(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年10月25日

本日の相場

とうもろこし  --- 変わらず寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  200-199 1/2  202 1/4  199  201 3/4  +2 1/4  201728  +1766 
00 MAR  210 1/4-10 1/2  213  210  212 3/4  +2 1/4  143855  +1258 
00 MAY  217 1/4-17  219 3/4  216 3/4  219 1/4  +2  31913  +316 
00 JUL  222 3/4-23  225 1/2  222 3/4  225 1/4  +2 1/4  31585  +365 
00 SEP  229 1/4  231 1/2  229 1/4  231 1/4  +2 1/4  7107  +122 
00 NOV    236 1/4  234 1/2  236  +2 1/4  130   
            432600  +4018 

 

大豆       --- 変わらず寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  472-73  479 1/2  471 3/4  478 3/4  +6  65381  -6194 
00 JAN  483 1/2-84 1/2  491  483 1/2  490 3/4  +6 1/4  63009  +2000 
00 MAR  492 1/2-92 3/4  499  491 1/2  498 1/2  +5 3/4  16950  +802 
00 MAY  499 1/2-99  506  498 1/2  505 1/2  +6  14541  -87 
00 JLY  504  511 1/2  504  511  +6 1/2  13703  +570 
00 AUG  505 1/2  511  505 1/2  510 1/2  +6  515  +13 
            180108  -2761 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  15040  +300  OCT  1621  +0  DEC  262  +4  105.26-105.50 
DEC  15160  +300  DEC  1652  +2  MAR  277 3/4  +4   
JAN  15400  +300  JAN  1680  -1  MAY  287 1/2  +4   
MAR  15470  +280  MAR  1711  +5  JUL  297 1/4  +4   
                   

 

本日の相場の動き

小麦、大豆の堅調地合につられ、コーンも強含みの展開。

寄りつき前は、大豆が先週からの弱地合を引きずってやや安値の予想、コーンについてはほぼ変わらずの見方が多く、実際の寄りつきも大豆、コーンともにほぼ変わらずとなり穏やかなオープニングとなった。 

しかし、しばらくすると水分不足が懸念される小麦にテクニカルな買いが入り始め、大豆もそれにつられる格好となり徐々に買いが増していく展開となる。 コーンも小麦、大豆関連の強地合に加え、輸出検証高が予想を上回る数字となったこともあって共鳴する格好となった。 

週末の天候としては、米国中西部は収穫に理想的な天候が続き、今後もその状況が終了まで続きそうな気配であること、ドライ懸念の残る南米にはある程度降雨があったことから、どちらかと言うと弱材料であった。 しかし、コーン、大豆ともに輸出検証高が予想を上回り好調であること、農家の売りが低調であり今後も政府の農家援助策が期待されることから農家の売りは大きく期待できないこと、さらにコーンはオープンインタレストがかなり大きくなってきていて売りに対する警戒感が市場に広がっていたことが強材料となり、終始相場を堅調に推移させる展開となった。 

その後も、ロシアに対する食料援助に関して今週中にロシア側がUSDAの関係者と接触するという話が流れ、具体的なスケジュールに移行するような兆しが見えたこと、そして大手ファンドが2ドル10セントのコールオプションを大量に買ったという話も加わって、引けまでこれら強材料が相場を支える展開となった。 コーンは取引ボリュームも限られたが最近にしては値が動き約2セントの上昇、大豆は先週とは地合が変わり約6セントの上昇となった。 

本日のファンドの動きは、コーンで2,500コントラクト、大豆で3,300コントラクトのともに買い越しとなった。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

週末は軽い降雨があったが、それも北東部の一部地域で、量にして0.10〜0.35インチ、範囲にして15%と限られたものとなった。 今後この地域では金曜日まで温暖でドライな天候となるもよう。  西部地域では金曜日までには降雨がある見込みで、降雨量0.10〜0.75インチ、範囲25%となろう。 この降雨が冬小麦にとって恵みのものとなりそう。コーン、大豆の収穫は引き続き遅れがなく順調に進みそう。  

 

NWS6-10日天気予報(10月31〜11月4日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  N(45)  NP(0.27/1) 
東部コーンベルト  N/B(49)  B(0.43/1) 
デルタ  N(58)  NP(0.56/1) 

ー ニュートラルから、やや弱材料。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

週末は概ねドライであり、今後2日間はこの状態が続くであろう。 水曜日、木曜日には降雨が予想され、0.25〜1.00インチ、所によっては2.00インチ、降雨範囲は70%に達する見込み。 この雨がコーンの作付に寄与することとなろう。 また、小麦にとっても恵みの雨となり、今後単収を維持するには降雨が必要な状況に変わりはない。 

 

ブラジル 

週末は北部地域に降雨あり、量にして0.25〜1.00インチ、所によっては2.00インチ、範囲にして20%となった。 今週5日間はこの降雨が西部に広がる見込みで、降雨量0.25〜1.00インチ、降雨範囲にして50%となるであろう。 懸念されていた北部地域においてはこれが恵みの雨となろう。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

降雨量はブラジル南部地域で平年並からそれ以上、北部で平年並からそれ以下となろう。 アルゼンチンは平年並となろう。 

気温はブラジル、アルゼンチンともに平年並となろう。  

 

本日の発表等
1)輸出検証高(10月15-21日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  48,361  31-37 
大豆  27,103  20-22 
小麦  25,108  21-26 

コーン,大豆ともに予想より大きく強材料となった。 

 

2)進捗率  

 

  10/24 現在  先週  昨年  平均 
コーン 収穫率゙   77%  59%  70%  57% 
             
大豆 収穫率   86%  74%  80%  78% 
             

ほぼ予想どおりとなった。 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  10/12現在 
コーン  60,262 コントラクト ショート 
大豆  21,328 コントラクト ロング 
大豆油  11,110 コントラクト ショート 
大豆粕  20,425 コントラクト ロング 

大豆関連は予想レンジとなったが、コーンのロングが予想以上に大きく明日の相場には強材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今年中に埋めるべき買いポジションは、今埋めるべき。 

収穫済みコーンが76%。それでも、農家は動かない。例年であれば、最も活発に売り物が出ている時期であるにもかかわらず。親子代々伝統的なマーケティングを貫いてきた今までの米国農家の姿は、そこには無い。 

先週の底固いコーン相場を形成した最大要因は、需要家の旺盛なプライシング意欲である。しかしながら、その底固さと、連日の少ない取引量は、その大量の買い注文のほとんどが成約されないまま残されたことを意味する。相場の雰囲気が変われば、需要家は軟調相場の受け身(買い下がりオーダー)の姿勢に変化を与えざるを得ず、攻め(たとえば寄付き時・終了時買いなどの決め前提注文)の形で、満たされなかった買い欲求を満たそうとする。かくして商業筋の大量買い注文は、これから買い上がりという形で実現されることになる。また、ファンドのオプションを含めた売り越しが先週現在6万コントラクト超えという、史上2番目に大きな数字が確認された。その後買い戻されたとは言え、ファンドにとっても市場にこれ以上売りを増やす材料は見つけられない。農家が売らない、ファンドが売らない、商業筋は買い上がり。いよいよ、売り手不足が相場価格に反映される時期に入っていく。 

相場レベルは着実に上昇していくと予想する。LDPを取得している農家が増加しているため、相場が上昇すればそれらの農家からの売りが上昇速度を減じることは考えられるが、基本的な物不足は今年中継続する。天井は12月限で220ドル台。現レベルは買い時だ。 ( F ) 

 

(大豆) 

しばらくはレンジ内のトレードを予想。どちらかといえば上値のリスクが大きい。 

今朝方のトレーダー達のコメントからは弱気なコメントが散見された。アルゼンチンの作付け面積が3.2%増加するとの政府筋の情報。ブラジル北部の水分は潤沢である事。引き続き油糧種子の世界的な生産量は豊富である事等ファンダメンタルな理由もあれば、過去21年間の間、11月の需給報告で17回生産量が増加されているという統計的な理由も聞かれた。 

しかし今日のマーケットではしかるべき理由を各トレーダー達が見つけられないまま値を上げる事になった。輸出成約が思ったより良かった事や中国の買いが噂された事は大きな要因にはならない。帰するところ、ようは農家は売ってこないという理由につきる。ローカルのFOBトレーダー達は物が買えなくて泣いている。国内の現物価格は高止まりしたままだ。農家はすでに4.63憶ブッシェルの大豆にてLDPを受け取っている。平均はブッシェル当たり89セントにもなるといわれている。しばらく手持ちを換金する必要はない。したがい下値もそれほど大きくは期待しない方がいい。受渡の前は経験的に価格が下がる傾向にあるが、今週下げた場面は拾っていきたい。 

上値も上述しているように大きなリスクは見つからないが、ファンドのトータルポジションを意識したい。オプションを入れたポジションは大豆では約20,000コントラクトのロングであるが、コーンでは60,000コントラクトのショートである。大豆とコーンにポジションを限ってみる必要はないのだが、例えばこれだけ見た場合に差し引き40,000コントラクトのショートとなり、ファンドが買い出動しやすいポジションにあることがよくわかる。上値のリスクをすぐに意識する必要はないと考えるが、下値の期待は大きくない事を考えつつ、下げたら買い下がる姿勢でいきたい。このレベルをこの時期に買い逃す事は避けたい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)