(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年10月26日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅安値寄り付き、変らずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  201 1/2-01 1/4  206  201 1/4  201 3/4  +0  201858  +130 
00 MAR  212-12 1/4  217  212  212 3/4  +0  145116  +1261 
00 MAY  218 3/4-19  224  218 3/4  219 1/4  +0  32923  +1010 
00 JUL  224 1/2-25  229 1/2  224 1/2  225 1/4  +0  31783  +198 
00 SEP  230 3/4  235  230 3/4  231 1/4  +0  7185  +78 
00 NOV  236 1/2-37  238 1/2  236 1/2  237 1/4  +1 1/4  167  +37 
            435458  +2858 

 

大豆       --- 小幅安値寄り付き、大幅安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  477-77 1/2  482 1/2  467 1/2  468 1/4  -10 1/2  58066  -7315 
00 JAN  489-89 3/4  493 1/2  478  479  -11 3/4  67592  +4583 
00 MAR  497 1/2  501 1/2  486  487 1/2  -11  17985  +1035 
00 MAY  504-04 1/2  508  494  494 1/2  -11  14733  +192 
00 JLY  510 1/2-09 1/2  514  500  500 3/4  -10 1/4  13881  +178 
00 AUG  510  514  500  500  -10 1/2  661  +146 
            179031  -1077 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14720  -320  DEC  1613  -8  DEC  256 3/4  -5 1/4  104.6-104.83 
JAN  14810  -350  JAN  1641  -11  MAR  272 1/2  -5 1/4   
MAR  15050  -350  MAR  1674  -6  MAY  281 1/4  -6 1/4   
MAY  15100  -370  MAY  1707  -4  JUL  291 1/2  -5 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

前半コーン、大豆ともに買われ上昇するも、後半は一転売られる展開。

寄りつきは、コーン、大豆ともにほぼ変わらずからやや安値となり穏やかなオープニングとなったが、しばらくすると昨日のコミットメントオブトレーダーズにて予想以上のファンドのショートポジションが確認されたコーンとドライ懸念の残る小麦に買いが入り始め、ジリジリと相場が上昇する展開となった。 それに大豆もつられる格好となって市場には全般的に強気ムードが広がる、久し振りに活況を呈したマーケットとなっていった。 

コーンは期近12月限で抵抗線と見られていた202を上回ると、ストップロスを引っ掛ける格好で短時間で上伸し、一気に206まで買い上げられ、ここ最近狭いレンジで続いていたマーケットが久方ぶりに活発にトレードされる展開となった。 このような上伸の動きを受けて、今度は農家が動き出すこととなる。 最近は常に平年より少なめの農家売りであったが、今日の上げは農家を刺激することとなり平年よりやや多めの売りが見られる展開となり、相場上昇も抑えられ始め、徐々に相場も冷やされていった。 

この動きに呼応するように大豆市場では、南米アルゼンチン、ブラジルには予想以上に降雨が期待できるとの話が伝わり始め、それに伴ってコーヒー市場も下落していたことから、一時上げていた大豆も逆に下げに転じる展開となっていく。  

序盤で相場全体をリードしたコーンは、今度は勢いよく売られる大豆関連、小麦に下に引っ張られる格好となって徐々に上げ幅を削っていき、韓国が中国産メイズを買いつけたというニュースも弱材料となって序盤の上げ相場とは一転する相場展開となった。  

結局引けにかけても、この流れは止まらず大豆で10〜11セント安、コーンで前日比変わらずと前半とは様変わりのマーケットとなった。 

本日のファンドの動きは、コーンで8,000コントラクトの買い越し、大豆で5,500コントラクトの売り越しとなった。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

昨日は温暖でドライな天候であった。 この天候が今週金曜日まで続く見込みとなっている。 西部ベルトにおいては金曜日までには降雨前線が到来し、土曜日にかけて東へ移動する予想で、量にして0.10〜0.75インチ、範囲30%となろう。 降雨は小麦にとっては恵みのものとなろう。 また、コーン、大豆の収穫は順調に進んでおり、これといった遅れもなく終了するであろう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日は概ね温暖でドライであった。 明日から木曜日にかけて量にして0.25〜1.00インチ、所によっては2.00インチ、範囲にして70%の降雨が予想される。 この降雨が作付を進捗させることとなろうし、既に作付したコーンにとっては恵みの雨となろう。 

 

ブラジル 

昨日は北西部に降雨があり、量にして0.25〜0.75インチ、範囲にして15%となった。 今週の降雨は西部地域に幅広く広がりそうで、量にして0.25〜1.00インチ、所によって2.00インチ、範囲にして60%となる見込み。  今回の降雨が土壌水分を維持するうえで助けとなろうし、それが発芽にとっても助けとなろう。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

降雨量はブラジル西部地域とアルゼンチンで平年並からそれ以上、ブラジル東部で平年並からそれ以下となろう。 

気温はブラジルで平年並、アルゼンチンで平年以下となろう。  

 

本日の発表等

1)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  10月22日  前週  前年同期 
コーン  12,205  6,670  7,305 
大豆  5,788  4,845  10,170 
小麦  38,762  38,822   32,112 

- コーンはどちらかと言えば弱材料、大豆はニュートラル。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  10月19日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.2  unch      21.5   unch    1,118.7   1,140.4 
1998crop  108.4  - 27.9      18.8     3.2    1,624.4   1,751.6 
1999crop  62.9  18.9       0.0   unch      2.3     65.2 

−大豆− 

  10月19日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch        6.7   unch    259.5   266.3 
1998crop  15.4  - 2.6       5.8    0.6    318.7   339.9 
1999crop  31.1  17.1       0.0   unch      0.6    31.7 

 

- コーン、大豆ともに予想レンジ内でニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今年中に埋めるべき買いポジションは、今埋めるべき。 

本日も、小麦と大豆に値を削られ、コーン相場は上昇のきっかけをつかみきれなかった。コーン相場の背景には変化がなく、他要因によってこのレベルで推移しているうちに、なるべく多くの買い貯めをしておくべきだ。ファンダメンタルには今後2ヶ月の現物需給の逼迫、テクニカルには投機家の大量売り越し。買いをためらう理由は少ない。( F ) 

 

(大豆) 

STRANGE MARKET ! 

各トレーダーから本日聞かれたコメントが上記。ファンダメンタルの変化は何もない。農家はもちろん売ってこない。収穫もほぼ終了し例年ならば収穫後からの価格の緩やかな上昇をみる時期だが、今日の終了間際の大きな下げは理由のつけようがない。強いて言うならば穀物以外に理由が見つけられる。このところ商品穀物相場を含め、値動きが荒っぽい展開にある。例えばダウジョーンズにおいて高値から150ドルの大きな下げで引けた事。コーヒーと砂糖相場においてブラジルでの降雨という弱い材料はあるものの、それぞれ5%もの行き過ぎた下落を見せた事等からもファンドが日々ポジションを変えていることがわかる。またドルインデックスも(円に対しては別だが)他通過に対し相対的に強くなっている事も、ファンドが単純に輸出減少からの売りに結び付けたと考えられる。大豆、大豆粕はファンドがネットロングであることも集中的な売りを浴びた原因となったようだ。 

大豆はこのところ毎日ファンドが3,000コントラクトから5,000コントラクト売り買いオーダーを交錯させている。大豆特有の理由を見つけポジションを変えているのではなく、上述したように外部のお金の流れに便乗していると思われる。 

短期的にファンドの動き次第で更なる下値の可能性も出てきた。しかしファンダメンタルに根拠を持たない行き過ぎた下げは必ず是正される。農家の売りは出てこない。輸出は好調を保っている。中期的にも需要が増えていく時期にある。この下げた場面は買いを続けて入れていきたい。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)