(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年11月24日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- マチマチの寄り付き、小幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 DEC | 194-93 1/2 | 194 1/2 | 193 | 193 1/4 | -3/4 | 125873 | -14669 |
| 00 MAR | 206-05 1/2 | 206 1/4 | 204 3/4 | 205 | -3/4 | 213474 | +5457 |
| 00 MAY | 213 1/4-13 | 213 1/2 | 212 | 212 1/4 | -1/2 | 46964 | +663 |
| 00 JUL | 219-19 1/2 | 220 1/4 | 218 3/4 | 219 | -1/2 | 46691 | +918 |
| 00 SEP | 226 1/2 | 227 | 226 | 226 | -1/2 | 10324 | +365 |
| 00 NOV | 232 3/4 | 232 3/4 | 232 3/4 | -1/2 | 245 | ||
| 467942 | -6277 |
大豆 --- 小幅高値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 JAN | 469-69 1/2 | 470 1/2 | 464 | 465 1/4 | -3 1/2 | 85172 | +936 |
| 00 MAR | 476-77 | 477 1/4 | 470 3/4 | 471 3/4 | -3 3/4 | 29604 | +363 |
| 00 MAY | 483 1/2 | 483 1/2 | 477 3/4 | 478 3/4 | -3 1/2 | 19511 | +239 |
| 00 JLY | 489 1/2-89 | 489 1/2 | 483 | 484 1/4 | -3 3/4 | 20838 | -727 |
| 00 AUG | 491 | 491 | 484 1/2 | 484 3/4 | -3 3/4 | 1560 | +8 |
| 00 SEP | 489 | 485 1/4 | 485 1/4 | -2 1/4 | 395 | +7 | |
| 166382 | +834 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| DEC | 14570 | -180 | DEC | 1622 | -4 | DEC | 239 1/4 | -4 | 104.30-104.61 |
| JAN | 14440 | -200 | JAN | 1641 | -3 | MAR | 255 1/4 | -4 | |
| MAR | 14390 | -180 | MAR | 1671 | -3 | MAY | 266 | -3 | |
| MAY | 14400 | -200 | MAY | 1700 | -5 | JUL | 276 1/4 | -2 1/4 | |
| 本日の相場の動き |
休日を前にして閑散ムードとなり値幅も限られる。
本日のマーケットはまさにサンクスギビング前にて、取引ボリュームは少なく、動きもスローな展開となった。
朝方の寄り付きこそ、中国、台湾が米国産大豆を10万トン以上買い付けたという観測から大豆が買われる展開となったが、これがマーケットをさらに押し上げていくほどの強材料とはならず徐々に値を戻していくこととなった。 今週末にかけて予想されている南米の降雨が本日のマーケットでは弱材料視されたこと、そして先日エジプトが買い付けたUS産小麦の価格がマーケットの予想を大きく下回る価格であったという話から小麦市場が下落していたことも弱材料として作用し大豆市場は強含みから逆に弱含みの展開へと値を崩していった。 と言ってもまさにサンクスギビング前の時間短縮相場ということもあってスローな動きに変わりはなかった。
一方のコーンは寄り付きからほぼ変わらずのスローな展開となり、値動きの少ないボックス圏での取引が続き、閑散マーケットと言える状態となっていた。 マーケット中盤まで値幅が1セント以内という狭いレンジ内での取引が続いた。
その後も穏やかなマーケットが続いていたが、今年のUS産大豆のプロテインは当初言われていたほど悪くないといった見方から大豆粕が弱含むと、それにつられる格好で大豆への売りも徐々に増えていく展開となり、大豆は一時4〜5セント安値まで値を下げていった。 この場面でコーンも12月の受け渡し数量がかなり大きくなるのではないかといった見方がマーケットで噂され約1セントの安値まで見たが、動きが鈍くそれ以上の下落には至らなかった。
本日の終了時刻を前にして大豆市場の下げもそれ以上は進まず、結局は引けにかけてやや値を戻し、大豆で3-1/2〜3-3/4安、コーンで1/2〜3/4安と小幅安値に止まった。
本日のファンドポジションは、コーンにて1,500コントラクトの買い越し、大豆にて400コントラクトの売り越しであったと考えられている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国大平原地域・中西部
昨日は概ねドライ、今後週末にかけてもドライな状況が続くであろう。 南西部地域は引き続き水分が不足していて、今後さらなる悪化も懸念される。 北部地域は今週前半の降雨により幾分かは改善された。中西部の冬小麦地域はここ2日間で40%の範囲に0.25〜1.00インチの降雨があり、生育環境も改善されるであろう。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
アルゼンチン
昨日は概ねドライで、今夜から金曜日朝方にかけて降雨がある見込み。 量にして0.25〜1.00インチ、範囲50%となる予想で主に南西部に降る事となろう。 北東部については引き続き水分が不足しており、生育の悪化を避けるためにも降雨が望まれるところ。 今週の降雨により小麦の収穫遅れは若干に止まったが、来週は遅れも大きくなりそう。
ブラジル
昨日降雨あり、量にして0.25〜1.00インチ、範囲20%となった。 今後2日間降雨も限られるが、週末にかけて増加していくと見られている。 今後5日間の降雨量は0.25〜1.25インチ、範囲は70%となろう。 コーン、大豆の生育にとってこの雨が恵みとなり、初期生育も順調に推移するであろう。
< 南米天候 6〜10DAYS >
アルゼンチンは平年並みの気温、そして平年並から平年以上の降水量と予想される。
ブラジルは南部が平年並からそれ以上、北部は平年並みからそれ以下の気温、そして平年並みから平年以上の降水量と予想される。
南アフリカ
昨日は概ねドライであったが、本日から金曜日にかけて量にして0.25〜1.00インチ、範囲にして70%の降雨が予想される。 この雨により、土壌水分、生育の改善が見られるであろう。
| 本日の発表等 |
本日は特に主だった発表はありませんでした。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
短期的な焦点は週末の南米の天候。
市場ではサンクスギビング明け翌日のマーケットは強含むというジンクスがあるそうだ。 最近のマーケットはこのジンクスが金曜日の強材料に上るくらい新規の材料に欠けているように思える。 そんな中ではあるが、今週末の南米の天候には注意を払っておく必要があると考える。 今現在、アルゼンチン、ブラジルともに降雨予報が出ており、実際降れば生育にはひと安心で売られる可能性もあるし、予報が出ていたにも拘わらず予想より降雨量、範囲ともに少なめということにでもなれば買われる可能性もある。 どちらにせよ今週末の天候次第によって動く可能性があり、これが短期的なマーケットの焦点と考える。
今後のコーンの中長期のマーケットを予想するに当たってはファンダメンタルズを振り返っておきたい。 すでに供給サイドはほぼ確定、潤沢な在庫が米国内にあるのは間違いない。 となると、需要サイドに目を移すことになるが、一番のシェアを占める飼料用需要も先日のキャトルオンフィードの数字が好調であったものの飼料用小麦がコーンの需要を食い始めている状況もあって現在USDAが予想している55億ブッシェルが大きく増加していく傾向にもない。
FSI需要も既に18.8億ブッシェルと大きめの数字が予想されていること、またFSI需要の性格上、劇的に伸びる可能性も少ない。 あえて言えば好調な輸出ペースが聞こえてくる輸出需要くらいか。 確かにこのままのペースでいくとUSDAが予想する19.25億ブッシェルを超えて20億ブッシェルという声もまんざら大げさな数字でもないように思える。 しかし、言われているとおり中国メイズがその需要を虎視眈々と狙っている。 やはり、潤沢な期末在庫が今後の需要の盛り上がりによって減っていくというシナリオは読みづらい。
となると、来年度のUS産コーンの作付けの話題が上る時期にならないと、コーン自身のファンダメンタルズから大きく買い上げられていく相場を予想しづらく、それまでは常に潤沢な期末在庫がコーンの上値を抑えるというシナリオが今更ながらに見えてくる。
ファンダメンタルズ以外の要因を考えると最近顕著に見られる動き、つまり他商品特に大豆につられるという動きか、ファンドの動きが今後を決める焦点となってくると思われる。 大豆はまさに南米の天候が相場を左右することとなり、ファンドは現在のショートポジションをさらに膨らませていく事が可能かどうかだ。 現在の市場は南米をある程度順調に推移するものとして織り込んでいるように思えるし、ファンドもオプションを含めるとまだショートポジションを膨らませたままの状況でローンレート近くにある値位置から大きく売り込んでくることは予想しづらい。
こう振り返ってみると、ごく当たり前のような結論しか見えてこなくなるが、今年も中長期的には上値は抑えられ、ある程度値幅も限られた動きとなると予想でき、その中においては、今現在やや下の値位置にマーケットはあるのではないか。 年明け以降残っている農家の売り物が出てくるころに、今以上の安値も期待できるが、それを除けば現在のレベルより上で推移する時間の方が長いのではないかと予想する。
(大豆)
意見は変らず、しばらくはレンジ内での取引の継続。
先週金曜日に安値をつけたあと値を戻している事、昨日一昨日と2日間とも値を上げている事、特に昨日は安値をつけてからのリカバリーであり今日もその流れをなくさなければ短期的に上昇相場に向かっていると見る事ができたが、マーケットは高値を維持できなかった。トーレードボリュウームが少ない中で一部の売りからの下げとはいえ、相場はまだ方向感を見つけられずにいる。
経験から感謝際の翌日は相場が上がる事がなぜか非常に多いが、これも来週以降の上昇トレンドに結び付くかといえばそうは思わない。本格的な上昇のためにはひとつ大きな要因が必要であろう。南米の天候異変という状況がない限り、中期的に本格的な相場の反転は起こりえない。農家売りが少ないという事実はいずれ農家が売って来るという事であり、上値に対する抵抗も依然として大きい。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)