(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月18日

本日の相場

とうもろこし  --- ほぼ変わらず寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  194 1/2-94  195  192 1/4  192 1/2  -2  160217  -4933 
00 MAR  205-04 3/4  205 3/4  203  203 1/2  -1 3/4  193069  +2578 
00 MAY  212-12 1/4  212 3/4  210 1/4  210 3/4  -1 1/2  40941  +523 
00 JUL  218 1/2-18 1/4  219 1/4  217  217 1/2  -1  44212  +1038 
00 SEP  225-24 3/4  225 1/2  224  224 1/4  -3/4  9607  +262 
00 NOV    231 1/4  231 1/4  231 1/4  +0  258  -1 
            469516  +933 

 

大豆       --- ほぼ変わらず寄り付き、安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 NOV  458-59  461 1/2  455  455 3/4  -2 1/4  460  -450 
00 JAN  466 1/2-65 1/2  469  459  459 3/4  -6 1/2  89652  +1619 
00 MAR  473 1/2-73  476 1/2  466  466 1/2  -7 3/4  27202  +689 
00 MAY  481-80 1/2  482 1/2  473  473 1/4  -7 1/4  16931  -29 
00 JLY  486-85 1/2  487 1/2  478 1/2  479  -7 1/4  20307  -106 
00 AUG    485 1/4  479  479 1/2  -6 1/4  991  +24 
            164541  +1511 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14500  -340  DEC  1610  -3  DEC  240 1/2  -5 1/4  105.65-105.91 
JAN  14360  -320  JAN  1631  -2  MAR  256 1/4  -5 1/4   
MAR  14250  -270  MAR  1661  -6  MAY  266 3/4  -5   
MAY  14220  -290  MAY  1692  -6  JUL  276 3/4  -5   
                   

 

本日の相場の動き

中国産コーンの大量輸出成約が取りざたされ弱含む。

本日のマーケットは昨日の弱地合から引き続き売られる展開となり、中国産コーンの輸出成約が大量になされているとの噂も手伝って軟調推移となった。 

寄り付きはコーン、大豆ともにほぼ変わらずのレベルで始まった。 その後は輸出成約数量がコーン、大豆ともに予想を上回るものであったが、昨日同様に米国産冬小麦地域に今後降雨が予報されること、そして引き続き南米の天候に懸念が少ないことが弱材料となって徐々に弱含んでいく展開となっていった。 

そして、韓国がとうもろこしの買い付けを中国産のみにするという話や大手穀物商が中国産メイズを大量(100万トン)に買い付けたという話がマーケットで言われたことが嫌気され、さらに売りを浴びる展開となっていった。 

コーンは再度約定安値をトライする展開となり、大豆、小麦も昨日に続き軟調地合が続く展開となり、その後も品質の悪い小麦がコーンの飼料需要を奪うのではないか、また最近の温暖な気温が飼料用需要自身を押し下げるのではないかといった弱い材料ばかりが目立つ格好となり、そのまま終盤にかけても弱含んだままで、コーン、大豆、小麦3商品揃って安値引けとなった。  

本日のファンドポジションは、コーンにて2,000コントラクトの売り越し、大豆にて3,000コントラクトの売り越しであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

昨日もドライであったが、本日大平原地域に、明日金曜日に中西部地域に降雨が予想される。 中西部で0.10〜0.50インチ、範囲40%、大平原地域で0.10〜0.25インチ、範囲10%の降雨が見込まれる。 次の降雨システムも来週月曜日までには予想され、それが水曜日までに中西部に拡大していくであろう。 中西部で0.25〜1.00インチ、75%の降雨範囲、大平原地域で65%の範囲となろう。 この降雨により現在水分が不足している地域での改善も見られるであろう。 特に南部地域での改善が期待できるが、引き続き北部で降雨が必要な状況にある。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

西部地域に降雨あり、量にして0.10〜0.75インチ、範囲にして75%となった。 このシステムは本日東部へ移動していくと見られるが、明日にも止む見込みとなっている。 降雨量は、0.10〜0.75インチ、範囲は75%となると予想される。 週末はドライと予想されるが、来週月曜日には南部40%の地域に次の降雨システムが見込まれ、その降雨が発芽をサポートすることとなろう。 唯一ドライな地域とされる北東部の土壌水分を改善することとなろう。  小麦にとっても生育が遅い南部地域の土壌水分を安定させることとなろう。 小麦の収穫が行われている北部地域での進捗は若干遅れている程度である。 

 

ブラジル 

昨日は0.10〜0.35インチ、10%の降雨範囲となった。  週末にから来週月曜日かけて徐々に広がっていく見込みで、範囲65%、0.25〜1.00インチの降雨となり、主に南部、西部が範囲となろう。 コーン、大豆の発芽状況は引き続き良好である。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

アルゼンチンは平年並みからやや低い気温、そして平年以上の降水量と予想される。 

ブラジルは平年並みからやや高めの気温、降水量は北部、南部が平年並みで中央部が平年以下と予想される。 

 

南アフリカ 

明日までドライな天候が続きそう。 その後は来週月曜日まで雨が降る見込みで、量にして0.10〜1.00インチ、65%の降雨範囲と予想され、この降雨が現在水分を必要としている1/3の地域に改善をもたらすこととなろう。 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告 (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,245.7  0.0  19,019.8  17,028.0  8,756.3  0.0 
大豆  993.5  0.0  11,763.3  11,099.8  5,567.3  18.5 
小麦  739.5  0.0  15,930.0  16,413.7  3,448.6  0.0 
大豆粕  66.3  0.1  2,024.7  2,554.4  1,244.4  26.6 
大豆油  11.0  0.0  152.4  322.7  84.4  0.0 

-- コーン、大豆ともに予想を上回り強材料となった。 

 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  997.3  639.2  10263.5  8314.6  48,900 
大豆  693.9  622.1  6196.0  5734.1  23,540 
小麦  421.6  497.7  12481.4  12561.4  29940 
大豆粕  164.3  120.8  780.3  874.5  6710 
大豆油  2.3  37.5  68.0  162.8  820 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

数日は軟調、月末から翌月頭にかけて回復を予想。 

ファンドの売りが止めどなく続いており、現物相場などのファンダメンタル要因を呑み込んでしまっている。現物相場が定期相場に反映されるのは、この間断無いファンドの売り注文に一服感が出なければ、実現しないようだ。これから月末にかけては、受渡通知を避けるための買い持ち整理の動きが見込まれる。その下げはファンドの売りに安心感を与えることになり、現在のファンド主導による軟調推移はしばらく続く。しかし、それも受け渡し通知1日目を過ぎると、普通その理由による売り物は減少する。また、その時は現在よりもさらに安値となっている可能性が高く、農家は今よりもさらにその売りを絞っている。したがって、定期相場の下げ足は弱まる。そこに、底値感が出てくる。気がつけば、ファンドの売り越しは溜りに溜まっており、そこから相場は回復する。12月頭から中旬にかけて、ファンドの売り越し整理がある程度進み、3月限で210台を回復するくらいまでは上昇する。 ( f ) 

 

(大豆) 

底値を探す展開。 

最近の安値を更新しての引けとなった。コーン、小麦、大豆粕等も弱い。マーケットには1月限が今日切り落ちとなった11月限の455-3/4をトライするという雰囲気が強く漂っている。農家売りは相変わらず出てこない。国内の現物価格はこのところ上昇しているが、しかし現物価格の強さがシカゴ相場に反映されてこない。 

ダウは久しぶりに11,000ドルの大台を越える盛況をみせている。以前はファイナンシャルマーケットの弱さが穀物相場にも影響を与えているといわれていた。しかし上げには全く反応していないのは皮肉だ。 

一旦底値を付けたと確認ができるまで相場は弱いかもしれない。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)