(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月2日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅高値寄り付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  199-99 1/2  200 1/4  198 1/2  199  +3/4  199528  +1321 
00 MAR  210 1/4-10  211  209 1/4  209 3/4  +1/2  157814  +1883 
00 MAY  217  217 3/4  216  216 1/4  +0  35631  +979 
00 JUL  223-22 3/4  223 3/4  222  222 1/4  +0  34486  +661 
00 SEP  229  229 3/4  228 1/2  228 3/4  +0  7891  +208 
00 NOV    234 1/2  234 1/2  234 1/2  -1/4  221  +3 
            453431  +5234 

 

大豆       --- 小幅高値寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  467-68  472  467  471  +6 1/4  13987  -4867 
00 JAN  480-81  484  479 1/2  482 1/2  +5  93615  +1047 
00 MAR  490-89  491  487 1/4  490  +4 1/4  23682  +100 
00 MAY  495 1/2-94 1/2  497  493 1/2  495 3/4  +3 1/2  14703  -25 
00 JLY  500 1/2-499 3/4  502  499  501 1/4  +3  15540  +284 
00 AUG  501 1/2  501 1/2  499  500  +3  709  +6 
            169022  -3215 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14990  +250  DEC  1611  -1  DEC  255 1/4  +3 1/4   
JAN  14990  +210  JAN  1638  +0  MAR  271 1/2  +3 1/4   
MAR  15080  +130  MAR  1667  +0  MAY  281  +3   
MAY  15080  +100  MAY  1699  +0  JUL  291  +3   
                   

 

本日の相場の動き

大豆、大豆粕、小麦は買われるが、コーンの値幅は限られる。

昨日引け後のFCC予想を受けてコーン、大豆ともに寄り付きから買われるが、コーンはここ最近の傾向である狭いレンジで終始し値動きは限られた。 大豆は大豆粕とともに堅調に推移し、引けまでその勢いは衰えなかった。 

寄り付き前から昨日発表されたやや予想を下回るFCC予想の数字を受けて、コーン、大豆ともに強含みの見方が多く、実際のオープニングもやや高値での寄り付きとなった。  寄り付き後も中国やコスタリカからの今後の買い付けが噂される大豆には買いが集まる格好となり、これまた旺盛な需要から強含んでいた大豆粕とともに相場を引っ張る展開となった。  

コーンも台湾が米国産を買い付け、韓国も近々買い付けを予定していること、そして昨日の売られ過ぎ感から買いが入り、堅調に推移する展開となり一時は期近12月限で2ドルを回復する場面もあった。 

その後も、国外需要だけではなく国内需要も高まりつつある大豆の勢いは衰えず強含みの展開となったが、コーンは最近の値幅の狭い傾向から脱却できず、再度2ドルを下回る展開となっていった。 コーンマーケットには最近大きくなっているオープンインタレストがショートポジションの過剰感を連想させ売りにくくなっていることと、現物価格が高騰してきていることを強材料視する向きもあったが、取引ボリュームも限られ力のないマーケットであった。 

結局引けにかけてもこの流れは変わらず、大豆は期近で5〜6セント高、コーンで1/2〜3/4セント高で引ける展開となった。 

本日のファンドの動きはコーンにて2,000コントラクトの買い越し、大豆にて1,200コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

昨日は東部地域に降雨あり、量にして0.10〜0.75インチ、範囲にして小麦地域の45%、コーン、大豆地域の20%となった。 本日には雨も上がり今週残りも概ねドライとなりそう。 今晩から気温も下がるが、生育への大きな影響は出ないであろう。 東部地域にて作付けした小麦の生育状況は改善されており、良好な状態が保たれているが、西部地域においては生育のために降雨が必要とされている。        

コーン、大豆の収穫については、ドライな天候が続いていることから順調に進んでおり来週までにはほぼ終えることとなろう。                    

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日は南部地域に広範囲な降雨があり、量にして0.25〜1.00インチ、範囲にして75%の降雨となった。 本日には雨も止む見込みで、今週の残りも概ねドライとなりそう。 タイムリーな降雨とある程度のドライな天候が、コーン、大豆の作付けを進捗させることとなろう。 小麦の単収を維持するうえでも降雨が役立っている。 

 

ブラジル 

昨日は北部と南部の限られた地域に降雨があり、量にして0.25〜1.00インチ、範囲にして10%と限定的なものであった。 本日は南部地域に広がり、明日から今週末にかけては北部方面に拡大していく見込み。 降雨量は0.25〜1.00インチ、降雨範囲は75%となりそう。 この雨で発芽のための土壌水分は潤沢となり、作付けも進むであろう。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

ブラジル南部とアルゼンチンでは平年並だが、ブラジル北部においては平年以上が予想される。          

気温の方はアルゼンチンが平年以上、ブラジルが平年以下の見込み。  

 

本日の発表等

1)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  10月29日  前週  前年同期 
コーン  14,292  12,205  12,301 
大豆  5,620  5,788  8,559 
小麦  38,707  38,762   31,777 

- コーン、大豆ともにニュートラル。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  10月26日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  -0.1      21.5   unch    1,118.7   1,140.4 
1998crop  95.9  -12.5      21.3    2.5    1,635.1   1,752.3 
1999crop  99.3  36.4       0.0   unch      3.0     102.3 

−大豆− 

  10月26日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch        6.7   unch    259.5   266.3 
1998crop  13.6  - 1.8       6.4    0.6    319.9   339.9 
1999crop  56.2  25.1       0.0   unch      1.0    57.2 

 

- コーン、大豆ともに予想レンジ内でニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いのチャンスは長くない。 

はっきりとしない相場が続いている。投機筋の資金が再び金融商品へ回っており、そのためここ数年の穀物相場乱高下の傾向が見られなくなってしまったと言われている。しかし、ここ数日の動きには、他の説明を加えることができる。米国・中国始め世界のコーン需給緩和感が大きい中で、南米の天候が順調に推移すれば、主にそれらの数字や状況を見ているファンドには、売りのサインにしかならない。しかし、一方では手前の現物需給に逼迫感が増しており、商業筋を始めとして現物需給に敏感な相場参加者は買いに回り始めている。(ここ数日大手商業筋の買いが目立っている。)かくして、相場は売りと買いが交錯し、結果としてはっきりしない相場動向になってしまっている。手前の現物需給が定期相場に一度反映されぬままということは考えられず、大量売り越しを抱えているファンドはそう遠からず一気に巻き返されることになると予想する。そうなると、次の買いチャンスは来年1月まで来ないことは十分考えられる。 ( F ) 

 

(大豆) 

短期的に相場は徐々に回復傾向となることを予想。 

搾油需要が高まっている。今年新設の大型工場などで全米搾油能力が増加していると同時に、大豆粕の需要が牽引役を果たしている。米国ではブタ・牛の飼料需要が堅調推移であり、輸出需要も南米の端境期やインドの供給不足から輸出需要の伸びが期待されている。搾油マージンはまだ低いが、これまでよりは採算に明るい材料が見えてきており、搾油需要増が徐々に相場を回復させる要因となり得る。ただ、ファンドは買い持ち気味であり、コーンほど現物需給に逼迫感が見られないことから、価格上昇力が大きいとは言えない。だからこそ、南米の天候や他穀物商品の動向が不安定要因として作用し続けると考えられ、相場に不透明感を加えている。回復基調はスローとなるかも知れない。 ( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)