(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月8日

本日の相場

とうもろこし  --- やや高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  201 3/4-02  203 3/4  201 1/4  202  +1  193995  -1166 
00 MAR  212 3/4-12 1/2  214  212  212 3/4  +1 1/4  168087  +1088 
00 MAY  218 1/4-18 3/4  220 1/2  218 1/4  219 1/4  +1 1/4  35222  -168 
00 JUL  224 1/4-24 1/2  226  224  225  +1 1/4  38574  +1121 
00 SEP  231  232  230 1/4  231  +1 1/2  8155  +109 
00 NOV    237  237  237  +1 1/2  212  -13 
            462468  +1077 

 

大豆       --- やや高値寄り付き、やや高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  475 1/2-75  476 1/2  471 3/4  473 1/4  +0  5674  -1024 
00 JAN  484 1/2-86  486 3/4  482  483  +1/2  89901  -1199 
00 MAR  490 1/2-91 1/2  493 1/4  488 3/4  489 1/4  +1/2  22933  +214 
00 MAY  496-96 1/2  498 1/2  494  494 1/2  +1/2  15929  +222 
00 JLY  502 1/2  503  499  499 3/4  +1  18431  +932 
00 AUG    504  499  499  +1 3/4  786  +27 
            161220  -664 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  15340  -130  DEC  1622  +7  DEC  258 3/4  +2 3/4  105.10-106.24 
JAN  15220  -90  JAN  1645  +4  MAR  274 3/4  +2 1/4   
MAR  15170  -110  MAR  1676  +6  MAY  284 1/4  +2 3/4   
MAY  15130  -90  MAY  1707  +7  JUL  294 3/4  +3   
                   

 

本日の相場の動き

需給報告を前に動きの少ない一日。コーンは小麦につられて上げる。

1931年以来になるであろうという今週前半の温暖な天気予報が冬小麦の発芽に妨げになるとの予想から小麦が上げた。 

コーンは小麦につられた。それ以外にも韓国、ロシア向けの商売が今週あると噂された事、需給報告を前に'ファンドがショートポジションをカバーしたことが値を上げる原因となった。しかし、10時に発表された輸出検証高が予想外に少ない数字であったこと、アルゼンチンにおけるコーンの作付けが順調に推移していることが弱い材料となり高値を削る事になった。 

大豆も小麦、コーンにつられた。中国の買いの噂がでており、これを受けて輸出港での現物価格が急騰した事、先週からの大豆粕の上げでクラッシングマージンが大きく改善していた事も買いの要因となった。しかし今日の高値が先週金曜日の高値を抜けなかった事、特に大豆粕が買われすぎと見られて安値に転じた事、南米の天候が理想的な事、コーン同様輸出検証高が失望させる内容であった事等から高値を維持できずにほぼ先週引け値とかわらずにての終了となった。 

取引全体は閑散としたものとなった。コーンも大豆も収穫がほぼ終わり、北半球からの供給サイドの要因に欠けており、また需給報告を控えている事から各トレーダーともポジションをとりずらかったようだ。 

本日のファンドはコーンにて1,200コントラクトのロング、大豆にて1,700コントラクトのロングと考えられている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

週末も概ねドライにて引き続き乾燥した天候が続いている。 今週火曜日にプレーンズにて、また水曜日に中西部にて若干の降雨が見込まれるが降雨量0.10〜0.35インチ、範囲15%と限定的なものとなろう。今週はドライなうえにこの時期としては記録的な暖かい気温が見込まれており小麦への生育が懸念される。東部地域の土壌水分は潤沢であり、問題はない。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

今週はドライな天候に恵まれ、コーン、大豆、ひまわりの作付けが順調に進む。今週前半に気温が下がる予想ではあるが、マイナスにはならず、霜の被害はほとんど起こらない見込み。 

ブラジル 

先週の降雨はコーンと大豆の発芽、初期の生育に非常に恵みとなった。一部コーンの作付けが遅れている地域が見受けられるが、若干(1〜2%?)大豆に作付け変換される噂があるものの、大きく作付けが変る話にはなっていない。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

降雨量はアルゼンチンとブラジル南西部では平均的、ブラジル北部と東部では平均をやや下回る予想。 

気温はブラジル北部ではやや平均を下回るが、ブラジル南部とアルゼンチンでは平均を上回る予想。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(10月29-11月4日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  26,018  39-46 
大豆  23,866  24-30 
小麦  20,306  20-25 

コーン,大豆ともに予想より少なく弱材料となった。 

 

2)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  11/2現在 
コーン  52,880 コントラクト ショート 
大豆  12,924 コントラクト ロング 
大豆油  20,113 コントラクト ショート 
大豆粕  10,198 コントラクト ロング 

大豆3品は予想通りにてニュートラル。コーンは予想以上のショートにて強い材料。 

3)進捗率  

 

  11/7 現在  先週  昨年  平均 
コーン 収穫率゙   95%  89%  89%  83% 
             
大豆 収穫率   95%  93%  93%  91% 
             

ほぼ予想どおりとなった。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

相場の上昇を予想。 

いずれにせよ明日、明後日に大きな動きはないであろう。オープンインタレストはここ数年来で最高になっているが、これが逆に動きずらい状況を作っている。多少のポジション調整程度は全体のポジションが大きい為、影響なく消化されてしまう。12月限205を超えれば農家売りが出てくる、また200割れは実需が買いを入れる展開はしばらく変らないか。 

中西部の西側においてドライな天候の為、エサ用の牧草が育っていないとの話が広まっている。コーンには若干の強い材料となる。逆にオーツが4週間振りの安値を付けている。カナダからの輸入増が下落の原因であるが、トレーダー筋はオーツをコーンの先行相場と考える事が多い為、これは弱い材料となる。 

コミットオブトレーダーズでは予想以上の大きなファンドのショートが確認された。農家売りの少なさ、需要の堅調さというファンダメンタルにファンドのショートを考えれば、いずれ相場は上昇すると予想している。大豆にもいえる事であるが南米の天候は順調に推移している。逆に順調に推移してこの価格帯となっている。南米の天候にちょっとした異変があればそれがきっかけでレンジを上値に抜く可能性があるのではないか。 

ミシシッピー川の水位はここ2,3ヶ月のドライな天候の為、艀の航行に支障をきたすほど低くなっている。昨年もこの時期は温暖であったが、1月以降急に気温が冷え込み、川の凍結でデリバリーが混乱、ベーシスが急騰した。1月以降農家売りが増加する期待はあるが、ヘッジの意味で少しずつ買いをいれることを考えていきたい。(N) 

(大豆) 

相場の上昇を予想。 

収穫もほぼ終わり、国内の材料に乏しくマーケットが動きづらい展開となっている。コーンよりも南米の比重が高い大豆は、今後南米の天候に一喜一憂することになるが、いまのところ天候は非常に順調といえる。逆に順調であっても下値にいけないところから、なんらかの異変があったときに、それがきっかけで今のレンジ取引から上値に抜いていく事を予想している。輸出検証高も4週間続けて失望させる数字となった。弱い材料にあまり反応しなくなっている。 

ベーシスについてはコーンでも述べた通り。昨年と同じパターンになた場合、急騰する可能性がある。頭に入れておきたい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)