(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月15日

本日の相場

とうもろこし  --- ほぼ変わらず寄り付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  194 3/4-94 1/2  196 1/2  194 1/2  196  +1 3/4  174724  -1516 
00 MAR  205 3/4-06  207 1/2  205 1/2  206 1/2  +1  184415  +1038 
00 MAY  212 1/2-12 3/4  214 1/4  212 1/2  213 3/4  +1 1/2  38710  +282 
00 JUL  219 1/4-19  220 1/2  218 1/2  219 1/2  +3/4  41671  +493 
00 SEP  225 3/4-26  226 3/4  225 1/4  226  +1  9081  +132 
00 NOV    232  232  232  +1  258  +26 
            467923  +597 

 

大豆       --- 小幅高値寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  457 1/2-58 1/2  462 1/2  457 1/2  462 1/4  +6 3/4  2159  -283 
00 JAN  465-64  470  463 1/2  469 1/4  +6 1/2  89082  +345 
00 MAR  472 1/2-73  477 1/2  471  476 1/2  +6 1/4  25919  -187 
00 MAY  478-78 1/2  483 1/4  477  483  +6 3/4  15849  +56 
00 JLY  483-84  488 1/2  482 1/2  487 3/4  +6 1/4  20266  +94 
00 AUG  485  488 1/2  483 1/2  487  +6 1/2  919  +51 
            163286  +455 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14920  +100  DEC  1594  +18  DEC  250  +5 3/4  104.82-104.90 
JAN  14790  +160  JAN  1616  +14  MAR  266  +5 1/4   
MAR  14710  +200  MAR  1646  +12  MAY  276 1/4  +5 1/4   
MAY  14700  +200  MAY  1681  +13  JUL  286 1/2  +5 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

中国のWTO加盟につき米中交渉がまとまり、大豆が相場をリードする展開。

北京で行われていた米中会談が合意に達したのを受けて、中国が大豆関連商品の輸入関税を引き下げるとの観測から本日の市場は大豆中心に買い進まれた。 この影響からコーン市場も引っ張られる展開となり、全般的に強地合のマーケットとなった。 

寄り付きから米中合意の話を受け、中国のWTO加盟が現実のものとなってきたことから、大豆は小幅高で始まった。 ここ最近の下げから割安感も広がってきていて、本日発表された輸出検証高は予想の範囲内であったものの、近々日本や中国、マレーシアなどの買いが期待できることも強材料となって大豆は買い進まれる展開となっていった。 また、アルゼンチン、ブラジルの天候が順調に推移しており南米産大豆への懸念材料は少なくなってきているものの、米国産冬小麦地域のドライ懸念が大きくなってきており、生育への影響が懸念され始めていることも強材料となって大豆は終始堅調に推移した。 

一方コーンも大豆、小麦の堅調地合に影響され強含みの展開となる。 ここ最近の価格下落からコーンにも値ごろ感が広がり、韓国、日本を始めとする買いが予想されたこと、そして南アフリカのコーン生産地の土壌水分が不足していることが懸念材料となり相場を押し上げた。 しかし、本日の相場上昇のきっかけとなった中国のWTO加盟の影響はコーンには少ないことから大豆関連ほどの買いは入らず、堅調に推移するもののボリュームは限られる展開となった。  

その後も大豆関連が相場を引っ張る展開が終始続き、コーンで1〜1-3/4セント高、小麦は5〜5-3/4セント高、大豆は6〜6-3/4セントで引けた。 

本日のファンドのポジションはコーンにて1,500コントラクトの買い越し、大豆にて1,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

週末は概ねドライで、今後2〜3日間もこの状態が続くであろう。 その後木曜日には大平原地域に、金曜日には中西部地域に降雨が予想され、量的には0.10〜0.50インチ、範囲は大平原地域で15%、中西部で40%となろう。 気温は引き続き平年以上が予想されるが、今週末にも平均並に戻る見込み。 水分が不足している地域は今後も改善の見込みは少なく、この状態が続くと小麦の生育にも影響が出ることとなろう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

週末はドライで温暖な天候であった。 今週は金曜日まで毎日のように降雨が予想され、範囲にして60%、量にして0.10〜0.75インチとなった。 この降雨がドライな地域を限定的なものにし、コーン、大豆、ひまわりの生育も良好なものとしよう。 小麦の生育も順調で、最近の暖かさがタンパク含有量を改善することとなろう。 

 

ブラジル 

週末は北部地域に降雨あり、量にして0.25〜1.50インチ、範囲にして40%となった。 今後2〜3日は降雨も限られようが、木曜日、金曜日には再度降雨が望める。 量にして0.25〜1.00インチ、範囲にして30%となろう。 最近の降雨は発芽のための土壌水分を改善させている。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

アルゼンチンは平年並みかやや高めの気温、そして北部、西部で平年並み、南東部で平年以下の降水量と予想される。 

ブラジルは平年並みかそれ以下の気温、そして平年並みからそれ以上の降水量が見込まれる。 

 

南アフリカ 

今後も木曜日の夜か金曜日まで、ドライで温暖な天候が続きそう。 その後の降雨は量にして0.10〜0.75インチ、範囲にして55%の降雨が予想される。 生産地の1/3の地域、主に南部と西部において引き続き発芽のために水分が必要な状況にある。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(11月5日-11月11日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  37,977  34-39 
大豆  23,324  22-28 
小麦  15,064  18-23 

コーン,大豆ともに予想の範囲内、小麦は予想レンジを下回った。 

 

 

2)進捗率  

 

  11/14 現在  先週  昨年  平均 
コーン 収穫率゙   98%  95%  93%  91% 
             
大豆 収穫率   97%  95%  96%  94% 
             

ほぼ予想どおりとなった。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

堅調相場を予想。 

シカゴ穀物関連商品全てが高値引けとなったのはかなり久しぶりである。本日コーン相場の上げのきっかけは、中国のWTO加盟期待で大豆・小麦が買われたことであるが、他にも、堅調なコーン現物価格・連日の畜産価格高騰・昨年比きわめて低い中西部の土壌水分等が話題の中心になるなど、これまでになく買い材料にスポットが当たり始め、次第に穀物相場は(11.10ショック)から抜け出しつつある。 

資金にある程度余裕があるはずの農家には、ローンレートから大幅に低い相場レベルで積極的に売り下がる意味はない。農家から売りが無ければ、商業筋もヘッジ売りをする必要は無い。現状、売り進める者がいるとすれば、それは投機的判断からしかない。しかし、投機筋の中心であるファンドは、オプションを含めると6万5千コントラクトもの売り越しになっていると見られている。加えて、11.10の影響も薄れ、買い材料に対し新たな売り材料が不足する雰囲気の中、ファンドが売り進める構図は期待しにくい。農家の売りは日に日に細ってきており、現物不足感は増加している。かくして、売り注文不足から相場は方向性を変える。( F ) 

 

(大豆) 

レンジ内取引の継続を予想。 

中国とアメリカにてWTO(世界貿易機関)加盟についての合意が結ばれた事が、今後中国の輸入農作物の関税引き下げ→輸入拡大につながると期待された事から値を上げた相場であった。しかしこれは即効性のある話ではなく、まだヨーロッパ・カナダの承認も得なくてはいけない事等から、マーケットに与える影響としては今日どまりではないか。 

各商品とも、先週の売られ過ぎの修正が入ったという程度の域しか出ていない。大豆でいえば、1月限476-483といったレベルが上値に対する抵抗線として残っている。ここを超えていくようだと、先週からのトレンドに変化が見られ、買いがしばらく続いていく可能性はある。しかし、ここからもう一段上値を狙うには、やはり南米の天候に問題が出てくる事が必要となろう。今はその兆候は見られない。 

最近原油相場は高騰を続け、湾岸戦争時の価格に並んでしまった。ひとつの理由に2000年問題で原料調達に不安がある為、各実需筋が在庫の積増しをしている事が挙げられる。穀物にはその兆候はまだ見られていない。国内国外とも実需筋の買いのペースは決して早い訳ではなく、もし原油と同じような動きになればマーケットをサポートすることになる。要らぬ心配で済むとは思うが念の為申し述べておきたい。(N) 

 

 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)