(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年10月18日

本日の相場

とうもろこし  --- 変わらず寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  199 1/4-98 3/4  204 1/4  198 1/4  202 1/4  +3  205368  +4022 
00 MAR  210-10 1/4  215  509 1/4  213 1/4  +2 3/4  131422  +2190 
00 MAY  217 1/4-17 1/2  222 1/2  216 1/4  220  +2 1/2  29739  +448 
00 JUL  222 1/2-22 1/4  227 1/4  221 1/2  225 1/4  +2 3/4  29842  +2129 
00 SEP  228 1/2  232 1/2  227 3/4  231  +2 1/2  6464  +69 
00 NOV    236 1/2  236 1/2  236 1/2  +2 1/2  127   
            418291  +9027 

 

大豆       --- 小幅安値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  490-88 1/2  498 1/2  487  495  +3  88838  -1767 
00 JAN  499 1/2-99  508 1/2  497 1/4  505  +3 1/4  46675  +2849 
00 MAR  506 1/2-06  516 1/2  504 1/2  513 1/4  +3 3/4  13763  +261 
00 MAY  513-12  521 1/2  510  518 1/4  +3 3/4  14351  +116 
00 JLY  518-18 1/2  527 1/2  516  524  +3 1/2  13102  +357 
00 AUG    527  517 1/2  524 1/2  +3  475  +11 
            182680  +1926 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  15450  +320  OCT  1637  -3  DEC  260 1/4  +3 3/4  104.92-105.15 
DEC  15620  +290  DEC  1655  -6  MAR  276  +3 3/4   
JAN  15680  +260  JAN  1683  -11  MAY  285  +2 3/4   
MAR  15850  +280  MAR  1714  -12  JUL  294 3/4  +2 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

コーン、大豆ともに買われる。

寄りつき前は、コーンは新規材料も乏しくほぼ変わらずの予想、大豆はドライ懸念の出ている、特に南米ブラジル北部地域に週末降雨があって今週もある程度雨が見こめるとのことから寄りつきは安値予想であった。 

実際の寄りつきも予想どおりとなり、コーンでほぼ変わらず、大豆で小幅安値で始まったが、しばらくすると小麦市場において天候懸念から買われ始め、次ぎに大豆、コーンとファンドの買いが入る展開となる。 

市場には先週金曜日にグリーンスパン議長の株高警鐘発言から急落したことが懸念材料として残っており、本日もさらなる下落があるか買いを躊躇する心理があったが、株式が値を戻す動きを見せていたことから穀物にも安心して買いが入る展開となり、ファンドの買いを誘い込んだ。 

コーンで一時5セント、大豆で6セントとストップ買いを引っ掛ける展開にもなり堅調に推移したが、引けにかけては買われ過ぎ感からやや値を戻しコーン、大豆ともに3セント高で引けた。 

本日ファンドはコーンで6,000コントラクト、大豆で3,000コントラクトの買い越しとなった。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

週末はベルト東部で降雨あり、量にして0.10〜0.75インチ、所によって1.50インチ、範囲にして50%の降雨となった。  今週はドライで冷え込む見込み。 

引き続き収穫は平年より早いペースで進んでいて、収穫ロスも少なくなっている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

週末は概ねドライであった。 今週もドライとなりそうで、水分の不足がコーンの作付を遅らせている。 最近のコーンの作付遅れが大豆への作付転換を促すことになろうが、今のところ大きな転換にはなっておらず、今後平年並の降雨に戻ればそれも限られるであろう。 

 

ブラジル 

週末は南部地域に降雨あり、量にして0.50〜2.00インチ、所によっては5.5インチに達した。 北部については昨日から降り始めており降雨量0.25〜1.25インチ、範囲にして20%となり、週末全体としては60%の降雨範囲となった。 

今週の降雨は北部に集中的になりそう。 降雨量は0.25〜1.00インチ、北部地域の70%と予想される。 この降雨によって作付進捗するであろうが、さらなる降雨が望まれるところ。 今回の降雨がない地域は、コーンから大豆への転換となる可能性がある。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(10月8-14日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  32,814  37-44 
大豆  30,824  14-22 
小麦  23,048  19-24 

-- コーンは市場予想を下回り、弱材料。 大豆は市場予想を上回り強材料。 

 

2)進捗率・作柄 

 

  10/17現在  先週  昨年  平均 
コーン 収穫率゙   59%  43%  55%  42% 
             
大豆 落葉率   96%  94%  96%  95% 
    収穫率   74%  54%  68%  65% 

-- コーン、大豆ともに予想の範囲内でニュートラル。   

 

3) NOPA月間搾油高 

 

  9月  8月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  132,165  125,713  121,555 
大豆粕生産量(トン)  3,128,731  2,972,357  2,872,330 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  47.35  47.29  47.26 
大豆粕輸出量(トン)  503,075  514,956  377,670 
大豆油生産量(千ポンド)  1,518,719  1,443,846  1,389,545 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.49  11.49  11.43 
大豆油在庫量(千ポンド)  1,208,217  1,205,939  956,233 

-- 事前予想よりも大きく大豆には強材料、オイル在庫が多く弱材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

プライシングを進めるべき。 

ターゲットを12月限195以下と置きたいところではあるが、収穫も終盤となり、需給緩和感も徐々に相場価格に反映されてきているため、2ドル以下を狙ってプライシングは進めるべきであろう。後半以降農家売りが出て、ファンドの買い戻しによる騰勢を減じたように、収穫中の農家はまだ売り玉を持っており、この上げで完全に買い場を逸したということは無く、下値のチャンスはあると見ている。ただ、相場の基礎的要因に変化は無いものの、ファンドのショートカバーに対する人々の緊張度が高まっていることは、本セッション前半が示しており、農家売りも収穫期末まで漫然と続く理由は無く、短期的に見て底値レベルを期待できる時期は今後そう長くは続かない。( F ) 

 

(大豆) 

予想の範囲内の収穫進捗率となった。収穫進捗率自体は目新しいものではなかったが、74%もの進捗となりその中で聞こえてきた各地からの報告では残念ながらイールドが思った程よくないというものであった。本日問い合わせをしてみたのはイリノイ、アイオア、ミネソタ、インディアナ、オハイオの各サプライヤーやエレベーター等であるが彼らから聞こえてきた声は芳しくなく、中には11月の需給報告で更に生産量が落ちると言いきるものまでいた。各トレーダーの認識がこのようであれば、農家のアイデアはいうまでもなく更に価格の上昇を期待している。この生産量が思ったほど大きくないというアイデアを覆すには需給報告で数字が上方修正されるしか道はなく、その意味でも下値の期待が薄らいできたと見た方が無難だ。明日以降も各地からの情報を拾って報告したい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)