(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月16日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅高値寄り付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  197-96 1/2  198 1/2  196  196 1/4  +1/4  170186  -4538 
00 MAR  207 1/4-07 1/2  209  206 3/4  207 1/4  +3/4  188500  +4085 
00 MAY  215-14 3/4  215 3/4  213 3/4  214 1/4  +1/2  39059  +349 
00 JUL  220 1/2  222 1/4  220  220 3/4  +1 1/4  42319  +648 
00 SEP  226 3/4-27  228 1/2  226 3/4  227 1/4  +1 1/4  9195  +114 
00 NOV    233  233  233  +1  259  +1 
            468749  +826 

 

大豆       --- 小幅高値寄り付き、小幅高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  464  468  462 1/2  462 3/4  +1/2  1585  -574 
00 JAN  470-69  474 1/2  468 1/2  470 1/2  +1 1/4  88718  -364 
00 MAR  476-77  481  476  478  +1 1/2  26280  +361 
00 MAY  482 1/2-83  487 1/4  482 1/2  483 1/2  +1/2  16208  +359 
00 JLY  488-87 1/2  492 1/2  487 1/2  489 3/4  +2  20265  -1 
00 AUG  488 1/2  493  488  488 3/4  +1 3/4  948  +29 
            163139  -147 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  15050  +130  DEC  1604  +10  DEC  250 3/4  +3/4  105.02-105.91 
JAN  14910  +120  JAN  1625  +9  MAR  266 3/4  +3/4   
MAR  14780  +70  MAR  1657  +11  MAY  276 1/2  +1/4   
MAY  14770  +70  MAY  1688  +7  JUL  286 3/4  +1/4   
                   

 

本日の相場の動き

閑散なトレードの中、小麦につられる展開。

昨日引け後に発表された小麦のクロップコンディションが悪化していた事、冬小麦地帯でのドライ懸念が続いている事からやや値を上げてのオープニングとなった。午前中は小麦がマーケットを引っ張り、コーン・大豆粕が特に反応してつられる展開が続いた。 

コーンはファンドのショートが大きい事、コーン・大豆とも中西部のドライな天候が来春の作付けに問題をもたらすのではとの懸念、大豆3品は中国のWTO加盟により、特に大豆油に引き合いが入るのではとの思惑から値を上げる事となった。 

しかし上記要因は、前から言われている事であったり、あまりにも先の要因であたった為、買いも長く続かず相場は値を削る事になる。大豆は1月限476の抵抗線に届かなかった事、コーンは12月限198の抵抗線を一瞬抜くも、ここからの買いが続かなかった事も失望売りとなった。 

午後になり小麦にも買い疲れの反動から売りが出ると、コーン・大豆とも値を下げ、かろうじて昨日比高値を維持しての引けとなった。 

マーケットは上値をトライしたいのだが、イマイチ買い上げる材料に不足した、そんな印象を持った今日のトレードであった。 

本日のファンドポジションは、コーンにて1,700コントラクトのネトロング、大豆にて1,500コントラクトのネットロングであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

今後2-3日間は引き続きドライな状態が続くであろう。 木曜日にプレーンズ地域に、金曜日に中西部地域に降雨が予想される。降雨量は0.10〜0.75インチ、範囲はプレーンズ地域で15%、中西部で40%となろう。水分が不足している地域は今後も改善の見込みは少なく、この状態が続くと小麦の生育にも影響が出ることとなろう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

今週も散発的な降雨が各地で見られ、土壌水分を補う見込み。降雨による作付け遅れ、ダメージの懸念はほとんどない。コーン・大豆の発芽と初期の成長は順調。今週後半は気温が上がってくる見込み。生育の促進が期待できる。 

ブラジル 

今週前半のドライな天候は作付けの進捗に貢献する。土壌水分に問題のある地域はほとんど見られない。ドライが懸念されていた北部地域も先週までの最近の降雨により問題がないレベルまで土壌水分があがってきている。今週後半も南部、西部を中心に降雨が見られる予想。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

アルゼンチンは平年並みの気温、そして西部で平年並み、東部で平年以下の降水量と予想される。 

ブラジルは平年並みの気温、そして平年並みからそれ以上の降水量が見込まれる。 

 

南アフリカ 

今週前半の降雨量は限られたものになりそう。引き続きコーン地域の南部、西部には土壌水分の不足から問題が見られる。次ぎの降雨予想は今週後半、この降雨システムは水分が不足している地域には恵みの雨となるが、もし降雨地域が限られたものになったり、降雨量が少なければ、単収の低下を招く恐れがある。 

 

 

 

本日の発表等
1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  11月12日  前週  前年同期 
コーン  15,965  15,236  17,478 
大豆  5,548  5,452  6,965 
小麦  37,475  38,883  31,341 

- コーンはトレドでの受渡可能数量が増えておりやや弱材料、大豆はニュートラル。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  11月9日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch      21.5   unch    1,118.8   1,140.4 
1998crop  63.2  -20.5      25.4   3.0    1,664.6   1,753.2 
1999crop  270.1  132.5       0.0   unch      4.8     274.9 

−大豆− 

  11月2日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch        6.7   unch    259.5   266.3 
1998crop  9.4  - 2.6       7.4    0.8    323.2   340.0 
1999crop  114.0  38.2       0.0   unch      2.0   116.0 

−コーン、大豆ともニュートラル 

 

3) NOPA月間搾油高 

 

  10月  9月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  148,868  132,165  142,531 
大豆粕生産量(トン)  3,533,910  3,128,731  3,369,730 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  47.48  47.35  47.28 
大豆粕輸出量(トン)  605,843  503,075  653,649 
大豆油生産量(千ポンド)  1,682,906  1,518,719  1,605,291 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.30  11.49  11.26 
大豆油在庫量(千ポンド)  1,249,234  1,208,217  1,061,522 

発表は夕方まで遅れた。搾油量が予想より多く明日のマーケットには強材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

レンジ内取引の継続を予想。 

コーンにおいてファンドはオプションにてより多くのショ-トポジションを取っている。今週の金曜日にて12月限のオプション取引が限落ちとなる。PUTとCALLの12月限のオープンポジションはまだ214,000コントラクト程残っている。このうち権利が行使されそうなコントラクトはCALLで約10,000コントラクト、PUTで約60,000コントラクトとなっており、約144,000コントラクトはそのまま限落ちすることになる。現在ファンドのオプションに占める割合は25%程度と考えられている。したがい、ファンドは約36,000コントラクト(144,000コントラクトの25%)のショートポジションの乗り換えをするかしないかの判断に迫られている事になる。通常ファンドは限落ちが近づくと、権利の行使ができないポジションのうち半分くらいを限落ち前に乗り換えていくと言われており、残りの半分は限落ちしてから乗り換えをするかどうかの判断をするといわれている。オプションでポジションを取るものは、またオプションにてポジションを乗り換えるのが普通であるが、考えるきっかけがあるという事は、フューチャーにてショートポジションを取る可能性も否定できない。しばらくはオプションの限落ちに伴うファンドのポジションの乗り換えがマーケットの頭を抑えるひとつの原因になるかもしれない。 

その他のファンダメンタルに変りはない。しばらく上にいくにも下にいくにも材料難にてレンジ内での取引を予想している。 

(大豆) 

レンジ内取引の継続を予想。 

小麦につられて、上値抵抗線の1月限476をトライしにいったが、そこまではいかなかった。このレベルは先週の需給報告後につけた節目であり、また10日間移動平均価格も474-3/4であり、ここを抜けると一段高の可能性がある。 

中国のWTO参加による影響は大豆油に一番大きいと言われている。現在の輸入関税13%が5年間で徐々に9%まで下げられる予定となっている。(大豆・大豆粕の輸入関税がどうなるかはまだ未定)輸入関税が引き下げられる事よりも輸入割当数量が食用油にて現在の1.7百万トンから3.1百万トンに増加される事が好感されている。しかしこれが効果を表すにはまだ時間がかかる。ヨーロッパ、カナダの承認をえるという手順も必要だ。また関税をを引き下げたはいいが、海外との競争に負けないようにする為、これをきっかけに元の通貨切り下げを行うという噂も絶えない。相手が中国だけにまだまだ予断を許さない。引き続き注目していく事が大切だ。 

 

来週25日は感謝祭にて当地シカゴマーケットは休場となる。翌日は半日オープンしているが、ほとんど4連休と考えていい。連休前にファンドがポジションを調整してくる可能性がある。この場合コーンには買い、大豆には売りが入る可能性がある。(N) 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)