(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年10月27日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅安値寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  200-00 1/2  201 1/2  200  200 1/2  -1 1/4  199485  -2373 
00 MAR  211-11 1/2  212 1/4  210 3/4  211 1/4  -1 1/2  146785  +1669 
00 MAY  217 3/4-18  219 1/4  217 3/4  218 1/4  -1  33813  +890 
00 JUL  224 1/4-24  225 1/4  223 1/2  224 1/4  -1  32173  +390 
00 SEP  230 1/2-30 3/4  231 1/4  229 1/2  229 1/2  -1 3/4  7277  +92 
00 NOV  238 1/2-38 1/4  235 1/2  235 1/2  235 1/2  -1 3/4  219  +52 
            436730  +1272 

 

大豆       --- 小幅安値寄り付き、小幅高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  467 1/2-68 1/2  473  465  469 1/4  +1  50010  -8056 
00 JAN  478 1/2-77 1/2  485  476  482  +3  72418  +4826 
00 MAR  488-87 1/2  493 1/2  484 1/2  490 1/4  +2 3/4  19861  +1876 
00 MAY  493 1/2-93  500  491  497 3/4  +3 1/4  14749  +16 
00 JLY  497-98  505  497  503 1/4  +2 1/2  14174  +293 
00 AUG  500  505  500  502 1/4  +2 1/4  678  +17 
            178133  -898 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14700  -20  DEC  1630  +17  DEC  256 1/2  -1/4  103.89-104.29 
JAN  14770  -40  JAN  1656  +15  MAR  272 1/2  +0   
MAR  14980  -70  MAR  1686  +12  MAY  282 1/4  +1   
MAY  15040  -60  MAY  1718  +11  JUL  292 1/2  +1   
                   

 

本日の相場の動き

中国が米国産大豆を買い付けたという話から大豆が買われるが、限られた値動き。

本日のマーケットは昨日のジョットコースターのような展開からはやや落ち着きを取り戻し、大豆は上下に振れたもの値幅は限られ、コーンも狭いレンジでの値動きとなり昨日比較穏やかな市場となった。   

寄りつき前は、昨日の終盤に大きく売られたフォロースルーから大豆、コーンともにやや安値予想となっていて、実際の寄りつきもほぼ予想どおりで変わらずからやや安値のオープニングとなった。 

しばらくすると、ここ数日間噂されていた中国が米国産大豆を買ったという話が現実味を帯びてくる。 内容としては、既に1船は買付けしており、近々さらなる買い付けに入り、それを合わせると合計で20万トン〜30万トンに達する見込みというものであり、これが一時的に大豆の買いを呼び込み大豆市場は一時5〜6セント値を上げる展開となった。  

一方のコーンにはこの影響がほとんど現れず、引き続き収穫に理想的な天候が米国中西部に続いていること、そしてドライ懸念の出ていた南米アルゼンチン、ブラジルに恵みの雨が降って、今後も降雨が予想できたことから、やや弱含みの展開で推移していった。  しかし、昨日やや多めの売りが見られた農家の動きも本日は影を潜めていたことから売りも限られ、軟調推移であったものの値幅はかなり限定的となった。 

その後、大豆の強地合につられないコーンの動きと南米の天気が好転してきたことが弱材料となって、大豆も勢いを失っていき上げから下げに転じる場面も見られ一時約3セント安まで売られる展開となったが、それも長続きせず、結局引けにかけてやや値を戻す格好となり大豆は小幅高値で引けた。  

コーンは軟調地合から期近12月限で2.00ドルを再三トライするものの厚いプライシングオーダーに阻まれ、結局抜けることはできず、小幅安値で引ける結果となった。 

本日のファンドの動きは、コーンで400コントラクトの売り越し、大豆で1,500コントラクトの買い越しとなった。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

昨日は温暖でドライであった。 今週は西部ベルトに金曜日の夕方から土曜日にかけて降雨が予想され、降雨量は0.10〜0.75インチ、範囲にして40%と見込まれる。  この降雨が小麦にとって恵みの雨となろう。 コーン、大豆の収穫は概ね平年より早いペースで終了するであろう。 

 

NWS6-10日天気予報(11月2日〜11月6日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(45)  B(0.27/1) 
東部コーンベルト  A(49)  B(0.43/1) 
デルタ  A(58)  NP(0.56/1) 

ー ニュートラルから、やや弱材料。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨晩は雷雨があり、量にして0.25〜0.75インチ、範囲は30%となった。 本日から明日にかけても降雨となりそうで、量にして0.25〜1.00インチ、所によっては2.00インチ、範囲として70%となる見込み。 この降雨がコーン、大豆の作付には恵みの雨となろう。 小麦にとっても単収を維持するには重要となる。 

 

ブラジル 

昨日は降雨あり、本日も北西部に量にして0.25〜1.25インチ、所によっては2.50インチ、範囲にして25%となる見込み。今週も西部には降雨が続く予想で、今後5日間に0.25〜1.00インチ、所によって2.00インチ、範囲にして65%となるであろう。 この降雨によりほぼ全体の土壌水分を潤沢にし、発芽を促すこととなろう。 

 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

降雨量はブラジル、アルゼンチンともに平年以上と予想され、気温についてはブラジル、アルゼンチンともに平年以下と見こまれる。  

 

本日の発表等
1)センサスビューロー9月度月間搾油高

 

  99年8月  99年7月  昨年同期 
大豆粕在庫量  330,200  279,400  218,100 
大豆油在庫(千ポンド)  1,525,000  1,631,000  1,383,000 
大豆搾油高(ブッシェル)  133,800,000  126,900,000  123,900,000 

CRUSHが事前予想より低く、やや弱材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今週までに当分の買いを進めるべき。 

収穫完了が近づいている。現在出ている農家売りは収穫進捗中のコーンベルト北西部が中心であり、農家が収穫を完了させれば、そのペースが落ち着くことを示唆している。最近のコーン12月限/7月限のスプレッドはここ10年間で最大レベルとなっており、ローン・LDP制度の活用や政府による55億ドルの一足早いお年玉(直接補助金)とともに、農家をしてコーンを抱いたまま越年させるに十分な理由となっている。 

米国を始めとする需要家はそのプライシング進捗が遅れている。例えば最大需要先である米国飼料用需要は、12月までの使用玉を、例年この時期90%以上カバーしているのだが、今年はようやく半分に達したところだ。その他米国コーン加工業もまだ20%のカバーを残している。本日の相場も、取引量が極端に少なく、12月限が2ドルに幾度も達しながらそれ以上の下げを許さなかったことは、大きなプライシング需要に対し、売り物不足であることを表現している。その売買意欲不均衡は、来週以降さらに大きくなる。 

次の買い場は1月からになる。当分の買いを進めるべきだ。 ( F ) 

 

(大豆) 

ファンダメンタルは変らない。マーケットは過小評価されている。相場は上げる。 

方向間のないマーケットが続いているがファンダメンタルに変化はない。農家が売ってくる必要がない状況であることは何度も述べてきた。また昨年と今年と史上最高と第二位の生産量が達成される事から、皆が皆、期末在庫は余りに余ると考えがちだがこれは間違っている。99/00CROPの在庫率は14.5%と考えられているが、これは過去20年間の平均14.02%をほんの少し上回るだけである。生産量が増えても需要がそれ以上に増加しているのが現状だ。過去20年間で14.5%以上の在庫率になった事は7回あるが、過去に今のレベルまで価格が下げた事がない事は記憶されている事と思う。今の価格は過去20数年間の安値であり、国内の在庫率からは行き過ぎが見て取れる。 

また世界の大豆在庫率もひもといてみると、99/00CROPにて在庫率は確かに22.04%と高い水準となっている。しかし過去20年間の平均は17.16%であり、また過去20年間の間に7回在庫率が20%を越えた年がある事を考えれば、なぜ20数年振りという安値水準に甘んじていなければならないのか理解に苦しむ。 

ファンドのポジションは最近の下げで若干のネットロングまで調整されてきた。オプションを含めると10,000コントラクト程度のネットロングであると考えられる。過去ファンドがネットロングをした最高は、オープンインタレストに対して15%であった。これを現在に換算すればおよそ38,000コントラクトまでのネットロングも可能な事になる。 

穀物以外の商品相場、債券相場、株などに影響され、穀物相場は上昇トレンドになりきれないでいるのが現状だ。しかし一旦上昇トレンドに入ったならば、ファンドは一気に10,000コントラクトでも20,000コントラクトでも今のポジションから積み上げる事ができる状況にある。 

マーケットが過小評価されているがために今の価格に停滞している事、この事にいち早く気がついた者から次々と買いに入ってくるであろう。弊社の取引先が取り残されない事を強く望む。(N) 

 

 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)