(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月22日

本日の相場

とうもろこし  --- ほぼ変らずの寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  192 1/4-92 1/2  194 1/4  192 1/4  193 3/4  +1 1/2  155212  -3459 
00 MAR  203 1/2-03 3/4  205 1/2  203 1/2  205 1/4  +1 3/4  202055  +4953 
00 MAY  211-10 3/4  212 1/2  210 1/2  212 1/4  +1 3/4  45736  +2003 
00 JUL  217 1/4-17 1/2  219 1/2  217 1/4  219  +1 3/4  44425  +257 
00 SEP  224 3/4  226 1/4  224 3/4  226 1/4  +2 1/2  10129  +324 
00 NOV  230 1/2  232 1/4  230 1/2  232 1/4  +2 1/4  234  -25 
            480131  +4654 

 

大豆       --- 小幅高値寄り付き、小幅高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  467-66 1/2  469  465 1/2  468  +3 1/4  85146  -1706 
00 MAR  474-73 1/2  476  472 1/2  474 1/4  +2 3/4  29198  +491 
00 MAY  481-80 1/2  482 1/2  479 1/2  481  +2 3/4  18930  +1320 
00 JLY  485-86  488 1/2  485  486 3/4  +3 1/2  21740  +268 
00 AUG    489 1/2  486  487  +4  1550  +105 
00 SEP    488 1/2  485 1/2  485 1/2  +2 1/2  384  -1 
            166329  +381 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14810  +220  DEC  1640  -9  DEC  243 1/2  +1/4  104.72-105.10 
JAN  14660  +200  JAN  1655  -11  MAR  259 1/4  +3/4   
MAR  14550  +210  MAR  1686  -9  MAY  269 1/2  +1/2   
MAY  14540  +210  MAY  1713  -10  JUL  279 1/2  +1/4   
                   

 

本日の相場の動き

静かなマーケットながら天候懸念が強材料となりコーン、大豆ともに買われる。

本日のマーケットは今週からサンクスギビングの大型連休に入るとあって比較的静かな展開となったが、その中においては米国中西部小麦地域と南米の天候が今後懸念されるという見方から買われる格好となった。 

大豆はマーケット序盤から先週金曜日の強地合を引きずる格好のショートカバーと南米、特にアルゼンチン北部とブラジル南部に水分が足りないといった観測が台頭してきたことから堅調推移となった。 その後も南米の今年度クロップはラニーニャの影響から降雨が少なくなるであろうとの長期的な懸念、そして本日も少ない農家の売りが、現物価格を押し上げているということが先物市場にも波及し大豆相場強含みの展開が続いた。 

一方コーンも寄り付きこそほぼ変わらずであったものの、しばらくすると買われる展開となっていく。 先週のマーケットで更新した約定安値に対する達成感と、先週金曜日引け後に発表されたキャトルオンフィードの数字が事前予想を上回っていたことなどが強材料となって買われた。 その後も先週盛んにマーケットで取りざたされた中国産とうもろこしの輸出競争力がUS産比較、価格面で優位性に乏しいとする見方も手伝って堅調推移が続く格好となった。  

以上展開から大豆で約5セント、コーンで約2セントの上昇までいったものの、冒頭書いたように本日からサンクスギビングホリデーに突入しており、取引ボリュームも限られる中上昇も限られ、結局はコーンで約1-1/2セント、大豆で約3セント高で引けた。 

本日のファンドポジションは、コーンにて3,000コントラクトの買い越し、大豆にて800コントラクトの売り越しであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

中西部

週末は東部1/3の地域に0.10〜0.75インチの降雨があった。 この降雨は本日大平原地域に広がり明日火曜日まで続く見込み。 降雨量は0.25〜1.00インチで、範囲は中西部で60%、大平原地域で45%となろう。 この降雨が小麦の生育にとって恵みとなるが、南部の地域には到達しない見込みで引き続き水分が必要な状況にある。 そのため、冬の寒気にダメージを受ける可能性がある。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

週末は北西部に限定的な降雨があり、降雨量にして0.10〜0.75インチ、範囲にして20%の降雨となった。 今週前半このような限られた降雨が続く見込みで、降雨量0.10〜0.75インチ、範囲10%の降雨が続くであろう。 週後半になると、0,25〜1.00インチ、範囲45%の降雨が予想され、これらの降雨により発芽状況を改善することとなろう。 しかし、北東部地域に降雨が少ない状況となっており、水分の必要性が高まってきている。 小麦の収穫状況は引き続き良好である。 

 

ブラジル 

週末は北部に集中的な降雨があった。 降雨量は0.25〜1.50インチ、範囲は40%となった。 今後2日間も限られた雨となりそうだが、水曜日から金曜日にかけて増えていくこととなろう。 降雨量は0.25〜1.00インチ、範囲は60%で、コーン、大豆生産地では概ね十分な水分環境となろう。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

アルゼンチンは平年並みからやや高い気温、そして平年並の降水量と予想される。 

ブラジルは平年並からそれ以上の気温、降水量は平年並みから平年以下と予想される。 

 

南アフリカ 

週末は概ねドライであった。 今週水曜日までも引き続きドライとなろうが、その後降雨が期待でき、量にして0.25〜1.00インチ、範囲にして65%と予想される。 最近の少雨傾向によりドライな地域も見受けられるが、今回の降雨が予想どおり降れば、大きな問題にもならずに済むであろう。 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(11月12日-11月18日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  38,083  35-40 
大豆  33,553  25-30 
小麦  22,672  20-25 

コーンは予想範囲内、大豆は予想を上回り強材料となった。 

 

 

2)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  11/16現在 
コーン  57,339 コントラクト ショート 
大豆  763 コントラクト ロング 
大豆油  19,475 コントラクト ショート 
大豆粕  6,253 コントラクト ロング 

- コーン、大豆粕はニュートラルからやや強材料、大豆、大豆油はニュートラル。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

現状の方向感を探るマーケットからある程度の値戻しを予想するが、買い材料も乏しく限定的。 

本日は小幅ではあるが久しぶりに値を戻した感が残った。 本日買われた材料としては、US産冬小麦地域やアルゼンチン北部、ブラジル南部地域のドライ懸念や先週金曜日引け後に発表されたキャトルオンフィードの数字が思いのほか大きかった等、いくつか挙げられる。  

しかし、本日の上昇は上記強材料が要因となったというよりは、ここ最近約定安値を数回更新してきたことからマーケットにもある程度の達成感が出てきていること、そしてサンクスギビングという大型連休の週に突入し、既に大きくなっているショートポジションを、自身の休日前までには幾らかは手仕舞っておきたいとするトレーダーの心理から買い戻されたと考えられる。 本日一日のファンドの買い越しが3,000コントラクトにも達したことからも想像できよう。 

このような状況から短期的には追加的なショートカバーが予想され、先週までに下げてきた値幅の幾分かを取り戻す動きになると思われるが、その動きが一服した後にも買い上げられていくような相場の力強さは今のところ感じられず、現状の相場要因だけでは上昇も限られたものになると予想する。 

(大豆) 

今週は閑散なトレードを予想。しばらくはレンジ内トレードの継続。 

すでに感謝際の休暇に入ったが如くのトレードであった。目先相場を大きく動かすには南米の天候変化しか考えられないが、天候は依然として安定しており、今週一杯は閑散なトレードが続くであろう。ブラジルの大豆作付けは、先週の段階で53%と5年間の平均作付け進捗率にほぼ並んだ。可もなく不可もなくという作付け進捗率と状況に南米もこのまま相場要因にならない可能性もある。 

相場は今日もやや上げたが、底値を付けたというにはまだ早いか。第一取引量が少なく買いをあせらなくてはという雰囲気になっていない。11月の需給報告の後につけたギャップ、1月限の476-478レベルを抜いてくればもう少しファンドの買いが入り出す可能性はある。今日の引け値は10日間移動平均価格をやや上回った。また引け後のオプションを含んだコミットメントオブトレーダーズによるファンドのポジションはほぼゼロになっている。きっかけさえあれば、ファンドはポジションを取りやすい状態にあるが、しばらくは様子見ではないか。 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)