(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月1日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅高値寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  200-00 1/2  200 3/4  198  198 1/4  -1 1/4  198207  -1556 
00 MAR  210 1/2-11  211 1/4  209  209 1/4  -1  155931  +4532 
00 MAY  217 1/4-17 1/2  217 3/4  216  216 1/4  -1  34652  +400 
00 JUL  223 3/4-24  224  222  222 1/4  -3/4  33825  +518 
00 SEP  229 1/4  230  228 1/2  228 3/4  -1/2  7683  +285 
00 NOV    236  234 3/4  234 3/4  +0  218  +1 
            448197  +4417 

 

大豆       --- 小幅高値寄り付き、安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  472 1/2-72  472 1/2  464 1/4  464 3/4  -5 3/4  18854  -4816 
00 JAN  484 1/2-83 1/2  484 1/2  477  477 1/2  -5 1/4  92568  +3845 
00 MAR  492  493  485 1/4  485 3/4  -5  23582  +519 
00 MAY  500-499 1/2  500  492  492 1/4  -6  14728  +37 
00 JLY  505-04 1/2  505  498  498 1/4  -5 1/2  15256  +101 
00 AUG    503  497  497  -5 1/2  703  +12 
            172237  -214 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14740  -80  DEC  1612  -18  DEC  252  -3 3/4  104.20 
JAN  14780  -130  JAN  1638  -17  MAR  268 1/4  -2 3/4   
MAR  14950  -150  MAR  1667  -16  MAY  278  -3 1/4   
MAY  14980  -180  MAY  1699  -16  JUL  288  -3 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

序盤はコーン、大豆ともに堅調に推移するが、天候懸念が薄れ売られる。

マーケットの序盤こそ、コーン、大豆ともに輸出検証高が予想を上回ったこと、そしてインドネシアが米国産大豆を買い付けたというニュースから強含みで推移したが、その後は天候懸念が薄れたことから一転売られる展開となった。 

寄り付きは、コーン、大豆ともに輸出検証の数字が事前予想を超えたことから、やや高値で始まった。 しかし、マーケットを支える力は弱く、しばらくすると週末に米国小麦地域とアルゼンチンに降雨があったことから、まずは小麦が売られ、それに引きづられる格好で大豆が売られる展開となっていった。 特に大豆の場合はブラジルにも今後広い範囲での降雨が予想されることが嫌気され弱含みの要因となった。 

この小麦、大豆の軟調地合を受けてコーンも売られる展開となり、最近にしては下値トライの展開となった。 しかし、本日のマーケットにおいても新規材料にかけ売りのボリュームも限られたこと、そして商業筋のプライシングタイプの買いもある程度あったことから値幅も限られた展開となった。 

その後も大きな動きはなかったが、ジリジリと下値を探る展開が引けまで続き、コーン、大豆ともに本日のロウに近いレベルでの引けとなった。 

本日のファンドの動きはコーンにて2,000コントラクトの売り越し、大豆にて1,500コントラクトの売り越じであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

週末は西部地域に限られた降雨があったが、今後はこの前線が東部へと移動し、降雨量0.10〜1.00インチ、範囲にして45%となる見込み。 この降雨が作付された小麦地域の半分には見こまれることから発芽に恵みの雨となるが、残りの地域についても降雨が望まれるところ。 コーン、大豆の収穫は問題なく今月半ばまでには終了するであろう。 

NWS6-10日天気予報(11月7日〜11月11日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  MA(45)  B(0.27/1) 
東部コーンベルト  A/MA(49)  N/B(0.43/1) 
デルタ  A(58)  N(0.56/1) 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

週末西部地域に恵みの雨が降り、量にして0.25〜1.00インチ、所によっては2.00インチ、範囲にして55%となった。 本日もこの程度の降雨量で、降雨範囲は週末よりも20%ほど増える予想となっている。 明日にはこの降雨も止む見込みで、その後今週はドライになるであろう。 週末の降雨といい、タイムリーな雨がコーン、大豆の作付状況を良好なものにしており、小麦の単収にも悪影響は出ていない。 

 

ブラジル 

週末は北部の限られた地域に雨があった程度で、量にして0.50〜2.00インチ、範囲にして10%となった。 今後5日間は南部中心に降雨範囲が広がり、0.25〜1.00インチ、範囲75%に達するであろう。  今週の降雨が土壌水分を潤沢にし発芽にとって良好なものとなり、、作付も進捗させることとなろう。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

かなりの降雨が見込まれ、ブラジル南部では平年並だが、ブラジル北部においては平年以上が予想される。 アルゼンチンは北西部が平年以上、南東部は平年以下の予想となっている。                      

気温の方はアルゼンチンが平年以上、ブラジルが平年以下の見込み。  

 

本日の発表等
1)輸出検証高(10月22-28日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  44,251  36-44 
大豆  29,934  21-26 
小麦  21,715  21-26 

コーン、大豆ともに予想を上回り強材料。 

 

2)進捗率  

 

  10/31 現在  先週  昨年  平均 
コーン 収穫率゙   89%  77%  81%  72% 
             
大豆 収穫率   93%  86%  88%  86% 
             

ほぼ予想どおりとなった。 

 

3)FCC生産量予想(単位:百万ブッシェル) 

 

  FCC11月  FCC10月  USDA10月 
大豆  2,675  2,758  2,696 
コーン  9,455  9,430  9,467 

コーン、大豆ともにやや強材料とされている。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いのチャンスは長くない。 

当初、「じり下げの相場は、収穫がほぼ完了する昨週辺りまで。」と考えていたが、今週になっても、薄商いの中、その傾向は止まっていない。大豆・小麦の下げや、収穫中の農家売りが、コーン相場の頭を抑え続けている。しかし、この流れが反転するのは、遠い先ではないはずだ。 

先々週の輸出成約は160万トン以上の今年最高数字を記録した。本日発表の週間輸出検証高も44百万ブッシェルの好調を見せた。先々週以来、現物価格が徐々に上昇し始めているものの、絶好調と言えるまでの輸出需要を直接反映するほどではない。その背景には、農家の望むと望まざるとに関わらず、現物の売りが収穫最盛期に相当量出ていたことを示している。先週会った南部イリノイ州の農家は、「そりゃ売りたくはないが、保管スペース不足はどうしようもない。また、実際目の前に迫っている支払いもあるし。でも、それ以上は売るつもりはない。少なくとも来年まではね。」と述べていたが、市場で知られているとおり、この農家が今年の農家の平均像に近いと言えよう。つまり、収穫期だからこそ、売り物があったに過ぎない。定期市場に先駆けて、現物相場はすでに需給逼迫感による上昇局面に入っている。今の価格レベルは、中国産等他原産国に比べて、米国産コーンに競争力をつけた。輸出需要は、定期相場を反転させる契機となる潜在力を十分に持っている。 ( F ) 

 

(大豆) 

ファンダメンタルは変らない。意見は変らず強気。 

目先の要因で下げがあれば買いを入れていきたい。強気なファンダメンタルに変りはない。来年春先くらいまでの流れを考えた上で、早目の値決めが大切。ここから大きな下げは期待できない。早めの値決めをしても期近の値決めで大きく負ける事はない。価格上昇の余地は大きい。買い遅れたときの負けが大きくなる事だけは避けたい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)