(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月19日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅安値寄り付き、ほぼ変わらずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  191-91 1/2  193  191  192 1/4  -1/4  158671  -1546 
00 MAR  202-02 1/4  203 3/4  202  203 1/2  +0  197102  +4033 
00 MAY  209 1/4-10  210 3/4  209 1/4  210 1/2  -1/4  43733  +2792 
00 JUL  216 3/4-17  217 3/4  216 1/4  217 1/4  -1/4  44168  -44 
00 SEP  223 3/4-23 1/2  224 1/2  223 1/4  223 3/4  -1/2  9805  +198 
00 NOV    231  230  230  -1 1/4  259  +1 
            475477  +5961 

 

大豆       --- ほぼ変わらずの寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  459-60  465 1/2  458 1/4  464 3/4  +5  86852  -2800 
00 MAR  465 1/2-66  472 1/2  465  471 1/2  +5  28707  +1505 
00 MAY  473  479  471 1/2  478 1/4  +5  17610  +679 
00 JLY  478-78 1/2  484  477  483 1/4  +4 1/4  21472  +1165 
00 AUG  479  484 3/4  478 1/2  483  +3 1/2  1445  +454 
00 SEP  478  483  478  483  +4 1/2  385  +6 
            165948  +1407 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14590  +90  DEC  1649  +39  DEC  243 1/4  +2 3/4  106.07-106.33 
JAN  14460  +100  JAN  1666  +35  MAR  258 1/2  +2 1/4   
MAR  14340  +90  MAR  1695  +34  MAY  269  +2 1/4   
MAY  14330  +110  MAY  1723  +31  JUL  279 1/  +2 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

大豆油が大豆関連相場を引っ張るものの、コーンは静かな動きとなった。

マーケット序盤は昨日までの流れを受けてどちらかというと弱含みの地合であったが、中盤から大豆油に大量のショートカバーが入ったことがきっかけとなり大豆関連は堅調推移となった。 コーンはファンダメンタルズの弱さが嫌気され上昇局面には至らなかった。 

序盤は、まず米国の小麦生産地域に降雨が予想されていたことから小麦が3限月で約定安値となり弱含み、大豆も南米の降雨予想が嫌気されどちらかというと軟調推移、そしてコーンも韓国が中国産コーンを買い付けたことが確認され、これが売りを誘う格好となり下値探りの展開となった。 

弱気ムード漂う地合の中、大豆油が本日の主役となっていく。 まずは、大豆油のショートポジションがかなり大きくなってきているとの見方、また最近のクラッシングマージンの低下とサンクスギビングの大型連休を控え、大手クラッシングメーカーが工場の稼動をスローダウンさせ搾油量が減るとの連想、そしてペルー向け援助としてUSDAが来週前半買い付け(12,000トン)を行うのではとの見方がファンドのショートカバーを呼び込む展開となっていった。 これにつられる格好で大豆市場も活況を呈していく。 再度中国がUS産大豆を買い付けるとの噂と本日も農家の売りが限られて現物価格が堅調に推移していたことが強材料となって上昇局面へと入っていった。 

一方のコーン市場では、昨日同様、最近小麦が飼料用として使用される割合が増えてきており、コーンの需要に置き換わっているとの見方、また韓国が中国産コーンに続き、ヨーロッパ産飼料用小麦を買い付けるとの話が嫌気され買いに火がつく展開にはならなかった。 

その後も大豆関連は活発に買われるが、コーンはいまだに農家が玉を大量にホールドしており今後確実に市場に出てくるとの見方、そして少々早い話ではあるが南米産コーンの輸出攻勢がこのままの理想的な状況が続けば予想できることから買われる展開とはならず、結局大豆は約5セント高、コーンは変わらずで引ける格好となった。 

本日のファンドポジションは、コーンにて1,000コントラクトの買い越し、大豆にて600コントラクトの買い越し、大豆油は9,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

昨日は限定された降雨となり、0.10〜0.35インチ、範囲10%となった。 この雨が今後東部へ移動し、中西部べルト東部地域に0.10〜0.50インチ、45%の範囲に降雨をもたらすこととなろう。 次の降雨システムとしては来週月曜日、火曜日に大平原に、火曜日、水曜日には中西部に予想される。 降雨量は0.25〜1.00インチで中西部で範囲80%、大平原地域で65%の範囲となろう。 この雨により大平原地域の南東部2/3の地域、、中西部の南部半分の地域の土壌水分が改善されることとなり、小麦の生育にもプラスとなろう。 今後降雨が予想されることから小麦の生育にとってプラスと作用しようが、同時に11月後半、12月前半には気温の上昇も望まれる。 来週は気温は平年並みに下がる見込み。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日は0.10〜0.50インチの降雨がベルト30%の地域にあった。 この雨は本日にも止み、週末はドライとなろう。 来週は火曜日、水曜日に0.10〜0.75インチの降雨が40%の地域に予想される。 昨日の降雨により水分の状況は改善されているが、生育にストレスを与えないためにも今後も降雨は必要な状況にはある。 現状、降雨も予想されており良好な生育環境といえる。 

 

ブラジル 

昨日0.10〜0.50インチ、範囲10%の降雨があった。 この降雨前線が明日は南部へ、そして来週火曜日にかけて北部へと広がっていくであろう。 降雨量0.25〜1.00インチ、75%の降雨範囲と予想される。 コーン、大豆の生育環境は現状良好である。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

アルゼンチンは平年並みからやや低い気温、そして平年以上の降水量と予想される。 

ブラジルは平年並みの気温、降水量は西部、南部が平年並みで北部が平年以下と予想される。 

 

南アフリカ 

昨日は概ねドライであったが、週末は降雨が予想され、0.10〜1.00インチ、範囲は55%となろう。 この降雨は月曜日には止む見込みで、ドライな状況にあるベルト1/3の地域には恵みの雨となろうが、雨のつかない地域は引き続き生育の懸念が残る。 

 

 

本日の発表等
1) キャトル オン フィード 

 

  USDA  事前予想平均  事前予想幅 

11月1日飼養頭数 

 

106.0% 

 

104.2% 

 

101.0-105.1  

 

10月導入頭数 

 

109.0% 

 

102.5% 

 

98.5-106.0 

 

 10月マーケティング 

 

101.0% 

 

103.3% 

 

101.0-106.0 

 

事前予想を上回りやや強材料。  

 

 

2) コミットメントオブトレーダーズ報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  11月16日現在  11月9日現在 
とうもろこし  11,040 SHORT   5,382 LONG 
大豆  9,490 LONG  13,005 LONG 
大豆粕  9,249 LONG  10,031 LONG 
大豆油  17,647 SHORT  16,083 SHORT 

- とうもろこし、大豆関連ともに予想範囲内でニュートラル。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

底値を探す展開。 

2日続けての契約新安値更新に底値がまだ見えてこない。底値が確認されるまでは買いが出てくるのは難しい。ただ来週は底値を確認する可能性がある。引け後の6-10日間予報にて冬小麦地帯にまったく降水量がない予報となった事、キャトルオンフィードレポートが強気材料となった事は月曜日の高値オープニングを想定させる。また本日のオプション取引にてファンドが積極的にコールオプションを買っていた。考えられる理由としては、ファンドもそろそろ底値が近いとみて、ヘッジでコールオプションを買ったと思われる。 

ただ本格的な反騰はしばらく難しい。上値ではLDPを取った農家の売りが控えている。またデュラム小麦の格落ちが品がノースダコタ近郊から安値で飼料用に出てきているとの話も聞く。コーン自身の相場変動要因はしばらくない。コーンは今週は脇役であった。来週も小麦・大豆に引っ張られる展開となろう。 

 

(大豆) 

底値を付けたかもしれない。 

最近の安値を更新してからの反騰に底値をみたかもしれないとの雰囲気が醸し出されている。大量ではないがファンド・コマーシャル両方がネットにて数百コントラクトづづロングであったことも強い材料と考えられている。来週某大手クラッシャーが感謝際の期間中4工場の操業をスローダウンするというニュースも大豆粕・大豆油には強い材料となっており、大豆をサポートすると考えられる。 

ただ引け後のコミットメントオブトレーダーズにて確認されたように、ファンドはまだ10,000コントラクト弱のネットロングとなっている。底値が確認されたとしても、今の状況ではロングを積み上げていく理由も見つからずしばらくは一進一退の相場の展開となる。 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)