(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年10月6日

本日の相場

とうもろこし  --- ほぼ変わらずで寄り付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  203 1/2-04  205  203 1/2  204 3/4  +1 1/4  189925  -1640 
00 MAR  215 1/2-15 3/4  216 1/2  215  216 1/4  +1  111581  +920 
00 MAY  222-21 3/4  222 1/2  221 1/2  222 1/4  +3/4  25537  +60 
00 JUL  226 3/4  227 1/2  226 1/4  227 1/4  +3/4  24065  -116 
00 SEP  232 1/2  233  232 1/4  233  +1  4455  +48 
00 NOV    237 1/2  237 1/2  237 1/2  +2  118   
            368393  -587 

 

大豆       --- 小幅安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  483-83 1/2  489 3/4  483  489 1/4  +5 1/2  91379  -2470 
00 JAN  493-93 1/2  500  493  499 1/4  +5 1/2  28138  -463 
00 MAR  500 1/2-00  507 1/2  500  507 1/4  +6  10946  +255 
00 MAY  506-06 1/2  513  506  512 3/4  +6 1/4  13076  -1 
00 JLY  512-12 1/2  518 1/2  512  518  +6  11402  -32 
00 AUG    518  517  517  +6  435   
            160079  -2689 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  14790  +30  OCT  1690  +38  DEC  264 1/4  -1/4  107.38-107.69 
DEC  14980  +90  DEC  1716  +39  MAR  280 3/4  +1/4   
JAN  15070  +80  JAN  1749  +38  MAY  290  +1/4   
MAR  15240  +80  MAR  1776  +34  JUL  300 1/2  +1   
                   

 

本日の相場の動き

大豆関連が相場をリードする。

寄りつき前から新規材料に欠け、コーンでほぼ変わらず、大豆、小麦で若干安の唱えであった。 実際の寄りつきも予想どおりのコーンでほぼ変わらず、小幅安となった。 

その後もコーンは昨日に続いて値動きの限られた閑散としたマーケットとなっていたが、大豆は小幅安で寄りついたものの、マーレシアのパームオイルが堅調に推移していること、中国がオイルの輸入割当を増やし、インドも近々買い付けに入るといった噂が流れた事からまずは大豆油が買われ、それに大豆相場も引っ張られる格好で3〜4セント高となり、大豆関連商品全てが強含む展開となった。 

それに加えて以前より噂されていたロシア向け食料援助について、農務省のグリックマン長官が、’できる限り早めに対応したい’とのコメントを出したとの報が買いを誘い、特に大豆関連商品において強材料として作用した。  

この大豆関連の強地合を受け、一時豊富な在庫と輸出需要の低調さから売られ、値を下げていた小麦も値を戻し、コーンも小幅高まで買われる展開となって、コーンで1〜2セント高、小麦でほぼ変わらずでの引けとなった。 

大豆は、大豆油が終了間際にストップオーダーを引っ掛ける格好で急騰したのを受けて買われ、5〜6セント高で引けた。 

本日は天候も昨日から変化なく、金曜日の需給報告を前にしていた事から、昨日同様閑散なマーケットが予想されたが、大豆関連の強地合が目立った市場となった。 

本日のファンドの動きはコーンで1,000コントラクトの売り越し、大豆1,600コントラクトの買い越し、大豆油はなんと4,000コントラクトの買い越しとなった。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

引き続きドライで温暖な収穫に適した天候が続いている。 次の降雨は明日木曜日から金曜日に予想されるが、降雨量は0.25〜1.00インチ、範囲35%と限られそう。  また週末はドライな天候に戻るもよう。                 

来週までは限られた降雨と予想される事から、収穫作業も順調に進むであろう。 この良好な状況が収穫ロスを少なくするであろう。 

 

NWS6-10日天気予報(10月12〜10月16日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(53)  N(0.33/1) 
東部コーンベルト  A(56)  N(0.42/1) 
デルタ  A(64)  B(0.44/1) 

− ほぼニュートラルであるが、気温が上がり温暖となるためやや弱材料。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日はドライであった。 今日、明日と降雨が予想されるが降雨量は0.10〜1.00インチ、範囲は25%と北部に限られそう。 今後限定的な降雨が続くようだと土壌水分の低下も懸念されるが、来週位までは高単収も期待できそうな状況となろう。 

コーンの作付作業は活発化してきている、現在の土壌水分に問題はないが、今後もタイムリーな降雨が必要な状況に変わりはない。 

 

ブラジル 

昨日は概ねドライ、降雨があったのは産地の一部に限られた。 降雨量にして0.10〜0.50インチ、範囲は10%のみであった。 しかし、次の降雨が今後2日間南部に広がり、週末にかけて北部へと移動する見込みで、降雨量0.25〜1.00インチ、範囲は60%に達する予想となっている。 現状、南部への降雨機会が多いが今回は少なくとも北部地域の35%が降雨となる見込み。 

とは言え、広範囲にわたる降雨は限られており、引き続きドライ懸念は消えない。  

 

本日の発表等

本日の発表ではないが、金曜日の需給報告を前にして、現在までに出されている主要な生産量予想をここでまとめてみたい。

                                       単位:100万ブッシェル 

       市場平均      レンジ      USDA 9月    1998 最終    

コーン   9,381   9,110〜9,514   9,381      9,761 

大豆    2,753   2,697〜2,800   2,778      2,741 

 

             コーン        大豆             

スパークス      9,474       2,752 

FCC          9,430       2,758 

レスリー        9,368       2,714 

   

* コーンは偶然にも市場予想平均と9月に発表されたUSDAの予想数字が全く同じとなっている。 今回の予想レンジは約4億ブッシェルの開きがあり、見方は大きく分かれている。 しかし、レンジは広いものの平均が上限に近い事から判断できるように、生産量を多めに見ている予想の方が上回っている。 

* 大豆の予想レンジはコーンに比べれば広くないが、先月のUSDAの発表数字よりは、下で見ている予想の方が多い。  

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

明日は発表前の最終日。 ある程度は進捗させておきたい。

本日のマーケットは発表前にしては大豆関連商品に値動きがあり、まさに大豆関連主役のマーケットであった。 コーンも少しは影響を受けたようだが、一日の値幅は1〜2セント内に止まり、大豆に比べ閑散としていた感は拭えなかった。 

コーンに関して言えば今週初めからの市場を取り巻く環境はあまり変わっていない。 収穫作業に理想的な天候は農家のフィールドワークを促し、収穫作業を確実に進捗させる。この事が市場心理に弱材料に働き相場の上値を抑え、農作業に負われる農家の現物の売りを少なくさせる。   

現在マーケットは需給報告を間近に控え動きづらい展開となっており、その後のマーケットを占う主役は金曜日の数字となるのは間違いないが、前述したような活発に収穫されるコーン、大豆がどのようなタイミングで売られるであろうか考えてみた。 

確かに米国経済が堅調に推移して、穀物価格が軟調になろうとも十分な補助金がもらえる農家の現状においては、幾分かは保管スペースの増設も考えられ、早めに売って行かなければならない状況とは思えない。 昨年は、ロシア食料援助の話題が相場を支え、相場の上昇期待感を市場に与え、その事によって農家はできる限り売りを後にまわすような行動を取った。 そのために大きなハーベストプレッシャーにはならず、シーズナルロウも8月後半になったと記憶している。 今年もこのような行動は取る可能性は十分に考えられる。 本日再度出てきた、新ロシア食料援助の話とローンプログラムの改正の可能性は農家のホールド意欲を満足させるには足りるものと思われ、後で売れば売るほど得をする商品といえば現状でいえば大豆よりはコーンとなろう。 

この段階で需給報告については金曜日の発表を待つしかないが、その後の農家の姿勢について考えてみたところ、昨年と大きな違いはないと思われる  当然、期末在庫が巷で言われるようなビッグナンバーとなれば、さらなる下値の可能性もあるが、上記状況であればハーベストプレッシャーが強烈にかかるというのも見こめないように思われる。 

最後になるが、昨日、本日とも大手ファンドが期近12月限2ドルのプットオプションを大量に売っているのは気になるところだ。 先週かなり買われていたのでその手仕舞いとも考えられるが、相場にとってサポーティブな材料であることは間違いない。 (M) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)