(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月11日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅高値寄り付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  195 3/4-95 1/4  196 1/2  194 1/4  195 1/4  +0  185207  -642 
00 MAR  207 1/2-07 1/4  208 1/4  205 1/2  206 3/4  -1/2  179416  +5208 
00 MAY  214 1/2-14  215  213  213 3/4  -1/2  37163  +1559 
00 JUL  220 1/2-20 1/4  221 1/4  218 3/4  219 3/4  -1/2  40760  +1055 
00 SEP  226 1/2-27  227 1/4  225 1/2  226  -1/2  8560  +318 
00 NOV    232 1/4  232 1/4  232 1/4  +0  232  +19 
            470119  +7924 

 

大豆       --- 小幅寄り付き、小幅高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  459 1/2-59  460  455 1/2  457  -1 1/4  3277  -942 
00 JAN  467 1/2-66 1/2  468 1/2  464 1/4  467 1/2  +1 1/2  89512  +375 
00 MAR  473 1/2-74  475 1/2  471  474 1/4  +1 1/4  25792  +1781 
00 MAY  480-79 1/2  481 1/4  476 1/2  479 3/4  +1 1/2  15618  -350 
00 JLY  485 1/2-84 1/2  486 1/2  482  485 3/4  +2 1/4  19989  +581 
00 AUG    485  484  484  +2  871  +36 
            163600  +2250 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14840  -100  DEC  1587  +4  DEC  247  -1  104.45-105.11 
JAN  14670  -140  JAN  1613  +7  MAR  263 1/2  -1   
MAR  14610  -100  MAR  1643  +3  MAY  272 1/2  -2 1/4   
MAY  14610  +0  MAY  1674  +0  JUL  283  -1 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

大相場の後の小休止。再び動きに乏しい相場展開。

ベテランズデーにて休日の人が多い事もあり、昨日と一転して静かでスローな展開となった。 

昨日の下げは行き過ぎであったとの考え、また実際プロジェクトAにて昨日のフォロスルーがなかった事からやや高値でのオープニングとなった。しかし買いは乏しく、相場を押し上げる勢いはなかった。コマーシャルのプライシングタイプの買いオーダーが少し入るも、ファンドからはその都度売りオーダーが出され、上下どちらにも動きづらい展開が'続いた。 

しばらく高値を維持していたが、小麦にファンドの売りが入り、コーン・大豆とも安値に転じた。特にコーンは12月限以外は契約新安値をつける事となった。小麦はテンダーにてUS産小麦ではなく、ことごとくヨ-ロッパ産が入札されている事がファクターとされた。またコーンにおいては農務省の役人から、昨日の需給報告とは打って変わって、中国の輸出数量は500万トンから700万トンに修正されるであろうとアナウンスされたことも頭を押さえる原因となった。南米の天候に引き続き問題がみられない事も終始相場を押さえる事となった。 

引けにかけて、小麦の下げは行き過ぎとの考えから値を戻すと、コーン・大豆もつられて値を戻しての終了となった。 

ファンドがロングポジションを持っている大豆11月限は、ポジションの乗り換えの動きのため他限月に比べて安値での引けとなった。 

本日のファンドのポジションはコーンにて2,000コントラクトのネットショート、大豆にて1,500コントラクトのネットショートであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

昨日の降雨量は0.10-0.35インチにて範囲は10%と限られたものであった。今後5日間も平年以上の暖かい気温とドライな天気が予想される。土壌水分の不足は冬小麦の生育にダメージを及ぼす懸念がある。現状では、2/3の冬小麦地帯にてその懸念がある。 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

コーン、大豆、ひまわりの作付けは順調に進んでいる。今週後半は概ねドライな予想。気温の低下による霜の被害は、幸いほとんど見られなかった。今週後半は気温の上昇が予想されており、霜の懸念はしばらくない。来週には平年よりやや多めの降雨も予想されており、初期の生育に今のところ問題は見られない。 

ブラジル 

コーンと大豆の作付けはほぼ平年並みの進捗まで回復している。昨日は北東部を中心に、0.25-1.0インチ、範囲10%の降雨があった。今週後半には北部、中部を中心に継ぎの降雨が予想される。降雨量は0.25-1.0インチ、範囲は60%。この降雨システムにより大豆・コーンの初期生育は順調に推移する見込み。 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

アルゼンチンは平年並みかやや高めの気温、平年よりやや多めの降水量を予想。 

ブラジルは平年並みかやや高めの気温、平年並みか平年よりやや多めの降水量。 

 

南アフリカ 

昨日北部1/4にて降雨があった。降雨量は0.25-1.25、範囲は20%。北部地域にはさらに散発的な降雨が今後5日間にわたり期待できる。降雨量は0.25-1.0インチ、範囲は60%の予想。北部2/3の地域では発芽と初期の生育は順調に進む見込み。しかし西部、南部はドライにて今週中にも雨が望まれる。 

 

 

本日の発表等

本日はベテランズデ−にて、政府機関、銀行等が休みのため、週間輸出成約高・週間輸出高の発表は明日に持ち越されました。

 

本日のトーメンの意見

 

しばらくはレンジ内の取引継続を予想。

通常ファンドがポジションを動かし始めると、3日間は続くというシナリオが多いが、さすがにこのレベルからはファンドも売りを続けてこなかった。コーンはこのレベルでサポートされると7月の安値と今回でダブルボトムを形成する事になる。また大豆もこれ以上下げる為には、南米の作付けがすべて順調に終了するなどもっと具体的な弱材料がみえてくる必要がある。 

ただ強材料も南米の天候変化ぐらいしかなくなっている。また本日発表された農家のLDP収得ブッシェルはコーンで約23億ブッシェル、大豆で約10億ブッシェルにもなっている。各農家ともLDPを取ったものの、まだ現物は売りに出さずにおいてある為、今後価格が上がってきたときの売り圧力は相当なものになるであろう。農家がもしそれでも売りを我慢できるとする状況は、南米の天候に余程ひどい状況が生まれ、明らかに価格が暴騰すると考えられる事ぐらいであろうが。 

とあるアナリストが最近の相場はより一層時間を先取りするようになっていると述べている。典型的な豊作パターンとして昔であれば、9月に収穫前の安値があり、11月に収穫後の安値が見られ、2月にフェブラリーブレークといわれる安値があった。今年をこれに当てはめてみると、7月にすでに豊作見込みの安値がみられ、9月に更に2度目の安値が見られ、今回11月中旬に3回目の安値が見られた。流れとしては2,3ヶ月相場を先取りしているとも考えられる。昔のパターンであれば、フェブラリーブレークの後は緩やかな相場の上昇となった。これを理屈にはめるのは難しいが、ここまでの流れはなぜかはまっている。とすれば今後は相場の上昇を予想することになるのだが。 

今秋のドライで温暖な天候は1987年の秋以来といわれている。1988年の春、大豆は10ドルを超える大相場となったときであった。需給環境が全く違う為当てにはならないが、この秋のドライな天候が今後どのように来春の作付けに影響を及ぼしていくかは注意深く見守る必要がある。 

相場変動要因が見つからないと、過去との因果関係に結びつけなんとか相場の方向性を探し出そうとするのもこの世界に身をおいている悲しい性であろうか。(N) 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)