(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年10月29日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 小幅高値寄り付き、小幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 DEC | 199 3/4-200 1/2 | 200 1/2 | 199 | 199 1/2 | +0 | 199763 | +2631 |
| 00 MAR | 211-11 1/4 | 211 1/4 | 210 | 210 1/4 | -1/2 | 151399 | +3547 |
| 00 MAY | 217 1/2-17 3/4 | 218 | 217 | 217 1/4 | -1/2 | 34252 | +440 |
| 00 JUL | 223 3/4-24 | 224 | 222 3/4 | 223 | -1/2 | 33307 | +1028 |
| 00 SEP | 229 1/2 | 230 1/4 | 229 | 229 1/4 | -1/4 | 7398 | +43 |
| 00 NOV | 236 1/4 | 234 3/4 | 234 3/4 | -3/4 | 217 | -2 | |
| 443780 | +8128 |
大豆 --- 小幅高値寄り付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 NOV | 467-67 1/2 | 472 | 464 1/2 | 470 1/2 | +4 3/4 | 23670 | -16166 |
| 00 JAN | 479 1/2-80 | 484 | 476 1/2 | 482 3/4 | +4 3/4 | 88723 | +10200 |
| 00 MAR | 488 1/2-89 | 492 1/2 | 484 1/2 | 490 3/4 | +3 3/4 | 23063 | +1607 |
| 00 MAY | 495-94 1/2 | 499 | 491 | 498 1/4 | +4 3/4 | 14691 | +20 |
| 00 JLY | 501 | 505 | 497 | 503 3/4 | +4 1/4 | 15155 | +332 |
| 00 AUG | 504 1/2 | 497 1/2 | 502 1/2 | +3 1/2 | 691 | -7 | |
| 172451 | -3976 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| DEC | 14820 | +180 | DEC | 1630 | +6 | DEC | 255 3/4 | -1 1/2 | 104.11-104.89 |
| JAN | 14910 | +170 | JAN | 1655 | +5 | MAR | 271 | -2 | |
| MAR | 15100 | +180 | MAR | 1683 | +2 | MAY | 281 1/4 | -1 1/4 | |
| MAY | 15160 | +190 | MAY | 1715 | +1 | JUL | 291 1/4 | -1 1/4 | |
| 本日の相場の動き |
コーンは材料難から閑散。大豆はブラジルの乾燥懸念から買われる。
相対的に閑散とした一日となった。
コーンは全く材料がないまま1セント半という狭いレンジで値動きし、結局ほぼ変らずからやや下げての引けとなった。昨日までのオープンインタレストは440,000コントラクト余りと3年半振りの大きなポジションとなっていたが、材料難の為、月末にもかかわらず大きくポジションを手仕舞いする向きもなく、本日の取引量は平均の半分程度であったと考えられている。
大豆は朝方発表された受渡数量が予想より少なかった事、中国のUS産大豆一船の買いが確認された事、台湾も少なくとも一船引き合っているとう噂があった事、輸出港での現物価格がこの2日間で7セントも上げていた事等を材料に値を上げて始まった。
しかし買いは続かず、方向感がないままセッション途中ではやや小安いところまで戻す場面も見られた。午後一時過ぎになり、ブラジルの天気予報にて週末以降に予想されていた降雨範囲・降雨量が下方修正された事がきっかけとなり、ファンドの買いから値を上げての引けとなた。
大豆は先週から売られ過ぎ感が出ており、週末・月末のポジション調整から買われた事も理由として挙げられる。取引量はコーン同様、余り多いとはいえない一日であった。
本日のファンドの動きはコーンにて1,400コントラクトのネットロング、大豆にて500コントラクトのネットロングであったと考えられている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
中西部
昨日の降雨は10%の範囲。週末は西部を中心に30%の範囲で降雨が予想される。この降雨は冬小麦の発芽には恵みの雨となるが、西部以外の地域はまだドライ気味にて今後一ヶ月の間に更なるまとまった雨が欲しい。コーン、大豆の収穫については今後2週間でほぼ終了するであろう。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
アルゼンチン
最近の降雨システムによりほぼ全域にわたり土壌水分に問題のない状況となっている。コーン、サンフラワーの作付けは来週中には例年通りの進捗率に戻り、発芽にも問題がないであろう。大豆の作付けは来週より平年通りのペースにて始まる予定。
ブラジル
先週の降雨にて西部地区のコーン、大豆の作付け予定地は、ほぼストレスがなくなる程度の土壌水分となった。作付けのペースは今後平年並みまで追いつく事が予想される。しかし東部地区にもう少し降雨が欲しい。
< 南米天候 6〜10DAYS >
気温はアルゼンチンは平年並みからやや低め、ブラジルはやや低めからかなり低め。降水量はアルゼンチン、ブラジルとも平年並みからやや多めの予想。
| 本日の発表等 |
| 1) 11月限月受渡通知(単位:コントラクト) |
| 数量 | 最終取引日 | |
| 大豆 | 311 | 7月2日 |
予想より少なくサポート要因となった。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
中期的、長期的に相場の上げを予想。
農家の売り意欲がしばらく出て来ない事、実需家の買いがまだ残っていることは前にも述べた。今は停滞しているコーン相場であるが、安値があっても12月限195程度、ここから下値は強烈にサポートされている。
ファンドは大きなショートポジションを抱えている。まだダウントレンドと思っているからこそ、このショートポジションとなっている。しかしアメリカのコーンが豊作であっても需要はそれ以上に年々伸びている。世界のコーン在庫率見込みも14%弱と過去の平均と比べても決して大きくない。今の価格は安過ぎるといえる。ファンドは利益追求集団であり、価格がフラットで停滞していてはポジションを取る意味がない。今のように底値を探しつつあるような状況の中、価格が動かない事はファンドには耐え難い事となる。今後、トレンドを作り出そうとするであろう。
在庫率から考える今の価格、ファンドのネットポジション、農家売りが出ない事等ファンダメンタル、いずれをとっても上昇トレンドがすぐにでも形成される可能性を物語っている。
安値はあと5セントか。たかが5セント、されど5セントである。少しでも安く買いたい気持ちは誰しも同じ。ただここからしばらく待って5セント下がった時に、大量の買いオーダーを入れられるかが焦点となる。一旦底値が確認されたらしばらく上昇トレンドが続くと予想している。買いのスピード・ペースだけは遅れさせてはいけない。あと5セント下げたところでプライシングのペースをキャッチアップできるほど大量にオーダーを入れれる自信のある人は待ってもいい。しかし5セントを取にいっている間に相場が反転するリスクもある。普通に考えれば5セントを追うのではなく、今からプライシングのペースを例年以上に速めておかなければいけない。
ファンドはいずれネットロングに転じてくる。ファンドより一足早いポジションを取る事が大切だ。ファンドがロングに転じてきたとき余裕で様子見をできるくらいのポジションであれば理想だ。(N)
(大豆)
中期的、長期的に相場の上げを予想。
コーン同様のファンダメンタルは散々述べてきた。今日は長期トレンドにつき述べてみたい。
1997年の5月に9ドルを超える高値をつけてから、途中多少の上げ下げはありながらも今年の7月に4ドル割れ寸前まで一旦してダウントレンドにあったといえる。誰しも今年の7月の安値が底値であったことは疑いがないはずだ。3〜5年というダウントレンドは終了した。今度は上昇トレンドを迎える事になる。上昇トレンドを予想する背景には、
@アメリカの豊作にもかかわらず需要がそれ以上に伸びている事。Aアジアの景気回復見込み。B今年初めはブラジルのレアル危機があったがそれでも南米の経済は好調であった。今年はレアル危機がない。今年以上の需要が見込まれる。Cアメリカ経済が引き続き堅調。D南米の作付け面積はそこそこあるが、農薬・肥料の使用減少予想から単収が落ちると考えられる事。
等が挙げられる。
トレンドを予想するにあたり、類似した年(連続の豊作の後。ダウントレンド終了の翌年)を例にあげてみると86/87クロップ、91/92クロップが似ている。両年とも春先に最初の高値を付けている。チャートだけを比べてみれば来年春に6ドル50の可能性も否定できない。長期上昇トレンドのなかにはもちろん多少の上げ下げは起こりうる。春先に高値を付けるとしても、それ以前に2月に例年通り季節的な安値を付ける可能性もある。しかし問題は買い付けのスピードだ。春先までを見据えた値決めをして頂きたい。期近の安値、高値に一喜一憂するのではなく、来年春先にくるであろう高値の時には、しばらく買い付けを見送れるくらいの長期ビジョンで望みたい。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)