、範囲は30%と限られた。 気温は季節外れの寒さとなっているが、氷結するのもベルト南東部に限られており、徐々に気温もあがりドライになってくる見込み。 

今後の予報は、木曜日から金曜日にかけて降雨の見込みで、0.25〜1.00インチ、60%の降雨範囲と予想される。 

コーンの作付は今後本格的になっていく見込みで、先週末の降雨の影響も量が少なく、範囲も限られたためほとんど影響でない模様。 次の降雨が予想される週後半までは作付作業も進むであろう。 

産地全体の土壌水分は良好で、生育環境の良い状況になっている。 

 

ブラジル 

週末は主に南部に降雨あり、量的には0.25〜1.00インチ、範囲は45%となった。 主産地である北部の降雨は限られた。 今週前半に限られた降雨があり、週後半に南部に降雨が予想される。 降雨量は0.25〜1.00インチで範囲20%となる見込み。  

大豆の作付は今後本格的になってくるが、ここ数週間降雨が少なかったため、土壌水分が不足し始めている。 今月半ばまでこの状況が続くと、発芽に影響が出てくる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(9月24-30日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  47,740  40-46 
大豆  23,126  14-19 
小麦  20,685  19-24 

-- コーン、大豆ともに市場予想を上回ったが、特に大豆が予想を大きく超え強材料。 

  小麦は予想レンジの中で低めの数字となり弱材料。 

 

2)進捗率・作柄 

 

  10/3現在  先週  昨年  平均 
コーン 完熟ステージ   94%  85%  95%  84% 
    収穫率   29%  19%  29%  19% 
大豆 落葉率   88%  76%  87%  81% 
    収穫率   32%  15%  38%  26% 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  (昨年) 
コーン  4%  9%  27%  45%  15%   98.7   98.1   NA 
大豆  9%  15%  32%  35%  9%   90.0   90.0   NA 

--  コーンは ’良い’+ ’非常に良い’で60%となり、指数も改善したことにより弱材料。 

   大豆は先週と変わらずでニュートラル。 

 

3)FCC生産量予想(単位:百万ブッシェル) 

 

  FCC10月  FCC9月  USDA9月 
大豆  2,758  2,738  2,778 
コーン  9,430  9,199  9,381 

---コーンは先月のUSDA予想と彼らの9月予想を大きく上回り弱材料。  

  大豆はほぼ予想どおりとなった、。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今週金曜日発表のUSDA需給報告までにある程度プライシングを進めるべき。 

マーケットには先週木曜日の全米在庫の報告から弱材料が目立ってきている。 事前予想レンジに入らないほどの在庫の多さ、そして翌日金曜日のスパークスの生産量予想が昨年程ではないにしてもしっかり取れるのではないかというムードを漂わせている。     

市場では、USDAが生産量を低く見積り過ぎたのか、もしくは飼料用需要の見積りが辛過ぎたのかといった検証が行われており、後者であれば99/00産の需要でも飼料用需要が下方修正される事になり、旧穀、新穀合わせて少なくとも2億ブッシェルは出てくると言う見方もできる。 

確かに弊社駐在員が本日イリノイ州中央部を見て回っているが、懸念されていた比重にも問題はなく、悪くて55、良ければ60を超えるといった状況で、収穫のペースもその辺りでは平年を1.5〜2週間程早いペースで進捗しているといった報告が入ってきており、さらには本日引け後のFCCの生産量予想、そして指数の改善といずれも弱材料の要因が増えてきている。 

しかしだ。 本日のマーケットでも弱材料が揃い始めてるにもかかわらず、活発な商業筋の買いにもあって相場は下げ渋っている。 目立たぬが輸出需要が堅調に推移し、大豆に南米懸念が出るなど強材料も隠れている。 また、本日金価格が再度上昇するなど依然インフレ懸念は消えない、そして忘れてならないのが、ローンプログラムの変更とロシアへの食料援助が後ろに控えている。 

今週の天候予想は収穫作業には最も適したものとなっており、マーケットは金曜日の発表を控え軟調に推移することが予想される。 確かにさらなる下げの可能性も否定はできないが、これほどマーケットの表に弱材料が表面化してきている場面では、裏に隠れた強材料を考慮すると、下げた場面は確実にプライシングすべきではないかと考える。(M) 

 

 

(大豆) 

当面は軟調推移を予想。 

先週後半に下げたマーケットはコーン、大豆の全米在庫の数字を受けて引っ張られたものであり、決して大豆関連の弱材料が表面化してきたことに影響を受けたものと思えない。 事実本日序盤のマーケットでもコーンに引っ張られたが、在庫数字、そしてスパークスの予想と徐々にそんなに弱い数字ではないことに気づき安値から小幅高値に転じた。 

さらに本日懸念されたブラジルの土壌水分も気にかかる。 米国産大豆の輸出需要の堅調さも合わせ見れば強材料も徐々にではあるが表面化してきている。 

しかし、当面だけを考えると発表まで積極的に買いを入れる材料も乏しく、やはりコーンに引っ張られる可能性のある事、そして農家の売りがコーンとは違い期待できることから軟調に推移することが予想され、その局面においては買いを入れていきたい。 (M) 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)