(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年10月15日

本日の相場

とうもろこし  --- 変わらず寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  201-00 3/4  201  199  199 1/4  -1 3/4  201346  -1222 
00 MAR  212-11 3/4  212  210  210 1/2  -1 1/2  129869  +1069 
00 MAY  219-18 1/2  219  217  217 1/2  -1 1/4  29291  +361 
00 JUL  224 1/2-24  224 1/2  222 1/4  222 1/2  -2  27713  +5 
00 SEP  230  230  228 1/2  228 1/2  -1 3/4  6396  +153 
00 NOV    234  234  234  -1 3/4  127   
            409902  +596 

 

大豆       --- 変わらず寄り付き、小幅安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  494 1/2 - 96  497 3/4  491 1/2  492  -4 3/4  90604  -278 
00 JAN  505 1/2 - 05  507 1/2  501 1/2  501 3/4  -5  43826  +1876 
00 MAR  513 - 12 1/2  515  509  509 1/2  -4 3/4  13502  +721 
00 MAY  518 1/2 - 17 1/2  520  514  514 1/2  -5 1/4  14235  +53 
00 JLY  524 1/2 - 24  526  520  520 1/2  -4  12745  +89 
00 AUG  527  527  521 1/2  521 1/2  -3  464  +2 
            180753  +2705 
             
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  15130  -310  OCT  1640  +8  DEC  256 1/2  +1  105.32?105.90 
DEC  15330  -280  DEC  1661  +9  MAR  272 1/4  +1   
JAN  15420  -270  JAN  1694  +12  MAY  282 1/4  +1 1/4   
MAR  15570  -290  MAR  1726  +11  JUL  292 1/4  +1 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

大豆に高値期待もあったが、ニューヨーク株下落も影響し弱含む。

寄りつき前は、コーンの輸出成約数量が予想に比べ低調な数字になったことからコーンは小幅安値寄りつき予想となっていたが、大豆が予想を大きく超えた数字となり、寄りつき前は2〜4セントの高値予想となっていた。  実際のオープニングはコーン、大豆ともにほぼ変わらずからやや安値レベルとなり、どちらかと言うと弱含みの展開で始まった。 

その要因としては、FRBグリーンスパン議長が最近の株式市場に警鐘を鳴らしたとの話が伝わりニューヨーク株式が大きく下げ始めていたことから、穀物市場においても弱気ムードが漂い軟調に推移する展開となった。 

それとともに最近ドライ懸念から注目されているブラジル、アルゼンチンに限られた量、範囲であるものの降雨が見こめるとの観測も出て来たことも弱材料と作用し、その後も終始弱含みで推移する軟調地合となった。   

結局引けにかけてもこの地合は変わらず、コーンで1〜2セント安、大豆で4〜5セント安引けとなった。 

本日は、ニューヨーク株式も一時10,000ドルを割りこむレベルとなった事から穀物市場にも終始弱気ムードが漂う展開となり、ファンドもコーンで3,500コントラクト、大豆で1,500コントラクトの売り越しとなった。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

昨日はドライであった。週末は軽い降雨が予想され、0.10〜0.65インチ、35%の範囲が見こまれている。降雨量、範囲ともに限られるため、収穫作業の遅れも限定的であろう。 

引き続き収穫作業は活発に行われており、収穫ロスも少ない。 来週後半には、大豆の収穫もオハイオ、インディアナ、ネブラスカ、アイオワ、ミネソタではほぼ終了となるであろう。 

 

NWS6-10日天気予報(10月21〜10月25日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  B(45)  B(0.27/1) 
東部コーンベルト  MB(49)  N/A(0.43/1) 
デルタ  B(58)  NP(0.56/1) 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日は、限定的な軽い降雨で、降雨量にして0.10〜0.25インチ、範囲にして10%の軽いものとなった。本日も軽い降雨が東部地域に予想され、量にして0.10〜0.50インチ、範囲にして20%の降雨が見込まれる。 週末、そして来週始めは概ねドライとなろう。 

今月の降雨不足は土壌水分の不足をもたらし、発芽が懸念されることからコーンの作付作業が遅れてきている。 

小麦に関して言えば引き続き高い単収が見こめる状況にあるが、来週も降雨が少ないようだと北部地域に大きくはないがロスも出てくることになろう。 今後の大きな懸念としては今月末までに水分の需要がピークを迎える南部地域となろう。  降雨量が少ないようだと小麦の単収にも深刻な影響が出て来ることになろう。 

 

ブラジル 

昨日は南部地域に降雨あり、量にして0.25〜1.50インチ、範囲にして35%の降雨があった。 今後2日間南部地域には降雨が残る見こみで、その後は中央部に移っていくが、日曜日から火曜日にかけて徐々に降雨範囲は減っていくであろう。降雨量0.25〜1.00インチ、45%の範囲予想となっている。 

今後5日間は作付地域の水分不足が続きそうである。 月末までこのドライな天候が続かなければ作付面積の減少は避けられるであろう。 

 

本日の発表等
1) キャトル オン フィード 

 

  USDA  事前予想平均  事前予想幅 

10月1日飼養頭数 

 

105.0% 

 

105.9% 

 

104.5-108.0  

 

9月導入頭数 

 

104.0% 

 

106.9% 

 

103.0-112.0 

 

 9月マーケティング 

 

106.0% 

 

104.7% 

 

101.0-106.3 

 

今回のレポートは、導入頭数が事前予想を下回りやや弱材料。  

 

2) 週間輸出成約高報告 (単位:千トン) 

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  602.0  0.0  13,036.8  11,531.0  7,681.5  0.0 
大豆  1,131.2  0.0  8,270.3  8,753.2  5,942.9  18.5 
小麦  453.7  0.0  13,309.2  14,852.5  3,570.5  0.0 
大豆粕  99.9  0.0  1,401.2  2,044.8  1,298.0  0.0 
大豆油  13.3  0.0  81.2  191.2  67.5  0.0 

-- コーンは予想を下回り弱材料、大豆は予想以上となり強材料となった。 

 

 

3) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  957.1  855.6  5,355.3  3,882.0  46,990 
大豆  444.4  567.5  2,327.4  1,056.5  24,360 
小麦  647.4  617.0  9,738.7  9,834.4  30,620 
大豆粕  103.2  120.0  103.2  150.0  6,080 
大豆油  13.7  6.7  13.7  11.7  1,040 

 

 

本日のトーメンの意見

 

コーンは、12月限195以下がターゲット、が、プライシングは200以下なら少し進める。大豆は、今のレベルは買い。

87億ドルの緊急農家対策が施行の運びとなり、当面の資金需要に対する農家の懸念は和らいだ。本日は農家の売りが見られたが、売り玉はあくまで物理的に保管ができない物に限られるという傾向が、今後も続くことがこの補助金により確認された。したがって、農家売りは今月末まで期待できない。現物玉タイト感は今後増し、定期市場を押し上げる。それまでに、安値を拾うことが得策だ。また、南米の天候が徐々にその重要性を増してきており、コーヒーの値動きや、ラ・ニーニャ年であることを考えると、警戒しないわけにはいかない。 

コーンの場合は、農家からのイールド高報告を聞けば、新穀生産量見込みが今後増えることはあっても、減ることは想像しにくい。一方、需要の伸びは飼料用・輸出用ともに当分期待は薄く、この需給環境は、売りにめっぽう弱い体質となっている。これから短期間に出てくる農家売りは、絶好の買い機会を作ることになる。 

大豆はファンドの買い持ち解消が一段落すれば、需給のタイト感から底固い展開となる。南米天候の影響はコーンに先駆けて受けるであろうし、現在の相場の流れから期待される過度の安値感は危険と見ている。ファンドの買い持ちが整理されないまま、ファンダメンタル要因から上げられる可能性も十分ある。 ( F ) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)